横須賀市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
横須賀市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の神奈川県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
・神奈川県南東部の三浦半島のほぼ中央部に位置し、東岸は東京湾、西岸は相模湾に面している。それぞれ海岸線には海水浴場や横須賀港などが整備されている。
・標高100〜200メートルの山地がある。
・気候は暖流の影響により、冬でも比較的温暖である。
・交通網は、JR横須賀線、京急本線、京急久里浜線が東部を縦断している他、横浜横須賀道路が中央部を通り、横浜市や鎌倉市などへのアクセスに便利である。
・市内には米軍施設・自衛隊関連施設が多く、その面積は合わせて市域の6.4パーセントを占める。
・江戸時代末期に黒船が来航した浦賀水道をはじめとする歴史探索スポットや、オーシャンリゾート施設が充実しており、県内屈指の観光都市という側面も持っている。
基本データ
横須賀市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約101㎢
・可住地人口密度…約5500人/㎢
人口統計
・人口総数…約39万人
・年少人口率(15歳未満)…約10%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約58%
・高齢人口率(65歳以上)…約32%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-11人
・外国人人口数…約6000人
・転入者数…約1万4000人
・転入率(人口1000人当たり)…約36人
・転出者数…約1万5000人
・転出率(人口1000人当たり)…約38人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約2030億円
・歳出額…約1990億円
・地方税…約590億円
・財政力指数…0.81
・実質公債費比率…6.4%
・将来負担比率…約32%
・経常収支比率…約102%
・地方交付税依存度…6.6%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
横須賀市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・横須賀市は周囲を海に囲まれ、急傾斜地が多く「日本一トンネルが多い土地」といわれている。
・気候は暖冬涼夏で、豊富な自然を有していることから、市内各地で農業が営まれてきた。
・「横須賀キャベツ」は全国的に知られる名産品。なかでも温暖な三浦半島は、キャベツの生産に適しており、国内有数のキャベツ産地。さらに横須賀で採れる野菜を「よこすか野菜」と呼び、ブランド化にも力を入れている。
・横須賀市といえば「マグロ」が有名だが、実は「イワシ」もよく獲れる。その差は水揚げ量にして4倍以上で、「サバ・マアジ」と並んで横須賀の3大地魚に数えられるほど慣れ親しまれてきた。毎年10月に横須賀魚市場で行われる「よこすかさかな祭り」は、様々な催しが開催され、多くの市民で賑わう。
工業・産業
・横須賀市は東京湾・浦賀水道に面する地形で、古くは戦艦などの造船業が盛んな地域であった。1865年(慶応元年)に開設された「横須賀製鉄所」を中心に軍都が形成され、鉄鋼業や造船業が急成長。昭和期においても大日本帝国海軍の拠点となった。
・横須賀市は、自動車産業や電気機械産業が発展している。特に自動車を含む輸送用機械産業は、製造業における大きなシェアを占め、主幹産業へと成長した。横須賀港で取り扱われる貨物でも、その多くは自動車関連である。具体的には輸出貨物・輸入貨物ともに完成自動車が9割以上を占める。
・日本の発電技術の開発を担うシンクタンク兼研究機関でもある「財団法人電力中央研究所」や「日本電信電話横須賀研究開発センター」など電機関連の大型研究所があるのも横須賀市の特徴である。
商業・サービス業
・横須賀市は江戸時代、浦賀を中心に発展してきた。1720年(享保5年)、奉行所が伊豆下田から浦賀に移ったことをきっかけに、諸外国との商取引が盛んになる。
・戦後には大規模な米軍基地が造られ、その周辺で闇市が発展した。それが現在の商店街「若松マーケット」へと転身する。
・スカジャンの発祥地「どぶ板通り」が有名である。アメリカと日本の文化が融合した独特の雰囲気が特徴で、アパレルショップや美容室、アクセサリショップなどが軒を連ねる。
・その後、商圏は横須賀中央駅を中心に広がり、1997年(平成9年)の「横須賀モアーズシティ」をはじめとして、大型商業施設が次々にオープンした。2020年(令和2年)にオープンした「コースカベイサイドストアーズ」は160以上のお店が入る大型ショッピングセンターで、新たな横須賀のランドマークとして注目が集まった。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。