小田原市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
小田原市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の神奈川県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
・神奈川県の南西部に位置し、南部は相模湾に面している。
・市の南西部の箱根連山と東部の曽我丘陵に囲まれる形で平野部を形成しており、その中央を酒匂川が相模湾へと注いでいる。
・風光明媚な景観と、夏は涼しく冬は暖かい温暖な気候で、保養地として人気がある。
・交通手段が充実しており、鉄道ではJR東海道新幹線・東海道本線・御殿場線、小田急小田原線、伊豆箱根鉄道が、道路網では西湘バイパス、小田原厚木道路などの幹線道路により近隣へのアクセスを便利にしている。
・都市化が進んでいるのは酒匂川流域と海岸線の周辺で、特に小田原駅周辺は市内で屈指の賑わいを見せている。
・鴨宮を中心とした周辺は複数の大型商業施設により、大規模な商業圏を形成している。
・小田原駅の南には市のシンボルである小田原城が建ち、多くの観光客が訪れている。
基本データ
小田原市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約114㎢
・可住地人口密度…約2700人/㎢
人口統計
・人口総数…約19万人
・年少人口率(15歳未満)…約11%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約59%
・高齢人口率(65歳以上)…約30%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-4人
・外国人人口数…約3000人
・転入者数…約7000人
・転入率(人口1000人当たり)…約37人
・転出者数…約6000人
・転出率(人口1000人当たり)…約33人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約1040億円
・歳出額…約1000億円
・地方税…約330億円
・財政力指数…0.96
・実質公債費比率…1.8%
・将来負担比率…約23%
・経常収支比率…約93%
・地方交付税依存度…1.3%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
小田原市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・小田原市は市域中央部に酒匂川が流れており、川沿いには水田地帯が広がる。市の南部から西部にかけては箱根山麓に位置し、傾斜地での果樹栽培が盛んである。東部では畜産業が見られる。
・農業産出額が高いのはミカンやお米、生乳、日本ナシなどである。特にミカンは代表的な特産品として挙げられ、江戸時代から栽培されているといわれている。「湘南ゴールド」や「大津みかん」、「青島みかん」など、様々な品種のミカンが栽培されている。
・梅栽培が盛んであり、神奈川県内でも有数の産地で、江戸時代に刷られた十返舎一九の滑稽本、「東海道中膝栗毛」にも梅が小田原の名産として登場している。
・水産業では小田原漁港が有名である。アジやイワシの他、オシツケやスミヤキなど小田原特有の食文化を代表する魚が水揚げされる。
工業・産業
・小田原の地は戦国時代、北条氏の城下町として栄えた。その後、江戸時代になると小田原藩の城下町として発展した。
・歴史が古い土地であるため、「小田原提灯」や「小田原漆器」、「小田原鋳物」など地場産業が多くあるのが小田原市の産業の特徴である。
・近代では「テクノランド小田原」や「西湘テクノパーク」などの工業団地が整備され、多くの企業が市内に進出した。
・分野別では化学工業や情報機器製造業、電気機器製造業が製造品出荷額の多くを占めている。
・食料品製造業ではかまぼこが有名で、相模湾で獲れるオキギスを原料に江戸後期に作られるようになった。
商業・サービス業
・小田原は古く小田原城の城下町として栄え、東海道の沿道に商業機能が集積していた。
・近代に入ると鉄道網が発達し、駅を核として中心市街地が広がるようになる。特に小田急線とJR東海道線が交わる小田原駅は市の中心駅として機能している。
・高度経済成長期には人口も増え、それと同時に商業面でも目覚ましい発展を見せる。
・駅前には百貨店などの大型商業施設が出店し、1976年(昭和51年)には地下街「アミーおだちか」が開業した。その後、「HaRuNe小田原」に改称され、長きにわたり小田原の商業のシンボルであり続けている。
・地下街には農産物直売所や総菜屋さん、お肉屋さんなど生活に密着した商店が集積している。
・市内を通る幹線道路である国道1号線や国道255線沿いにも飲食店や量販店が軒を連ねている。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
近隣の市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
下記のとおりまとめているので、しっかり目を通しておきましょう。