東京都庁の面接対策で重要な、都の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、面接カード、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
東京都ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の東京都内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
都の概要
・日本の首都であり、政治、経済、文化などあらゆる面で日本の核となる都市を形成している。
・都庁所在地は新宿区。
・面積は、日本で3番目に小さいにもかかわらず、1,000万人以上の人口を抱え、人口密度は全国最高を示す。
・東京都は23の特別行政区からなる中心部と多摩や狭山の郊外地区の他に、太平洋に浮かぶ伊豆・小笠原諸島を含んでいる。
・産業は商業など第三次産業が圧倒的に多く、他県と比べると偏りが著しい。
基本データ
東京都の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
統計
・総人口…約1405万人
・総面積…約2194㎢
・世帯主月収…約55万
・1世帯貯蓄高…約1760万
・男性平均寿命…約81.1歳
・女性平均寿命…約87.3歳
※最新のデータに基づいて算出
文化・教育
・総合博物館…9館
・科学博物館…9館
・歴史博物館…35館
・美術博物館…38館
・野外博物館…1館
・動物園…3園
・植物園…0園
・動植物園…0園
・水族館…1館
・体育施設…3115施設
・劇場、音楽堂等…119館
・全国学力調査正答率(小学校)…71.0%
・全国学力調査正答率(中学校)…63.5%
・学習塾数…3766ヶ所
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
東京都の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・東京都の農地面積は総面積の3%程度と少なく、年々減少しているが、地域の環境や特性を活かした農業が行なわれており、都内で農業の中心地となっているのが多摩地域や北多摩地区である。
・西多摩地区では山間地を利用した農業が行なわれている。生産物は、野菜、果実、花木などバラエティに富んでおり、大都市にすぐ供給できるという利点を活かした作物を生産。
・「東京ブランド」の名を冠した農畜産物が開発されており、東京生まれのキウイフルーツ「東京ゴールド」や、東京都を代表する伝統的なブランド野菜として、ウドの新品種「都香(みやか)」などが注目を集めている。
・水産業では、伊豆諸島や小笠原諸島周辺海域などの島しょ地域、東京湾や多摩川、江戸川などが漁場となっており、島しょ地域の漁獲量は東京都全体の約9割を占め、全国的にも有数の恵まれた漁場となっている。魚種別では、キンメダイが約2割を占め、アジ類、テングサ、トビウオなどが続く。
・東京都の森林面積は総面積の3分の1を占め、そのうち6割の森林が多摩地域にあり、貴重な緑地空間としての役割を担っている他、水資源の保持や、二酸化炭素の吸収など、都民の生活に欠かせない様々な機能を果たしている。
工業・産業
・東京都には大手企業の本社が集中し、東京証券取引所や日本銀行の本店、マスコミや出版など情報発信に携わる主要な企業が置かれるなど、日本経済や金融市場の中核を成している。
・産業別の比率は、小売業などの第三次産業のサービス業が9割以上、製造業などの第二次産業が約2割。観光都市としての魅力も大きく、ブランド力の向上や外国人観光客の誘致にも力を入れており、観光産業も活発化している。
・製造業では、東京湾沿岸部に多くの工場が集まっている他、大田区や足立区、墨田区などに町工場が多くある。そのほとんどが、従業者9人以下の中小零細企業で、主に金属製品の製造や、出版・印刷に携わっている。
・関東大震災以降に進出し、近代工業の発展を支えた町工場は、第二次大戦の空襲による被害や、バブル経済の崩壊など、様々な困難を乗り越えてきた。近年では産業構造の変化やIT技術の発達による国内産業の空洞化に直面しているが、高い技術力を活かした競争力の強化や、関連分野の拡大などで克服を目指している。
商業・サービス業
・東京は日本の首都であり、経済・商業の中心地である。長い間転入超過が続き、東京都の人口は令和2年時点で約1,400万人となる。日本国民のうち10人にひとりが東京都民となる計算。
・東京が栄えるようになったのは江戸時代である。江戸(現在の東京都)に幕府が置かれたことから、江戸城を中心に開拓が進んだ。明治時代に入ると、西洋文化がいち早く入り、鉄道、郵便、電話などのインフラが整備された。それに伴い、着物が洋服になり、ちょんまげはザンギリ頭になるなど生活スタイルが変化していった。このように東京は、当時から流行の最先端の地だったと言える。
・東京では毎年のように新たな商業施設がオープンし、再開発も盛んである。2018年(平成30年)開業の「東京ミッドタウン日比谷」(東京都千代田区)や「原宿ZERO GATE」(東京都渋谷区)、2019年(令和元年)オープンの「渋谷スクランブルスクエア」(東京都渋谷区)、「COREDO室町テラス」(東京都中央区)、2020年(令和2年)の「東京ミズマチ」(東京都墨田区)や「有明ガーデン」(東京都江東区)など、枚挙にいとまがない。
・「爆買い」に象徴されるインバウンド需要にも注目が集まっている。都内の百貨店やドラッグストア、100円均一ショップなどは訪日外国人客の観光の新定番になっており、企業独自の「外国人向けイベント・キャンペーン」を実施する動きも盛んになっている。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接カード
東京都庁の面接カードの内容を掲載しています。
これを参考に、実際に面接カードを作ってみましょう。
※過去のものとなりますので、あらかじめご了承ください。
【Ⅰ類A】
・東京都を志望した理由について書いてください。
・あなたがこれまでに学んだ専門分野・研究内容、その成果及びそこで得られた経験などを書いてください。受験する試験区分(職種)に関係するものがある場合は、そのことを中心に書いてください。
・上記1、2の記入内容を踏まえて、あなたが東京都で実現したいことを、具体的に書いてください。2で記入したことをどのように活かせるかについても書いてください。
【Ⅰ類B】
・あなたがこれまでに学習したこと又は研究した内容などを書いてください。受験する試験区分に関係するものがある場合は、そのことを中心に書いてください。
・あなたがこれまで力を入れて取り組んだことについて、取組期間も含めて書いてください。(3つ以内・箇条書き)
・これまで取り組んだことのうち、成果や達成感を得た経験(1つ)について、あなた自身の行動を中心に具体的に書いてください。
・東京都を志望した理由について書いてください。
・東京都に採用されたらやってみたいことについて、具体的に書いてください。
隣接する都道府県
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する都道府県については理解を深めておきましょう。
埼玉県
千葉県
神奈川県
山梨県
都内の市
都庁を受験するのであれば、管轄する都内の市についても理解を深めておくことが必要です。
下記のとおりまとめているので、しっかり押えておきましょう。