品川区役所の面接対策で重要な、区の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、面接カード、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
品川区ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の東京都内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
区の概要
まずは品川区の概要について整理しておきましょう。
・東京湾に面し、東京23区の南部に位置する。
・JR東海道新幹線を始め、JR在来線、私鉄、地下鉄、モノレールなどを合わせて40もの駅が置かれ、交通アクセスに非常に優れている。
・立地を活かし、多くの企業・NPO・研究機関などが連携して、新たなモノ作りに取り組んでいる。
・100を超える商店街があり、地域商店の振興が根強い。
・古くからの住宅地や歴史ある寺社が残っている一方、近代的なウォーターフロントの開発も進むなど、様々な顔を持っている。
基本データ
品川区の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約23㎢
・可住地人口密度…約1万8500人／㎢
人口統計
・人口総数…約40万人
・年少人口率（15歳未満）…約12％
・生産年齢人口率（15～64歳）…約68％
・高齢人口率（65歳以上）…約20％
・人口1000人当たりの人口増減数…約-6.7人
・外国人人口数…約1万3000人
・転入者数…約3万1000人
・転入率（人口1000人当たり）…約76人
・転出者数…約3万3000人
・転出率（人口1000人当たり）…約83人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約2400億円
・歳出額…約2360億円
・地方税…約530億円
・財政力指数…0.56
・実質公債費比率…-4.4％
・将来負担比率…0％
・経常収支比率…約75％
・ラスパイレス指数…99.1
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
品川区の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・品川区は、西部が武蔵野台地、東側は東京湾に面した埋め立て地が広がる。古くは東海道が品川の地を走り、江戸から1番目の宿場「品川宿」が置かれていたことでも有名である。かつての品川区は宿場町として栄え、町を支える漁業や農業も盛んだった。
・農業では、目黒川や立会川流域の低湿田地帯で稲作が作られるようになり、その後も発展していくこととなる。
・江戸時代になると、西日本からの入植者によってネギが持ち込まれ、品川宿周辺で育てられるようになる。「品川ネギ」と呼ばれ、特産品へと成長していった。江戸時代後期には「品川カブ」、「大井ニンジン」などの品川固有の農産物も登場する。
・江戸時代には漁業も行われ、ヒラメや芝エビ、シラウオ、イカなど様々な魚種が水揚げされていたが、関東大震災以降、田畑は宅地や工場へと変わり、区全体が都市化した。現代では農業や水産業は衰退し、第一次産業の就業者割合は0.1％ほどとなっている。
工業・産業
・品川区は、京浜工業地帯発祥の地として有名である。古くからモノづくりが得意な企業が集積する街として発展してきた。
・近年は、大崎・五反田エリアが「五反田バレー」と呼ばれるほどIT企業の進出が進み、製造業とIT企業が融合するエリアとなっているのが特徴である。
・国内外へのアクセスに恵まれた品川エリアでは、国内だけでなく海外の大手メーカーも数多く存在し、日本のビジネスシーンにおいて重要な場所となっている。
・次世代産業を創出する新たな拠点を目指して、品川産業支援交流施設「SHIP」が2015年（平成27年）6月に開設された。SHIPは、エンジニアやデザイナーなど起業家精神のある国内外クリエイターや、ベンチャー、中小、大手企業などが交流する場として人気である。イベントホールやオフィスだけでなく、オープンラウンジ、3Dプリンターまで備えた工房がある。
商業・サービス業
・品川区は江戸時代には宿場町として栄え、明治になるといち早く鉄道が整備された。官営の硝子製作所が造成され、日本の近代工業の先駆的存在として成長していくこととなる。その後、関東大震災を経験し、区内の開発がさらに進展。鉄道網が張り巡らされ、区内全体の都市化が進んだ。
・主要駅は大井町駅や五反田駅、目黒駅など（品川駅は港区）。
・主要駅前には大型商業施設が立ち並び、人気の商店街が数多くある。商店街では「戸越銀座商店街」が有名。日本最大級の規模を誇り、約400のお店が軒を連ねる。全長は1.3kmで、都内で最も長い商店街である。
・天王洲アイル駅や品川シーサイド駅周辺はオフィス街やビルが立ち並ぶ。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接カード
品川区役所の面接カードの内容を掲載しています。
これを参考に、実際に面接カードを作ってみましょう。
※過去のものとなりますので、あらかじめご了承ください。
・氏名
・性別
・年齢
・住所
・あなたが品川区の職員を目指した理由を書いてください。
・あなた自身の能力（性格）のうち、仕事で最も活かせるものを、その理由も含めて一つ書いてください。
・これまでの経験の中で、最も力を注いだ取組内容を具体的に書いてください。
・前歴（アルバイト歴含む）がある場合は直近のものから順に記入してください。
・品川区での勤務経験（非常勤職員、臨時職員、任期付職員含む）がある場合は直近のものから順に記入してください。
・就職後の状況について書いてください。
・資格免許（国家資格、検定資格、免許、TOEIC等）があれば記入してください。
・併願状況について書いてください。
隣接する区
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する区については理解を深めておきましょう。