杉並区役所の面接対策で重要な、区の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、面接カード、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
杉並区ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の東京都内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
区の概要
まずは杉並区の概要について整理しておきましょう。
・東京23区の西端に位置する。
・「城西地区」と呼ばれる住宅都市である。
・正妙寺川、善福寺川、神田川の3つの川が流れ、都会にありながら、緑と自然豊かな景観が残されている。
・高円寺や阿佐ヶ谷などを始めとする商店街も数多くあり、下町の風情が漂う地域である。
・安産祈願で有名な「大宮八幡宮」は、東京の重心にあることから「東京のへそ」と呼ばれ、パワースポットとなっている。
・全国のアニメ制作会社の約4分の1が集中しており、練馬区と並びアニメ産業の集積地としても有名。
基本データ
杉並区の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約34㎢
・可住地人口密度…約1万7400人／㎢
人口統計
・人口総数…約57万人
・年少人口率（15歳未満）…約11％
・生産年齢人口率（15～64歳）…約68％
・高齢人口率（65歳以上）…約21％
・人口1000人当たりの人口増減数…約-6.6人
・外国人人口数…約1万5000人
・転入者数…約4万3000人
・転入率（人口1000人当たり）…約76人
・転出者数…約4万6000人
・転出率（人口1000人当たり）…約80人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約2710億円
・歳出額…約2590億円
・地方税…約680億円
・財政力指数…0.62
・実質公債費比率…-5.2％
・将来負担比率…0％
・経常収支比率…約83％
・ラスパイレス指数…99.0
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
杉並区の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・杉並区の地形はおおむね緩やかで、比較的自然に恵まれている。区内の農地面積は区面積の約1％、第一次産業に携わる人口は全就業人口の0.03％とごく少数である。
・多数の消費者に囲まれた環境を活かし、地産地消の取り組みが積極的に行われている。主な農産物にはトマト、ダイコン、ナス、キャベツなどがあり、さらには花や植木の生産も有名である。
・市場や業者への出荷割合が高く、区の緑化事業に携わっている団体もある。
・都市農業への理解を深めてもらうことを目的として、農地を貸し出す区民農園が実施されている。3年に1度募集がかけられており、年額7,000円ほどで農地を借りることができる。区民からは好評で、倍率が3倍を超えることも珍しくない。
・杉並区は海に面していないため、水産業はほとんど見られない。
工業・産業
・商業やサービス業の比重が非常に高く、製造業をはじめとする工業の比重はわずか3％と極めて低いのが特徴的である。
・環境関連、電子・通信機器関連の製造品の出荷額は多く、杉並区の産業を支えている。
・杉並区はアニメ産業の地として有名である。国内に約600あるアニメ制作スタジオのうち約70が杉並区にあり、世界有数のアニメ産業集積地として知られている。
・アルプスの少女ハイジや機動戦士ガンダムなどの名作が杉並の地で誕生し、2005年（平成17年）には日本のアニメの歴史などを紹介する「東京工芸大学 杉並アニメーションミュージアム」が開館した。杉並区のアニメ文化を体験できる、入館料無料の施設として有名になった。
・西武新宿線上井草駅前には機動戦士ガンダムのモニュメントが設置されている。
商業・サービス業
・江戸時代、杉並は幕府の直轄領として管理され、甲州街道や青梅街道が走っていたが、近代になると都市近郊農村の街として発展した。
・1932年（昭和7年）に杉並区が誕生すると、都市人口の増加に伴い農地は減少した。代わりに商業やサービス業などの第三次産業が高い割合を占めるようになっていくこととなる。
・就業人口の90％以上が第三次産業に従事している。
・北から西武新宿線やJR中央線、京王井の頭線が区内を横断し、鉄道駅周辺を中心に商店街が並ぶ。
・荻窪駅周辺は中心市街地が形成され、大型の商業施設や小規模店舗が数多く集積している。
・高円寺駅前にある「高円寺純情商店街」は、ねじめ正一の同名小説でも知名度を上げた。また、高円寺駅前で行われる「東京高円寺阿波踊り」も有名。見物客は100万人を超えるともいわれる人気イベントである。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接カード
杉並区役所の面接カードの内容を掲載しています。
これを参考に、実際に面接カードを作ってみましょう。
※過去のものとなりますので、あらかじめご了承ください。
・公務員を志望する理由
・杉並区を志望する理由
・特別区以外の就職試験の状況（民間企業等の状況も記入）
・杉並区の職員として将来やりたい仕事とその理由
・長所
・短所
・特技、趣味
・自分を一言であらわすキャッチコピー
・自己PR
・パソコンの使用状況（パソコンをどの程度使用できるかを記入）
・現住所の最寄駅、杉並区役所までの片道所要時間
・就職後の住所（転居先が決まっている場合は住所、最寄駅、所要時間を記入）
・職員住宅への入居希望の有無（希望者全員が入れるとは限りません。採用内定後、再度希望調査します）
隣接する市・区
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市・区については理解を深めておきましょう。