三鷹市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
三鷹市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の東京都内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
・東京都のほぼ中央部に位置し、武蔵野台地の南端部にある。
・市域は住宅地が多く、北端にはJR中央本線、東端には京王井の頭線が走り、渋谷や新宿など都心の主要部へのアクセスに便利である。
・武蔵野の面影を残す風景も多く、市民の憩いの場所である井の頭恩賜公園をはじめ、仙川の上流となる新川丸池公園などが緑地として整備されている。
・かつては太宰治や山本有三など多くの文人たちが生活を送っていた。このため、文人ゆかりの施設や記念碑なども市域に点在している。
・1980年代に「高度情報通信システム」(INS)実験のモデル都市に指定された。それ以来、各種の情報通信基盤の整備やシステム化を図っており、市民生活や行政サービスなどに活かしている。2011年(平成23年)の第1回経営革新度調査では「行政への市民参加度」が全国第1位に選ばれるなど、市政のあり方や運営に他都市からも高い評価を得た。
基本データ
三鷹市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約16㎢
・可住地人口密度…約1万1900人/㎢
人口統計
・人口総数…約19万人
・年少人口率(15歳未満)…約13%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約65%
・高齢人口率(65歳以上)…約22%
・人口1000人当たりの人口増減数…約2.4人
・外国人人口数…約4000人
・転入者数…約1万3000人
・転入率(人口1000人当たり)…約67人
・転出者数…約1万2000人
・転出率(人口1000人当たり)…約63人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約920億円
・歳出額…約890億円
・地方税…約380億円
・財政力指数…1.14
・実質公債費比率…0.8%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約92%
・地方交付税依存度…0%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
三鷹市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・三鷹市は、江戸時代から稲作を主とした農業が営まれてきた地域で、かつては多くの水田があった。当時の主要作物は米、ムギ、ヒエ、ゴマといった穀物類である。
・戦後の復興とともに穀物類から野菜類へと主要作物が変化した。近年は市街地農業が行われており、市内に残ったわずかな水田は、農業体験などに利用されている。
・市内では約250戸の農家が農業を営んでおり、野菜や果物を栽培している。農業産出額は約7億2千万円で、そのうち約9割が野菜と果物である。野菜ではブロッコリーやジャガイモ、キャベツ、トウモロコシなどの生産が盛んである。果物ではキウイフルーツが三鷹市の特産品として有名で、キウイフルーツを使用したお菓子やワインも製造されている。
・海に面していない三鷹市では、水産業はほとんど見られない。
工業・産業
・三鷹市は、1933年(昭和8年)に「正田飛行機」と「三鷹航空」が開設されたことをきっかけに、多くの工場が市内に進出した。それにより東京でも有数の工業都市として発展する。
・昭和中期頃になると、軍需産業の増加に伴って、市内の工業従事者も急増する。市の人口が大きく伸びた。
・1937年(昭和12年)には「日本無線電信電話」が三鷹市に進出し、1941年(昭和16年)には「中島飛行機三鷹研究所」が設立され、市の発展に貢献した。
・戦後は自動車関連産業が台頭するものの、その後、バブル崩壊を機に多くの工場が撤退していく。
・市内の製造業事業所は約150で製造業の就業者比率は5.1%と、割合的には少ないが、「輸送用機械器具」、「業務用機械器具」や「印刷・同関連」などの先端技術系の工場が活発になってきている。
商業・サービス業
・三鷹市の前身は古く、明治維新後に神奈川県と東京内の10の村が合併し誕生した、神奈川県北多摩郡三鷹村になる。その後1893年(明治26年)に、三鷹村を含む三多摩全体が東京府に移管され、三鷹市として発展した。もともとは農村地帯として機能していた市だったが、関東大震災をきっかけに住宅地化し、商業が発展するようになった。
・市内には約1,000店舗の商店が点在し、卸売業・小売業を主とした商業が営まれている。
・主要駅である三鷹駅は中央線の停車駅で、日々多くの乗客に利用されてきた。周辺には大型店やチェーン店などが集積している。特に駅の南側は市内最大級の繁華街が広がる。
・地元密着の商店街が多いのも特徴的で、20を超える商店街が存在している。
・郊外の幹線道路沿いには、大型のロードサイド店舗が点在しており、ニーズや客層によって、様々な施設を選ぶことができる。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市・区
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市・区については理解を深めておきましょう。