小平市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
小平市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の東京都内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
・東京都のほぼ中央に位置する。
・武蔵野台地の上部に当たり、地形は平坦になっている。
・市域にはJR武蔵野線、西武国分寺線・西武多摩湖線・西武新宿線・西武拝島線と5つの鉄道路線が走り、都心や近隣都市へのアクセスが便利である。
・市域全体は主に住宅街となっているが、農業・商業・工業も盛んに行われている。
・ブルーベリー栽培発祥の地とされ、日本三大産地のひとつに数えられている。
・大正時代から学園都市の構想があったことで、市内には6つの大学があり、文教都市としても有名である。
・郵便ポストの旧式丸型ポストが市内に37本あり、自治体では日本一の数を誇る。
基本データ
小平市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約21㎢
・可住地人口密度…約9700人/㎢
人口統計
・人口総数…約20万人
・年少人口率(15歳未満)…約13%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約64%
・高齢人口率(65歳以上)…約23%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-0.9人
・外国人人口数…約5000人
・転入者数…約1万1000人
・転入率(人口1000人当たり)…約56人
・転出者数…約1万人
・転出率(人口1000人当たり)…約54人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約930億円
・歳出額…約900億円
・地方税…約310億円
・財政力指数…0.95
・実質公債費比率…2.0%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約83%
・地方交付税依存度…1.3%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
小平市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・小平市は、もともと水資源に乏しい地域で人が生活するのには適さない場所であったが、江戸時代に玉川上水が開削され、江戸の近郊農村として開発された。その後は米や野菜の収穫を中心に農業が営まれている。
・近年は農家の減少が見られ、第一次産業に携わる人口は全就業人口のわずか0.2%ほど。
・野菜や果樹、花、植木などが栽培されており、特にナシやブルーベリーが特産物として有名になった。特にブルーベリーは、山梨県北社市・茨城県つくば市に並んで、日本3大ブルーベリーの地としても知られている。
・市民が農業を身近に感じられるよう、市内の農園では体験型農業の提供がされている。野菜の収穫など、市民が農業を体験できるよう市が推奨している。
・海に面していない小平市では水産業はほとんど見られない。
工業・産業
・小平市は都心部へのアクセスが良く、戦後はベッドタウンとして発展した。
・昭和時代には工場が進出しはじめ、人口が急増した。市内の産業は製造業を軸に成長していくようになる。
・市内の製造品出荷額は昭和から平成にかけて、立川市や国分寺市など隣接7市と比較して高い水準を保ち、ピーク時は年間8,000億円を超える出荷額を誇っていた。
・業種別では「情報通信機械器具製造業」や「ゴム製品製造業」、「食料品製造業」などの割合が高いのが特徴である。この3業種で市内製造業の多くを占めており、特定業種に特化した産業構造が見られる。
・小平市は通勤や物流における利便性が高いことから、企業の研究施設が多く立地している。新たな技術開発も積極的に行われている。
商業・サービス業
・小平の地は江戸時代、徳川家康によって青梅街道が整備され、宿場町として発展した。明治期になると川越鉄道(現在の西武国分寺線)が開通し、昭和初期には西武新宿線や西武多摩湖線が走るようになる。その後、大規模団地も造成され、ベッドタウンとして人口が増加し、商業においても大きく栄えるようになった。
・第三次産業に携わる就業人口の割合が高く、市内を走る鉄道沿線を中心に大小様々な商業施設が集積している。
・商店街の数が多く、なかでも一橋学園駅周辺には12ヵ所もの商店街が集中している。他にも、小川駅周辺や花小金井駅周辺などを中心に、市内には34ヵ所近くの商店街が点在している。近年は規制の緩和により大規模チェーン店なども増えてきているが、地域の商店街の活性化を促すために、商店街ではお祭りなども定期的に行われてきた。
・市によって「小平市商店街の活性化に関する条例」が制定され、地元商業の発展を推進している。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。