東村山市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
東村山市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の東京都内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
・東京都のほぼ中央部北部に位置し、北部は埼玉県と隣接している。
・武蔵野台地のほぼ中央にあり、北西部には狭山丘陵があるため、西から東にかけて緩やかに傾斜がある。
・市内には雑木林や田園風景など武蔵野の面影が残されており、豊かな自然と市民生活が調和している。
・市域にはJR武蔵野線、西武新宿線・国分寺線・多摩湖線・西武園線と多くの鉄道路線が縦横に走り、都心や近郊都市とのアクセスが便利。
・西武新宿線・国分寺線・西武園線が乗り入れる西部新宿線東村山駅は乗降客が多く、駅周辺は市の中心街となっている。
・農業や商業が盛んで、農業では植木やナシが生産されている。
・商業では大規模店舗の他、地元の商店街にも活気があり、地域振興を積極的に進めている。
基本データ
東村山市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約17㎢
・可住地人口密度…約9300人/㎢
人口統計
・人口総数…約15万人
・年少人口率(15歳未満)…約12%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約61%
・高齢人口率(65歳以上)…約27%
・人口1000人当たりの人口増減数…約0.8人
・外国人人口数…約3000人
・転入者数…約7000人
・転入率(人口1000人当たり)…約48人
・転出者数…約7000人
・転出率(人口1000人当たり)…約42人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約770億円
・歳出額…約740億円
・地方税…約210億円
・財政力指数…0.78
・実質公債費比率…2.4%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約87%
・地方交付税依存度…6.2%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
東村山市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・市の西側には狭山丘陵があり、そこから流れる柳瀬川や空堀川によって水資源が豊富で、古くから畑作が盛んであった。
・近年は市街地化が進み、第一次産業の就業者比率は1%未満へと減少している。
・特産品は、「多摩湖梨」と「サツマイモ」が代表的である。多摩湖梨のブランドは全国的にも知られており、「幸水」や「豊水」などの他に、市場にあまり出回らない希少品種も作られている。サツマイモは、古くから「きんとんの材料は東村山産きんときに限る」といわれるほど有名であった。
・東村山市は海に面していないために、水産業はほとんど見られない。
・渓流釣りが楽しめるスポットは豊富で、養殖事業を手掛ける企業などもあり、豊富な水資源を活用しようという動きが見られる。
工業・産業
・東村山の地は古くから鎌倉街道や川越街道が走り、交通の要衝として発展してきた。江戸時代には、幕府直轄領として開拓も進展した。それにより人口が増加すると、明治から大正時代にかけては養蚕が盛んになり、絹織物業が栄えた。その頃、狭山茶の茶畑も多く見られ、製茶業も隆盛を迎えることになる。
・近代に入ると工業化が進展した。製造品出荷額の内訳を見ると、はん用機械器具製造や食料品製造、化学工業などが高い割合を占めているのが特徴である。
・食料品製造ではパンやソース、納豆などを作る様々な食品工場が市内に置かれている。
・創業支援や企業間交流の促進にも積極的で、市内産業の活性化にも注力してきた。
商業・サービス業
・東村山市は古く、街道沿いの宿場町として栄え、明治期になると鉄道が複数路線を走るようになった。それにより人やモノの行きかいが盛んになり、都市化が進展した。
・1964年(昭和39年)に市制が敷かれ、東村山市が誕生した。
・1973年(昭和48年)に武蔵野線が開通したことをきっかけに、ベッドタウン化が進んでいった。
・中心駅は東村山駅や久米川駅、秋津駅など。東村山駅は市役所にも近く、駅前には多くの商業施設が並ぶ。
・西武新宿線の久米川駅には商店街が密集している。久米川駅から南西方向にかけては約700mの商店街が伸び、西武多摩湖線の八坂駅まで続く。
・東村山市は2020年(令和2年)に亡くなられたコメディアン・志村けん氏の出身地であり、東村山駅東口には通称「志村けんの木」が植えられている。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。