国立市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
国立市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の東京都内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
・東京都の中央部に位置し、都内で2番目に小さい市。
・市域はほとんどが閑静な住宅地で、一橋大学をはじめ、大学や高校などが多く集まる文教都市である。
・南部は多摩川から用水を引いた田畑が見られ、のどかな風景が広がっている。
・中心市街地は、JR「国立駅」で、そこから南に真っ直ぐに伸びる大学通りは、市のメインストリートである。道の両側には桜と銀杏の木が植えられ、春は桜並木、夏は新緑、秋は銀杏並木、冬はイルミネーションが楽しめる。
・交通面では、北部を東西に走るJR中央本線と中央部を蛇行しながら走る南部線、北部に向かう武蔵野線が通り、都心や近郊都市とを結んでいる。
基本データ
国立市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約8㎢
・可住地人口密度…約9500人/㎢
人口統計
・人口総数…約8万人
・年少人口率(15歳未満)…約11%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約65%
・高齢人口率(65歳以上)…約24%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-0.7人
・外国人人口数…約2000人
・転入者数…約5000人
・転入率(人口1000人当たり)…約66人
・転出者数…約5000人
・転出率(人口1000人当たり)…約62人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約400億円
・歳出額…約390億円
・地方税…約160億円
・財政力指数…0.99
・実質公債費比率…0.7%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約97%
・地方交付税依存度…0.2%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
国立市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・市域は、北部の立川段丘、南部の青柳段丘と水田地帯の3つに大別される。昔から市域の南部は湿地帯で水田に適しており、稲作をはじめとする農業が盛んであった。近年は野菜の栽培を中心に農業が営まれており、第一次産業に従事する人口は市内全就業人口の約0.8%となっている。
・国立市の特産品として知られるのが、ホウレンソウや小松菜などの「くにたち野菜」である。他にもブロッコリーやナス、梨などの生産が盛んで、市内で生産された農産物にはくにたち野菜のロゴマークが貼られる。
・市内谷保地域の水田で育てられているお米は「谷保産米」として有名。収穫された野菜や果物は市内の直売所などで販売されるなど、地産地消の取り組みにも積極的である。
・市民農園が複数点在し、農業体験ができる農業塾がある。
・海に面していない国立市では水産業はほとんど見られない。
工業・産業
・国立市は、江戸時代頃から現在の甲州街道を中心に民家が立ち並ぶようになり、農業と養蚕を主な産業とし発展してきた。
・戦後になると、住宅復興によって人口が急増した。大規模マンションなどの建設も進み、2017年(平成29年)の人口は、30年前と比較し約15%も増加している。市の面積の半分以上が宅地で、残りはほぼ道路等や農地で形成されている。
・市域のほとんどが文教地区に指定されており、教育・学習支援業が多い。
・工業分野で見ると、市内に工業用途の土地はほとんどないものの、就業人口の約10%以上が第二次産業に従事している。
・製造業を主とした事業所が複数点在しており、特に食料品製造業と印刷関連業、電気機械器具製造業の事業所が多いのが特徴である。
・市域南部に中央自動車道の国立府中インターチェンジや国道20号線が通っていることから、物流関連の事業所も多くなっている。
商業・サービス業
・農業を主産業として発展してきた国立の地は、戦後の住宅復興によって人口が増え、公共施設や団地が整備された。1967年(昭和42年)に「国立市」が誕生し、以降、都市基盤の整備などが行われ、堅調な発展を続けている。
・商業分野においては、昭和期から府中市の基地の影響を受け、米軍向けのホテルや飲食店などの商業施設が建てられるようになった。治安の悪化を懸念した市民を中心に「文教地区指定運動」が起こり、文教地区に指定されてからは、JR国立駅を中心に商業地が形成された。
・駅から南へとまっすぐ伸びる大学通りは市のメインストリートである。多くの飲食店や商店が立地し、沿道には街路樹が並ぶ。春には桜が咲き、毎年3月には「くにたちさくらフェスティバル」が開催されることで有名。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。