東大和市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
東大和市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の東京都内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
・東京都の北部に位置し、北部は埼玉県と隣接している。
・北部一帯は丘陵地となっており、東京都の重要な水源のひとつである多摩湖がある。多摩湖は「ダム湖百選」に選ばれ、四季を通じて美しい自然となっている。
・北部から中央部にかけて緩やかな傾斜となっており、中央部からは南部まではほぼ平坦で、北部を除いた市域全体に住宅地が広がり、都心のベッドタウンを形成している。
・鉄道は東部に西武多摩湖線、南部に西武拝島線がいずれも境界付近を通っており、西部には多摩モノレールが芋窪街道沿いに走って玉川上水駅と連絡している。
・丘陵地では豊かな自然を利用して狭山茶やナシが栽培されている。
基本データ
東大和市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約13㎢
・可住地人口密度…約7400人/㎢
人口統計
・人口総数…約9万人
・年少人口率(15歳未満)…約12%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約60%
・高齢人口率(65歳以上)…約28%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-0.4人
・外国人人口数…約1000人
・転入者数…約4000人
・転入率(人口1000人当たり)…約42人
・転出者数…約3000人
・転出率(人口1000人当たり)…約38人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約440億円
・歳出額…約420億円
・地方税…約130億円
・財政力指数…0.82
・実質公債費比率…-1.5%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約91%
・地方交付税依存度…5.1%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
東大和市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・市内の約23%の面積が貯水池になっている。市域の北部にある「村山貯水池」は、東京都内の他県にまたがらない湖の中では最大の大きさを誇る。
・畑は市域面積の約5%ほどとなっている。主に梨やリンゴ、ブドウなどの果実類の生産が盛んである。特に、「多摩湖梨」が有名で、「幸水」(こうすい)や「豊水」(ほうすい)、「長十郎」(ちょうじゅうろう)など様々な品種が栽培されている。
・市内には複数の農産物共同直売所が置かれ、地元の安全で新鮮な採りたての野菜や果物が販売されている。
・市民農園・観光農園の整備や収穫体験など、市民が農業に触れられる場も提供されている。
・海に面していない東大和市では、水産業はほとんど見られない。
工業・産業
・江戸時代の東大和市は、青梅街道が通過し交通の要衝として発展してきた。青梅で生産された木材や石灰などが多く運ばれ、江戸市中との交通が活発に行われていた。明治時代から大正時代にかけては貯水池建設が進められ、昭和期以降は近代化が進展。第二次世界大戦前後は市内に軍需工場が作られ、軍需産業が栄えた。なお、「旧日立航空機立川工場変電所」は戦災建築物として、市の文化財に指定されている。
・工業はあまり盛んではないものの、市内には製造業の工場が点在している。主に乳製品関連や化粧品、化学、半導体装置製造、モーターなどの製造工場が存在している。
・都心に近いことから、見学可能な工場があるのが特徴的である。
・毎年11月には農業や商工業に対する理解を深めてもらうことを目的として、「東やまと産業まつり」を開催している。すでに50回以上行われており、商工部門では企業の展示会や即売、模擬店などが行われる。
商業・サービス業
・市の南側には西武拝島線や多摩都市モノレールが走り、都心部へのアクセスが良好である。ベッドタウンとして人気も高く、昭和中期以降は人口が堅調に伸びている。
・中心市街地は西武拝島線の「東大和市駅」周辺。北口にはアミューズメント施設や食品スーパーなどの商業機能が集中している。
・東大和市駅を中心に市内には10を超える商店街が点在している。なかでも「富士見通り商栄会」は地域活性化の取り組みに積極的で、678mの商店街には様々なお店が並び、地元市民の買い物の場として機能している。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。