多摩市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
多摩市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の東京都内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
・東京都の多摩地域南部に位置する。
・全国的にも有名な多摩ニュータウンの中心であり、市内全域にベッドタウンが広がる。
・多摩川や多摩丘陵など自然が豊か。市の面積を占める公園の割合は東京都トップクラスで、「都立桜ヶ丘公園」や「多摩中央公園」などがある。
・交通面では、国道20号線、都道18号線、都道20号線など、主要な道路が通っており、京王線と小田急線、モノレール線など鉄道網も充実している。都心部へのアクセスも良好。
・「小田急多摩センター駅」や「聖蹟桜ヶ丘駅」の周辺に商業施設が集積しており、ショッピングを楽しめる。
・市内には全国初の屋内型テーマパークである「サンリオピューロランド」があり、「ハローキティにあえる街」として有名。
基本データ
多摩市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約21㎢
・可住地人口密度…約7100人/㎢
人口統計
・人口総数…約15万人
・年少人口率(15歳未満)…約11%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約60%
・高齢人口率(65歳以上)…約29%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-6.4人
・外国人人口数…約3000人
・転入者数…約7000人
・転入率(人口1000人当たり)…約45人
・転出者数…約7000人
・転出率(人口1000人当たり)…約46人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約750億円
・歳出額…約720億円
・地方税…約290億円
・財政力指数…1.12
・実質公債費比率…2.9%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約86%
・地方交付税依存度…0.1%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
多摩市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・多摩丘陵の北端部に位置する多摩市は、北に多摩川が流れており水源が豊富である。古くから丘陵の谷間に集落や水田が広がり、明治から大正時代にかけてはお米や麦、野菜など農業が盛んだった。昭和の高度経済成長期になると宅地化が進み、農地面積は徐々に減少していった。
・近年の第一次産業就業者割合は1%未満と数字で見ると少ないが、タケノコやナス、サツマイモ、白菜、ダイコンなど、四季を通じて様々な作物が栽培されている。
・生産されている農産物は、アンテナショップや直売所で売られるなど、地産地消の取り組みも積極的。聖蹟桜ヶ丘駅周辺では「いきいき市」と呼ばれるマーケットが開催されている。さらに市内産米を使用した地酒や味噌なども生産されている。
・多摩市は海に面していないため、水産業はほとんど見られない。
工業・産業
・市域全体の60%が多摩ニュータウンで占めており、昭和期にかけて住宅団地の開発や住宅の建設が進められてきた。それに伴い商工業が栄えるようになり、平成期には聖蹟桜ヶ丘駅や小田急多摩センター駅周辺が発展した。大手企業の本社ビルも多く置かれ、市内産業の中心地となっている。
・市の第二次産業の従事者割合は約14%で、製造品出荷額は約240億円。製造業の分野別では印刷関連業や電子部品・デバイス・電子回路製造業が多くを占めている。
・産業全体に占める情報通信産業の割合が高く、市内製造業と最先端技術を融合させた新たな事業創出の取り組みがされている。
・都心から30km圏内に位置し、交通網も充実していることから企業誘致に積極的で、進出企業に対する奨励金を用意するなど、さらなる発展に注力している。
商業・サービス業
・多摩市は古く、宿場が置かれ、宿場町として発展してきた。1925年(大正14年)には鉄道が開通し、交通網やインフラが整備されはじめた。
・1960年代頃からニュータウンの開発がスタートし、「桜ケ丘住宅地」や「多摩ニュータウン」をはじめとする大規模宅地開発が行われる。この一大計画により人口は増大し、1970年代には2万5,000人程度だった人口が、1990年代はじめ頃には14万人までに達した。
・市内の中心駅は京王線の聖蹟桜ヶ丘駅や小田急多摩線の小田急多摩センター駅など。聖蹟桜ヶ丘駅周辺は、再開発事業によって大型のショッピングセンターが建てられ、商業集積が見られる。小田急多摩センター駅にはオフィスビルや商業施設が並ぶ他、「サンリオピューロランド」の最寄駅としても有名である。ハローキティは多摩センター地区の親善大使に任命されている。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。