行田市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
行田市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の埼玉県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
・埼玉県の北部に位置し、利根川を挟んで群馬県と隣接している。
・県の名称にもなった埼玉古墳群をはじめ、城下町の面影を残す町並みなど多くの歴史的遺産に恵まれ、観光地としてのにぎわいを見せている。古墳群は前方後円墳など珍しい古墳が多く、古代史の謎を解く貴重な資料も数多く出土された。
・利根川水系、荒川水系の支流や灌漑用水が市域全体に網の目状に走り、北部では農業用地が多く見られ、のどかな田園地帯が広がっている。
・市の中央部は秩父鉄道が南北に横断し、沿線には住宅地が集まっている。市街地は秩父鉄道行田市駅を中心に形成されており、公共施設や商業施設が密集した地となっている。
・西端にはJR高崎線が走っているが、市域にあるのはJR行田駅のみである。
・道路は国道17号線と熊谷バイパス、国道125号線と行田バイパスの主要幹線が走り、重要な流通経路として県内各地と北関東地方を結んでいる。
基本データ
行田市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約67㎢
・可住地人口密度…約1200人/㎢
人口統計
・人口総数…約8万人
・年少人口率(15歳未満)…約10%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約58%
・高齢人口率(65歳以上)…約32%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-11.4人
・外国人人口数…約2000人
・転入者数…約2000人
・転入率(人口1000人当たり)…約30人
・転出者数…約3000人
・転出率(人口1000人当たり)…約33人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約360億円
・歳出額…約350億円
・地方税…約110億円
・財政力指数…0.69
・実質公債費比率…3.2%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約86%
・地方交付税依存度…12.4%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
行田市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・市域のほぼ全域が利根川と荒川から形成された沖積平野から成っており、気候は比較的温暖で、水資源が豊富である。土地も平坦であるため、古くから米や麦を中心とした農業が盛んに行われてきた。
・市内農業産出額の約半分を米が占めており、関東でもいち早く米作りが行われた。その稲作文化を発信するため、田んぼアートが行われていることでも有名である。2015年(平成27年)には世界最大の田んぼアートとしてギネス記録にも認定された。
・野菜や果物類などの生産も行われており、「青大豆」などの豆類は特産品のひとつである。市内には直売所も設けられており、市内で収穫された新鮮な農産物が販売されている。
・海に面していない行田市では、水産業はほとんど行われていない。
工業・産業
・純農村地帯であった行田市は、豊富な水資源や温暖な気候を活かし、近世になると藍染の綿布生産が盛んになった。さらに、長年培われた縫製技術によって、綿布を使った足袋作りも行われるようになる。近代に入ると足袋が大衆化され、さらに需要が拡大し、市内には多くの足袋工場や足袋蔵が建てられた。その後、靴下の普及により足袋産業は衰退したが、「行田足袋」は行田市の地場産業として地域に根付いている。
・近代工業では、自動車関連や食料品などの製造業が盛んである。市内経済に占める製造業の割合が比較的高く、埼玉を代表する工業都市として栄えている。
・市内には「富士見工業団地」「長野工業団地」「行田みなみ産業団地」などが立地しており、それらを中心に工場や事業所が集積している。
商業・サービス業
・行田市は、大正期から昭和初期にかけて鉄道が整備され、宅地化が進展した。市内中央を秩父鉄道が通過しており、中心駅は「行田市駅」となっている。
・駅前には商店街が立地し、市役所や税務署などの行政施設もいくつか見られる。
・「足袋蔵まちづくりミュージアム」や「足袋とくらしの博物館」など、行田市ならではの観光スポットがある。
・郊外には、国道125号線や国道17号線「熊谷バイパス」沿いを中心に、食品スーパーや量販店などが点在している。バイパスの持田IC付近には、多彩なお店が軒を連ねる大型ショッピングモールも立地している。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。