鴻巣市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
鴻巣市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の埼玉県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
・埼玉県の北東部に位置し、南西部には荒川が流れ、市域全体が平坦な地形になっている。
・市域は南北に長く、市の中央部をJR高崎線と国道17号線が並行して走り、JR「鴻巣駅」を中心に市街地を形成している。JR「吹上駅」までの沿線には住宅地が広がっている。
・市内では、花きや果樹などの栽培が盛んで、サルビアやマリーゴールドなどは日本一の生産量を誇る。
・雛人形が伝統工芸品であることから、町おこしとして毎年2月中旬から3月上旬にかけて「鴻巣びっくりひな祭り」を開催している。日本一高いピラミッドひな壇を市役所に設置などして、地域活性化を図っている。
基本データ
鴻巣市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約67㎢
・可住地人口密度…約1700人/㎢
人口統計
・人口総数…約12万人
・年少人口率(15歳未満)…約11%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約59%
・高齢人口率(65歳以上)…約30%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-2.8人
・外国人人口数…約2000人
・転入者数…約4000人
・転入率(人口1000人当たり)…約37人
・転出者数…約4000人
・転出率(人口1000人当たり)…約34人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約550億円
・歳出額…約530億円
・地方税…約150億円
・財政力指数…0.69
・実質公債費比率…4.1%
・将来負担比率…約8%
・経常収支比率…約90%
・地方交付税依存度…11.5%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
鴻巣市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・鴻巣市は、台地と低地からなる地形で荒川や元荒川などの河川が流れる。水源が豊富なため、古くから田園地帯が広がり、埼玉県を代表する穀倉地帯である。
・大消費地との距離が近いこともあり、施設野菜や花き栽培が盛んに行われている。野菜ではナス、キュウリ、トマト、イチゴなどが作られている。花き園芸では、多種多様な花の栽培が見られ、特にマリーゴールドやプリムラ、サルビアについては出荷量全国トップクラス。「こうのす花まつり」や「コスモスフェスティバル」など、花にちなんだイベントも多く開催される。
・果樹ではナシやブドウの生産が盛んに行われている。ナシの品種は幸水や豊水、新高などがあり、甘みとみずみずしさが特徴。ブドウは巨峰が有名で、消費者の人気も抜群で、農園によっては直売や直送をしている。
・海に面してないため水産業はほとんど見られないが、川では鮎やマス、うなぎなどが獲れる。
工業・産業
・江戸時代鴻巣市は、五街道のひとつである中山道の宿場町「鴻巣宿」が置かれ、宿場街として栄えた。徳川家康の鷹狩の休息地「鴻巣御殿」などが建てられたことでも有名である。またこの頃、農閑期の農民により雛人形が作られるようになり、これが鴻巣市の伝統産業へと成長した。鴻巣雛の名で江戸へ出荷されるようになり、現代でも鴻巣は国内有数の雛人形生産地である。
・赤物と呼ばれる獅子頭や達磨などの赤く染められた置物の生産も有名で、2011年(平成23年)には、その技術が国の無形民俗文化財に指定された。
・第二次産業の従事者割合は約24%で、製造品出荷額は約2,300億円。内訳は電気機械器具製造業、鉄鋼業、食料品製造業などが上位を占める。
商業・サービス業
・1954年(昭和29年)に市制が敷かれ、昭和期から平成初期にかけて人口が増大した。東京の住宅衛星都市としての役割を担っている。
・商圏は市を縦断する高崎線沿いに広がり、鴻巣駅周辺が中心市街地である。
・1990年代頃より駅前再開発事業が発展し、ショッピングセンターや高層マンションが多く建てられた。2007年(平成19年)には複合商業施設「エルミこうのす」がオープンし、市内経済に大きく寄与した。
・吹上駅周辺においても商業集積地が見られ、こちらは市北部の中心となる地区である。
・鉄道に沿って走る国道17号線には、多くのロードサイド店舗が点在しており、飲食店や食品スーパー、家電量販店など、ジャンルが多彩となっている。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。