朝霞市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
朝霞市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の埼玉県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
・埼玉県の南部に位置し、東京都練馬区に隣接している。
・1960年代の高度成長期での人口急増により住宅都市として発展し、武蔵野台地として平坦な地形を活かした住宅地が市域全域に広がっている。
・東西に東武東上線、南北にJR武蔵野線が走り、東京都心部やさいたま市中心部へのアクセスが良好。
・東武東上線朝霞駅や両線が交差する東武東上線朝霞台駅・JR武蔵野線北朝霞駅は人通りが多く、朝夕は通勤・通学の人たちで混雑する主要駅となっている。
・河岸をはじめ緑地が多く、田畑も一部で見られる。
基本データ
朝霞市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約18㎢
・可住地人口密度…約7800人/㎢
人口統計
・人口総数…約14万人
・年少人口率(15歳未満)…約13%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約67%
・高齢人口率(65歳以上)…約20%
・人口1000人当たりの人口増減数…約2.7人
・外国人人口数…約4000人
・転入者数…約9000人
・転入率(人口1000人当たり)…約66人
・転出者数…約9000人
・転出率(人口1000人当たり)…約64人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約620億円
・歳出額…約610億円
・地方税…約230億円
・財政力指数…0.98
・実質公債費比率…4.9%
・将来負担比率…約17%
・経常収支比率…約93%
・地方交付税依存度…0.4%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
朝霞市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・第一次産業の従事者割合は、全労働人口のうち1%未満とごく少数である。決して盛んとは言えないが、その多くを農業が占めており、朝霞市のニンジンが有名。大正時代、長人参の栽培に始まり、その後品種の開発が行われ、埼玉県内有数のニンジンの生産地としての地位を確立した。市内で採れるニンジンを使ったお菓子や料理も開発されており、朝霞市を代表する農産物となっている。
・朝霞市のプロモーションの一環として「あさか野菜deベジグルメ」という取り組みが推進されている。市内で生産・加工・消費を完結させることで、「made in Asaka」のブランド化を推進してきた。朝霞市内の生産農家と飲食店などの事業者を結び、各飲食店などの持ち味を活かした朝霞産の新鮮野菜を使用した商品やメニューを考案している。
・海に面していない朝霞市では、水産業はほとんど見られないが、釣りスポットや養魚場はある。
工業・産業
・朝霞市には、荒川や新河岸川、黒目川など、複数の河川が流れており、江戸時代には、新河岸川の舟運が栄え、江戸との行き来が盛んになった。特に大消費地・江戸への農産物の輸送に重宝され、市内の発展に大きな影響を与えた。
・江戸時代後期になると、豊富な水源を活かし、水車が設けられるようになり、米つきや銅を製造・加工する伸銅業が発達した。伸銅業は長きにわたり営まれ、動力を水車から電気へと移行しながら朝霞の地場産業として位置付けられた。
・2012年(平成24年)の製造品出荷額は約870億円で、内訳では、プラスチック製品、輸送用機械、金属製品、食料品などが上位を占める。
・食品製造では「醤油」が有名で、150年以上の歴史を持つ醸造所が市内にあり、昔ながらの味と製法が守り続けられている。
商業・サービス業
・朝霞市は江戸時代、江戸の食糧供給基地として栄え、市内農村から舟運を使って多くの農産物が運ばれていた。それにより発展が進み、川越街道の宿場「膝折宿」も置かれるようになる。これにより人の行きかいも増えるようになり、近代になると交通網の整備も進展した。
・1914年(大正3年)には東武鉄道が開通し、池袋と鉄道で結ばれた。この際、膝折駅が開設され、それがのちの朝霞駅となった。
・朝霞駅周辺には商業集積が見られ、「朝霞駅前商店街」がメインストリートとなっている。多種多様なお店が並び、通行量も多い。
・駅周辺は再開発が進められており、高層マンションや新たな商業施設が立地している。
・1973年(昭和48年)に開業したJR北朝霞駅やそれに隣接する東武東上線朝霞台駅周辺も栄えている。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市・区
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市・区については理解を深めておきましょう。