三郷市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
三郷市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の埼玉県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
・埼玉県の東南端に位置し、東部は千葉県、南部を東京都葛飾区に隣接している。
・千葉県と県境を成す江戸川と、西部を流れる中川の2大河川に挟まれた沖積平野である。
・1956年(昭和31年)に三郷村として発足した三郷市は、その8年後に町になり、1972年(昭和47年)に市制が敷かれた。
・かつては田園地帯が広がっていたが、つくばエクスプレスやJR武蔵野線の開通により、東京都心へのアクセスが向上した。都心20km圏内に位置する近郊都市として発展している。
・中心街となるJR「新三郷駅」周辺は、大型商業施設や高層住宅が建ち並ぶ一方、JR「三郷駅」周辺には住宅地が広がり、さらに宅地開発が進んでいる。
基本データ
三郷市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約30㎢
・可住地人口密度…約4700人/㎢
人口統計
・人口総数…約14万人
・年少人口率(15歳未満)…約13%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約60%
・高齢人口率(65歳以上)…約27%
・人口1000人当たりの人口増減数…約0.8人
・外国人人口数…約5000人
・転入者数…約6000人
・転入率(人口1000人当たり)…約43人
・転出者数…約6000人
・転出率(人口1000人当たり)…約39人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約630億円
・歳出額…約580億円
・地方税…約220億円
・財政力指数…0.94
・実質公債費比率…8.0%
・将来負担比率…約53%
・経常収支比率…約89%
・地方交付税依存度…3.4%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
三郷市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・三郷市は水と緑の自然に恵まれており、水の郷として有名である。市内ではこの自然と地理を活かした都市型近郊農業が盛んに行われている。
・野菜では小松菜やチンゲンサイ、パセリ、ホウレンソウ、レタスなどを主に生産している他、豊富な水資源を利用した稲作も見られる。
・市の特産品でもある小松菜の生産量は、全国的に見てもトップクラス。小松菜は短期間での出荷ができるため、種類や種蒔きの時期を考慮することで、年間を通して収穫することが可能となる。三郷市内の学校給食の食材としても広く使用されている他、加工品としても利用されている。
・市内には直売所が設置され、地産地消の取り組みに積極的である。
・海に面していない三郷市では、水産業はほとんど見られない。
工業・産業
・高度経済成長期には鉄道網や道路網が整備され、順調に発展していった。宅地も広がり、市制施行10年で人口が10万人を超す都市へと急成長を遂げた。
・三郷の地は、江戸時代は豊かな河川に恵まれていたため、藍染技術が発達していた。染の技法は今なお受け継がれている。
・製造品出荷額は約1,200億円で、内訳はプラスチック製品や金属製品、生産用機械器具などの製造業が盛んである。
・首都高速道路・東京外環自動車道・常磐自動車道の3つの高速道路を結ぶ三郷JCT・三郷IC周辺には工業や物流などの事業所が多く立地している。商工業の拠点に位置付けられ、市内産業の発展に大きく貢献している。
商業・サービス業
・三郷市は、高度経済成長期に大規模団地が造成され、宅地化・商業化が大きく進んだ。
・商業面では「新三郷ららシティ」と「ピアラシティみさと」が市の2大商業施設である。新三郷駅前にある新三郷ららシティは2008年(平成20年)に整備され、ショッピングや飲食、エンターテインメントが集積している。また、2005年(平成17年)にオープンしたピアラシティみさとは、スーパーや映画館などのエンターテインメント施設が充実している。いずれの施設も市内だけでなく、市外からも多くの買い物客が集まっている。
・大型ショッピングモールだけでなく、三郷市内には10の商店会があるのも特徴で、生活に密着した地域コミュニティの核として機能してきた。地域に根差した地元商店においては、三郷ならではの特色ある商品や食べ物を取り扱っている。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市・区
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市・区については理解を深めておきましょう。