蓮田市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
蓮田市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の埼玉県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
・埼玉県の東部に位置する。
・中心部から東端を流れる元荒川、西端の市境を流れる綾瀬川など大小の河川の他、多くの沼や池が点在し、水辺の多い都市である。
・JR宇都宮線が市民の足として東京都心部を結んでおり、蓮田駅を中心に住宅地が広がっている。
・道路は、主要路線として国道122号線が市域を縦断しており、県道・市道がこれに接続している。
・北西部を流れる見沼代用水流域では農業用地が広がり、稲作や果樹栽培が盛んである。中でもナシの栽培が多く、蓮田市の特産品となっている。
基本データ
蓮田市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約27㎢
・可住地人口密度…約2400人/㎢
人口統計
・人口総数…約6万人
・年少人口率(15歳未満)…約11%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約57%
・高齢人口率(65歳以上)…約32%
・人口1000人当たりの人口増減数…約0.4人
・外国人人口数…約1000人
・転入者数…約3000人
・転入率(人口1000人当たり)…約43人
・転出者数…約2000人
・転出率(人口1000人当たり)…約36人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約240億円
・歳出額…約220億円
・地方税…約80億円
・財政力指数…0.75
・実質公債費比率…4.3%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約85%
・地方交付税依存度…13.4%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
蓮田市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・蓮田市は、江戸時代に新田開発が進められ、その周辺に村が形成されるようになった。1727年(享保12年)には徳川吉宗の享保の改革により見沼用水が完成し、農業用水として重宝され、江戸への航路としても利用された。
・蓮田市の特産品としては梨が有名。県内でもトップクラスの栽培面積を誇り、明治期から作られてきた。1910年(明治43年)の大洪水の際、お米や野菜は全滅状態だったにもかかわらず、梨の被害がとても少なかったことから、それ以降、梨の栽培が蓮田市で広まっていったといわれている。栽培されている品種は「幸水」、「彩玉」、「豊水」など。彩玉は埼玉県の研究所で品種改良された県の独自品種で、大玉でみずみずしい味わいが特徴である。
・海に接していないことから、水産業に関しては盛んではないが、田んぼで育つコイ科の魚、ホンモロコの養殖が一部で行われているなどの取り組みが見られる。
工業・産業
・蓮田では江戸時代、用水・農地開発が進み農業が基幹産業となっていたが、1885年(明治18年)に蓮田駅が開業したことで近代化が進展した。1972年(昭和47年)には市制が施行され蓮田町が蓮田市となり、土地区画整理が進むようになった。
・工業は、圏央道へのアクセスが良好な市域北部で盛んに行われている。蓮田清水工業団地をはじめとする産業団地が造成されている。
・分野別ではプラスチック製品や電気機械の製造品出荷額が高くなっているのが特徴である。
・2012年(平成24年)には市内の南東部に東北自動車道蓮田スマートインターチェンジが完成した。周辺は産業集積拠点に位置付けられ、新たな土地利用の検討や企業誘致の取り組みが行われている。
商業・サービス業
・蓮田市は、埋蔵文化財の宝庫とも呼ばれ、市域のいたるところで遺跡が見つかっている。縄文時代の貝塚や古墳時代の古墳・直刀・勾玉など多くの歴史的遺産が出土し、古くから人が蓮田の地で生活を営んでいたことが分かっている。
・昭和期に入ると宅地化が進められ、首都圏のベッドタウンとして成長した。中心市街地は蓮田駅周辺に広がり、駅前には商店街や再開発ビルが並ぶ。
・東北自動車道が市域を縦断しており、岩槻ICと久喜ICの間にある「蓮田サービスエリア(上り線)」はNEXCO東日本最大規模としても有名である。ご当地グルメが楽しめる飲食店や地元ならではの特産品が購入できる土産店などが入り、蓮田市の魅力を発信する拠点として機能している。高速道路だけでなく一般道からもアクセスできるため、市内外問わず多くの人が訪れるスポットとなっている。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。