鶴ヶ島市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
鶴ヶ島市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の埼玉県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
・埼玉県のほぼ中央部に位置する。
・1991年(平成3年)に市制が施行され誕生した。
・首都近郊型の都市で、北東部の端を東武東上線、北西部の端を東武越生線が市境に沿うように走り、市域には3ヵ所の駅がある。各駅周辺にはそれぞれ住宅地が広がっているが、都市機能を備えた市街地はない。
・商業施設は市域を南北に縦断する国道407号線沿いに並んでいる。
・市の西部には、関越自動車道と首都圏中央連絡自動車道が交差する鶴ヶ島JCTがあり、北部に鶴ヶ島IC、南部に圏央鶴ヶ島ICと2ヵ所のICを持つため、物流拠点としての工場や倉庫群が多数存在している。
・住宅地周辺には緑が多く見られ、自然に恵まれた環境にある。
・古くから伝わる伝統行事「脚折雨乞」が4年に1度開催されている。
基本データ
鶴ヶ島市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約18㎢
・可住地人口密度…約4200人/㎢
人口統計
・人口総数…約7万人
・年少人口率(15歳未満)…約11%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約60%
・高齢人口率(65歳以上)…約29%
・人口1000人当たりの人口増減数…約1.9人
・外国人人口数…約2000人
・転入者数…約4000人
・転入率(人口1000人当たり)…約54人
・転出者数…約3000人
・転出率(人口1000人当たり)…約47人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約270億円
・歳出額…約260億円
・地方税…約100億円
・財政力指数…0.85
・実質公債費比率…6.5%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約89%
・地方交付税依存度…8.6%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
鶴ヶ島市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・東武東上線急行で池袋駅から40分ほどと都心へのアクセスが良い場所でありながら、緑が多く残る地域である。市内には飯盛川や大谷川などの河川が流入している他、湖沼もあり自然環境に恵まれている。
・年の平均気温は15℃前後で、年間降水量は約1,400mmと、農業に適した気候となっている。
・鶴ヶ島では江戸時代には大規模な新田開発が行われ、それ以来お米や麦などの生産が盛んになった。近年では宅地化が進み、第一次産業の就労人口比率は1%未満と決して高くはないが、歴史のある名産が多い。
・日本三大茶のひとつ「狭山茶」は特産品として特に有名である。お茶農家は市内に複数現存し、ふるさと納税の返礼品にもなっている。
・鶴ヶ島は海に面していないため、水産業はほとんど見られない。
工業・産業
・鶴ヶ島市の工業分野は、1965年(昭和40年)に旧陸軍坂戸飛行場跡地が再開発された、「富士見工業団地」の造成をきっかけとして発展した。
・富士見工業団地は、隣接する川越市や坂戸市にまたがっており、その開発面積は215ha。119haの住宅団地部分と96haの工業団地部分からなり、50社ほどの企業工場が立地している。ジャンルは、印刷関連やプラスチック加工、食料品などの分野が主力である。
・1996年(平成8年)に、圏央道と関越道を結ぶ鶴ヶ島JCTが完成した。これにより関越道方面から、東名、中央道方面に、都心を通らず抜けられるようになり、物流拠点も多く置かれるようになった。
・大手鉄道模型メーカーの工場があるのも鶴ヶ島市の工業の特徴で、市内で製造される鉄道模型「Nゲージ」は、鶴ヶ島市のふるさと納税の返礼品にリストアップされている。
商業・サービス業
・市内を走る東武東上線は、東京メトロ有楽町線や副都心線と相互直通運転をしているため、新宿、渋谷、銀座などの都内主要地に直接アクセスが可能となっている。首都圏へのアクセスの良さから東京のベッドタウンとしても機能しており、市内には住宅地が広がっている。
・市の中心駅は「鶴ヶ島駅」で、駅周辺には食品スーパーや商店街が並ぶ。
・鶴ヶ島駅の隣にある若葉駅には、大型ショッピングモール「ワカバウォーク」が立地している。シネマコンプレックスもあり、市内商業のシンボルになっている。
・郊外では国道407号線や鶴ヶ島IC付近の幹線道路沿いにも商圏が広がり、車で来店する利用者に対応可能な大型店舗などが点在している。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。