茂原市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、茂原市の概要について整理しておきましょう。
・千葉県の中東部に位置する。
・市街地をJR外房線と国道128号線が縦貫している他、北西部には千葉外房有料道路の起点となる桂ICがある。
・明治時代から天然ガスの排出地として発展し、現在も多くの工業技術を持った企業が存在している。
・市街地はJR外房線の沿線に形成されており、住宅地や商業地が集まっている。市街地から少し離れると、田園風景や森林など緑豊かな景観が広がっている。
・毎年7月にはJR茂原駅周辺一帯で房総地区最大級の呼び声もある七夕祭りが開催される。市民にも人気のイベントとなっている。
基本データ
茂原市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約100㎢
・可住地人口密度…約1000人/㎢
人口統計
・人口総数…約9万人
・年少人口率(15歳未満)…約10%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約56.5%
・高齢人口率(65歳以上)…約33.5%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-5.3人
・外国人人口数…約1000人
・転入者数…約3000人
・転入率(人口1000人当たり)…約35人
・転出者数…約3000人
・転出率(人口1000人当たり)…約31人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約370億円
・歳出額…約350億円
・地方税…約130億円
・財政力指数…0.80
・実質公債費比率…10.6%
・将来負担比率…約84%
・経常収支比率…約89%
・地方交付税依存度…10.7%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴

茂原市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・茂原市は、九十九里平野の一角にあり、地形は比較的平坦である。市内を阿久川や宮川など複数の中小河川が流れ、気候は1年を通じて比較的温暖となっている。
・農地は市北部と西部を中心に広がり、米や野菜、果物がバランス良く生産されている。代表的な特産品は、トマトや秋冬ネギ、マスクメロン、梨などである。
・長ネギは全国的にも高い生産量を誇り、減農薬栽培の取り組みも行われている。歴史も古く、堆肥を十分に施した畑で収穫される茂原のネギは、甘くておいしいと評判である。
・温暖な気候と砂地の土壌を有することからトマトの栽培も盛んで、暖房機を備えた高性能なハウス施設も数多く立地している。
・市内には農産物直売所が点在しており、新鮮な野菜や果物が販売されている。
・海に面していない茂原市では、水産業はほとんど見られない。
工業・産業
・茂原では明治時代、「南関東ガス田」(南関東一帯に分布する日本最大の水溶性天然ガス田)が発見されたことにより近代産業が発展した。ガス田は、1891年(明治24年)醤油醸造業者であった「太田卯八郎」が井戸を掘り進めている際に発見した。それ以降、茂原市は資源都市としての歩みを進めた。戦後には天然ガス企業が市内に多数進出し、茂原の基幹産業となった。
・天然ガスと併せて戦後茂原の基幹産業となったのは、テレビのブラウン管製造である。高度成長期のテレビの急速普及もあいまって、市内には大手家電メーカーがこぞって進出した。これにより、茂原市は企業城下町へと変貌し、工業製造品出荷額は県内でも上位に入る工業都市へと成長した。
・平成期になると工場の撤退などがあり一時衰退するものの、大手の製薬会社や鉄鋼企業の誘致に成功し、新たな工業都市への転換を図っている。
商業・サービス業
・茂原の商業は、鎌倉時代に建立された「藻原寺」の門前で、周辺の農海産物の商いが始まったのが起源とされている。
・江戸時代になると、街道の要所であった茂原は幕府の知行地として統治され、1606年(慶長11年)には、旗本として茂原に入った「大久保忠佐」によって「六斎市」が開催された。当初は九十九里産の塩の販売を目的としていたが、やがて海産物や衣服、日用品の販売をするようになっていった。今日でも毎月4と9がつく日に茂原市役所前から昌平町商店街にかけて約300mにわたり市が開催されており、街の風物詩になっている。
・市域中央にはJR外房線が走り、中心市街地は「茂原駅」となっている。昌平町商店街の他、多くの商業施設が集まる。
・郊外では、JR外房線に沿って走る国道128号線周辺に、ロードサイド店舗や大型のショッピングモールが立地している。
総合計画・基本構想等

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接質問リスト
茂原市役所の面接において、過去の受験生が実際に質問された内容をリストとして提供しています(下記のリンクからご確認いただけます)。
茂原市役所で定番の質問をはじめ、一部の受験生しか聞かれていないものの、「いざ聞かれると答えに窮する」「準備しておかなければ答えられない」ような難易度の高い質問も収録しました。
質問されることをあらかじめ把握しておけば、面接試験は決して怖いものではありません。
このリストへの回答を事前に準備することで、茂原市役所の面接試験を突破することができるでしょう。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
千葉県


所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。