我孫子市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
我孫子市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の千葉県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
・千葉県の北西部に位置する。
・1970年(昭和45年)に市制が敷かれ誕生した。
・市域は北の利根川と南の手賀沼に挟まれる形で形成されており、のどかな雰囲気に包まれている。
・市内にはJR常磐線と成田線によって都心部や成田国際空港へのアクセスに優れ、首都圏近郊のベッドタウンとして人気の街である。
・交通の結節点でもあるJR我孫子駅を中心とした西部地域が最も賑わっており、その他の地域は大型集合住宅や古くからの農家などが目立つ。
・市内には市民の森や公園など、自然を身近に感じ取れる施設が多く設けられ、さらに、数々の史跡や名所も点在しており、歴史散策を楽しむこともできる。
基本データ
我孫子市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約43㎢
・可住地人口密度…約3300人/㎢
人口統計
・人口総数…約13万人
・年少人口率(15歳未満)…約11%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約58%
・高齢人口率(65歳以上)…約31%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-1.8人
・外国人人口数…約2000人
・転入者数…約5000人
・転入率(人口1000人当たり)…約38人
・転出者数…約5000人
・転出率(人口1000人当たり)…約34人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約540億円
・歳出額…約520億円
・地方税…約170億円
・財政力指数…0.79
・実質公債費比率…1.6%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約88%
・地方交付税依存度…14.5%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
我孫子市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・我孫子市は北に利根川が流れ、市の南西部は手賀沼に面している。豊富な水資源を活かすかたちで、古くから農業が盛んに行われている。利根川・手賀沼沿いでは稲作が行われ、市の中央部では野菜をはじめとした畑作が見られる。
・野菜では主に、ホウレンソウや小松菜、レタスなどの軟弱野菜が作られ、その他にもキュウリやトマト、ピーマン、キャベツなど様々な種類の農産物が栽培されている。
・地産地消の取り組みに積極的で、市内で採れた農産物を学校給食に導入したり、地元食材を使った親子クッキング教室などを開いたりしている。
・2007年(平成19年)には農業拠点施設として「あびこ農産物直売所アンテナショップ」がオープンした。その後「あびこん」という名称に改称され、我孫子市の第一次産業の振興に大きく貢献した。
・水産業では、少数ながら手賀沼での漁業が行われており、フナや鯉、うなぎが獲れる。
工業・産業
・我孫子は江戸時代、利根川における水運が栄え、交通の要衝として発展した。明治期になると鉄道や道路網が整備され、近代化が進むようになる。大正から昭和にかけては「北の鎌倉」と称され、多くの文豪が我孫子に別荘を持ち、白樺派の拠点となったことでも知られている。
・産業構造としてはサービス業をはじめとする第三次産業の比重が高く、第二次産業の就業者割合は17%ほどと少なめである。そのなかでは、製造業と建設業が多くを占める。
・製造業の内訳では生産用機械、印刷、金属製品、プラスチックなどの分野が高い割合となっている。また、規模としては大きくないものの特産加工品も多くあり、みそや甘酒、佃煮などが挙げられる。
商業・サービス業
・我孫子市はかつて利根川の水運で栄え、水戸街道沿いに我孫子宿が置かれたことで宿場町として栄えた。昭和に入り交通網が整ってからは、東京のベッドタウンとして発展し、特にJR常磐線・成田線の開通により人口が増加した。電車を使って東京まで1時間圏内でありながら、自然豊かな環境が人気となっている。
・商圏は鉄道沿線に広がり、「我孫子駅」が中核駅となっている。駅前にある1994年(平成6年)開業の「あびこショッピングプラザ」は、約60ものお店が入るショッピングセンターである。規模は市内最大級で、市民の憩いの場としても機能している。
・道路では国道6号線や国道356号線が市内を横断し、沿道には家族連れなどをターゲットにした大型のロードサイド店舗が点在している。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。