鳥栖市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
鳥栖市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の佐賀県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
まずは鳥栖市の概要について整理しておきましょう。
・北部には脊振山地がそびえ、南部には筑紫平野が広がり、その中央を筑後川が有明海へと流れている。
・市街地は、JR九州の鳥栖駅を中心に周辺部へと広がり、昔より交通の要衝として発展してきた地域である。北九州から鹿児島を結ぶ国道3号、鳥栖から長崎市を結ぶ国道34号、鳥栖から大分県の別府市を結ぶ国道500号がここで交差している。
・JR鳥栖駅は九州の幹線である鹿児島本線と長崎本線への乗り継ぎ駅で、2011年（平成23年）には九州新幹線の新鳥栖駅が開業するなど、九州の交差点としての重要性は年々増している。
・行政は企業の物流拠点戦略をバックアップし、多くの産業団地が造成され、2004年（平成16年）から営業を開始した鳥栖プレミアムアウトレットをはじめ大手の流通センターが進出している。
・歴史ある地場産業として知られる田代売薬は、日本四大売薬のひとつとして全国的に有名である。
基本データ
鳥栖市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約72㎢
・可住地人口密度…約1500人／㎢
人口統計
・人口総数…約7万人
・年少人口率（15歳未満）…約15％
・生産年齢人口率（15～64歳）…約61％
・高齢人口率（65歳以上）…約24％
・人口1000人当たりの人口増減数…約0.7人
・外国人人口数…約1000人
・転入者数…約4000人
・転入率（人口1000人当たり）…約49人
・転出者数…約3000人
・転出率（人口1000人当たり）…約47人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約350億円
・歳出額…約340億円
・地方税…約130億円
・財政力指数…0.94
・実質公債費比率…0.4％
・将来負担比率…0％
・経常収支比率…約81％
・地方交付税依存度…4.6%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
鳥栖市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・佐賀県の最東端に位置している鳥栖市は、市域西部に九千部山や石谷山などの山間部が広がっている。一方、東部は佐賀平野の一部である。様々な作物を栽培するのに適した風土を有しているのが特徴となっている。
・市内では、米や麦を中心として、タマネギやキャベツなどの露地栽培も行われている。
・アスパラガスやイチゴなど温室栽培も盛んで、佐賀県のアスパラガスは全国でも指折りの生産量を誇る。なかでも鳥栖市は、全国に先駆けてハウス栽培に注力し、県内有数の産地として知られている。
・ニンジン特有のにおいを抑えた「プチキャロット」や、栄養素を豊富に含む「マコモタケ」など、新たな農産物の栽培にも積極的である。
・海に面していない鳥栖市では、水産業はほとんど見られない。
工業・産業
・鳥栖市の地では江戸時代、副業として薬の製造が盛んに行われていた。江戸時代後期には、田代売薬が地場産業へと発展した。富山・奈良・滋賀とともに、鳥栖は日本四大売薬のひとつに数えられている。特に佐賀の乱や西南戦争の際には、薬が不足したことで製薬業がより一層発展した。市内に本社を構える「久光製薬株式会社」は、その系譜を汲む製薬会社である。
・江戸時代には綿織物生産も盛んで、養蚕業が営まれていた。
・1954年（昭和29年）の市制施行後は、工場誘致政策を促進した。これにより数多くの企業や工場が市内に進出し、県内トップクラスの工業製造品出荷額を誇る内陸工業都市へと成長した。
・鳥栖市には産学官連携の「産業技術総合研究所九州センター」が立地している。2013年（平成25年）には九州初となる重粒子線がん治療施設が開業した。
商業・サービス業
・鳥栖の地では、江戸時代になると市域の東部は対馬府中藩の飛び地となり、田代領と呼ばれるようになった。長崎街道田代宿の宿場町として繁栄し、鳥栖市街地には長崎街道「轟木宿」の宿場も置かれた。
・市内には、九州新幹線やJR鹿児島本線、JR長崎本線などが通過し、中心駅はJR「鳥栖駅」。周辺には住宅地や商店街、複合商業施設などが立地している。駅の東側には、Jリーグチームサガン鳥栖のホームスタジアム「鳥栖スタジアム」（駅前不動産スタジアム）も立地している。
・北側にある九州自動車道の鳥栖IC周辺には、「鳥栖プレミアム・アウトレット」があることでも知られている。100を超える店舗が入っており、国内外の有名ブランドが多数出店されている。周辺地域からのアクセスも非常に良いため、九州を代表するアウトレットモールとして有名である。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。