長崎県庁の面接対策で重要な、県の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、面接カード、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
長崎県ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の長崎県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
県の概要
・九州地方北西部に位置し、四つの大きな半島を含め、1,000近い島々から形成されている。
・海岸線の距離は、北方領土を除いた北海道より長い。
・県庁所在地は長崎市。
・暖流の対馬海流の影響で、気候は温暖・リアス式海岸のため、魚の種類が豊富で、日本有数の水産県としても知られている。
・長崎市周辺の街並みには、和・洋・中様々な文化が息づいているのが特徴である。
・明治以降に長崎や佐世保を中心に軍事都市が進み、第二次世界大戦では原子爆弾が投下されたことでも有名である。
基本データ
長崎県の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
統計
・総人口…約130万人
・総面積…約4131㎢
・世帯主月収…約33万
・1世帯貯蓄高…約1080万
・男性平均寿命…約81.0歳
・女性平均寿命…約87.4歳
※最新のデータに基づいて算出
文化・教育
・総合博物館…2館
・科学博物館…0館
・歴史博物館…8館
・美術博物館…2館
・野外博物館…0館
・動物園…0園
・植物園…0園
・動植物園…2園
・水族館…2館
・体育施設…991施設
・劇場、音楽堂等…37館
・全国学力調査正答率(小学校)…62.7%
・全国学力調査正答率(中学校)…54.7%
・学習塾数…449ヶ所
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
長崎県の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・九州の北西部に位置する長崎県は、離島や半島地域が大部分を占めており、平坦地があまりなく複雑な地形である。そのため、農業に適しているとは言えないが、半島や湾、入江などの変化に富んだ土地を生かして様々な農産物を生産している。
・平地が少ないため畑作が中心となっており、山の斜面を使ったミカンの生産が盛んである。中でもビワは「茂木びわ」の名称で親しまれ、面積、収穫量ともに長崎県がトップで、全国の3割を占める。
・バレイショの収穫量は北海道に次いで2位で、いちごやアスパラガスなども産出額で上位を誇る。
・酪農においては全国屈指の和牛生産地であり、壱岐、五島、平戸など各地で肉用牛が飼育され、肉用牛の飼育数は全国でも上位である。
・世界でも有数の大陸棚が広がっており、対馬暖流など恵まれた漁業環境にあるため、全国でも1、2位を争う水産県となっている。
・イカ釣りや一本釣り、さし網、小型底びき網など様々な漁法からなる沿岸漁業の他、真珠の養殖も盛んに行われている。
・多種多様な水産資源が豊富なうえ、漁獲量も多く、2012年(平成24年)においては、アジ類やサバ類、ウルメイワシ、クロマグロといった水産物の生産量が全国1位となっている。カタクチイワシ、ブリ類、イセエビなども水揚げされている。
工業・産業
・世界でもトップレベルの技術を誇り、長崎県の重要な産業のひとつが造船業である。造船の歴史は古く、徳川幕府が1857年(安政4年)に国内初の艦船修理工場「徳川幕府 長崎鎔鉄所」を設立したのが始まりである。その後、民間企業が長崎鎔鉄所の事業を継承し、新船の建造や改造、メンテナンスなどを一貫して行なうことができる工場や機械の開発、技術継承しながら、現在も豪華クルーズ客船の建造や高速物流船の開発、発電プラントの建設を行なうなど、様々な分野に進出している。
・昭和初期には木造船の中小造船所などが誕生し、戦後、本格的な鋼鉄船の造船所へと発展した。近年では長きにわたって培ってきた独自の技術を生かし、内航貨物船や海上作業船、タンカー、旅客船など多岐に分野を広げている。このように、長崎の造船業は、大手造船所と中小造船所が共存しながら発展した。
・造船以外の製造業としては、電気機械や食料品、陶器などの焼き物が挙げられるが、第二次産業である製造業の比率は少なく、観光業が主な産業といえる。
・県庁所在地である長崎市や佐世保市には、グラバー園やハウステンボスといった、港街ならではの異国情緒あふれる観光施設が集まっている他、軍艦島や池島炭鉱など重要な遺産も多く残り、全国から観光客が集まっている。
商業・サービス業
・長崎県は、日本で最も多くの島の数を有し、複雑に入り組んだリアス式海岸があることから、海岸の長さは北海道に次いで全国2位である。歴史的な視点で見ると、遣唐使の派遣拠点や他国との貿易が盛んに行われ、古くから日本の玄関として重要な役目を果たしてきた県といえる。
・日本にキリスト教が広まったのは、フランシスコ・ザビエルが長崎県を拠点に布教活動を行っていたからである。また、豊臣秀吉は平戸港を通じてポルトガルとの貿易を行っていた。そのため、長崎県は経済の発展と同時に、ヨーロッパの文化が浸透した美しいキリシタンの街へと変化を遂げていった。「軍艦島」「大浦天主堂」などを含む「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、2018年(平成30年)に世界遺産登録された。
・長崎県の商業の中心は長崎市である。長崎駅周辺には「アミュプラザ長崎」「みらい長崎ココウォーク」などの商業施設が建ち並んでいる。
・長崎県の名物グルメといえば「長崎ちゃんぽん」で、全国チェーン「リンガーハット」の本店が長崎市にある。
・長崎市に続いて人口が多いのが佐世保市である。国内最大級のテーマパーク「ハウステンボス」があることでも知られる他、市名がそのまま商品名となっている佐世保バーガーは地元民のソウルフードとなっている。市内には佐世保バーガーを提供する飲食店が点在している。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接カード
長崎県庁の面接カードの内容を掲載しています。
これを参考に、実際に面接カードを作ってみましょう。
※過去のものとなりますので、あらかじめご了承ください。
・学歴(学校名、学部、学科、在籍期間、修学区分)
・職歴(勤務先、職務等内容、在職期間)
・他の就職試験、進学試験等の受験状況
・資格(語学系の資格、点数(英語検定、TOEIC、TOEFLなど)、取得年月も記載してください)
・志望の動機(11行)
・希望する仕事(9行)
・自己紹介(9行)
・所属クラブ、サークル等
・実習テーマ、卒業制作(論文)、ゼミナール等
・特技、趣味
・社会活動歴(ボランティア等)
隣接する都道府県
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する都道府県については理解を深めておきましょう。
佐賀県
県内の市
県庁を受験するのであれば、管轄する県内の市についても理解を深めておくことが必要です。
下記のとおりまとめているので、しっかり押えておきましょう。