諫早市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
諫早市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の長崎県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
まずは諫早市の概要について整理しておきましょう。
・長崎県のほぼ中央部に位置する。
・東は有明海、西は大村湾、南は橘湾と三方が海に面している。北には多良岳があり中央部までその裾野が広がっており、南部にある丘陵地との間の平野部に市街地が形成されている。
・市内には国道34号線、57号線、207号線、251号線の4国道と長崎自動車道が走り、鉄道もJR長崎本線、大村線、島原鉄道が通り、県内交通の要衝となっている。特に長崎本線と大村線が分岐・合流する諫早駅から島原鉄道・本諫早駅にかけての一帯は、公共施設や商業施設が建ち並ぶ市の中心街である。
・市の中央部を流れる本明川は、市街地を通って有明海に注ぎ、下流にある諫早平野は県下最大の穀倉地となっており、丘陵地帯では野菜やみかんなどが栽培されている。
・近年は諫早中核工業団地など積極的に企業誘致を実施している。長崎自動車道の開通に伴って、県内の産業拠点として発展している。
基本データ
諫早市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約342㎢
・可住地人口密度…約700人／㎢
人口統計
・人口総数…約14万人
・年少人口率（15歳未満）…約13％
・生産年齢人口率（15～64歳）…約56％
・高齢人口率（65歳以上）…約31％
・人口1000人当たりの人口増減数…約-3.8人
・外国人人口数…約1000人
・転入者数…約5000人
・転入率（人口1000人当たり）…約36人
・転出者数…約5000人
・転出率（人口1000人当たり）…約34人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約760億円
・歳出額…約740億円
・地方税…約170億円
・財政力指数…0.56
・実質公債費比率…6.5％
・将来負担比率…0％
・経常収支比率…約88％
・地方交付税依存度…19.1%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
諫早市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・長崎県の中央部に位置する諫早市は、長崎半島と島原半島の結合部にあたり、東は有明海（諫早湾）、西は大村湾、南は橘湾に面し、北部には多良岳がそびえる。市内を流れる本明川は、有明海に注ぎ、下流の諫早平野は干拓地と共に県下最大の穀倉地帯である。
・広い平野部では稲作をはじめ、唐比レンコン、ジャガイモ、タマネギ、ニンジン、トマトなどの野菜類の生産が盛んである。唐比レンコンは、出荷量が少なく幻のレンコンとも呼ばれる。
・市域西部の伊木力地区ではミカンが作られ、県内で初めてミカンの栽培が始まった土地としても有名である。「伊木力みかん」は、日本温州ミカンの祖といわれる。
・漁業では干拓事業を積極的に行ってきたため、就労人口比率は低く水産業はあまり盛んではないが、イワシ等の沿岸漁業、牡蠣やアサリの養殖が行われている。
工業・産業
・諫早市は、工業製造品出荷額で県内トップクラスを誇る、長崎県屈指の工業都市である。市内には「諫早中核工業団地」や「諫早貝津工場団地」、「山の手工業団地」など、複数の工業団地が立地している。
・長崎自動車道が走り、長崎空港も近いことから、大都市とのアクセスも良好である。その優位性を活かし、企業誘致にも積極的で、近年では電子機器、半導体、航空宇宙関連などの先端技術企業をはじめ様々な業種が見られる。
・諫早湾の干拓地は長崎県でも最大規模を誇る穀倉地帯となっており、バランスの良い産業構造を持つのが諫早市の特徴でもある。
商業・サービス業
・諫早市は、江戸時代に陸と海両面で交通の要衝に位置付けられており、長崎街道の宿場町として栄えた。市制の施行は1940年（昭和15年）で、2005年（平成17年）に1市5町（諫早市、西彼杵郡多良見町、北高来郡森山町、同郡飯盛町、同郡高来町及び同郡小長井町）が合併して人口は約13万人にまで増加した。
・長崎市、佐世保市に続く長崎県第三の都市となっており、市内にはJR長崎本線や島原鉄道が走る。中心市街地は諫早駅周辺に広がり、なかでも駅の南東部を流れる本明川沿いに商業機能が集積している。
・本明川では古くから良質なウナギが獲れたことから、市街地には多くのウナギ屋があるのも特徴で、肝焼き、かば焼き、ウナギ寿司など、多種多様なウナギ料理が楽しめる。
・本諫早駅近くには「アエルいさはや」が立地し、そこには昔から営業を続ける商店が並んでいる。
・郊外では、市内を通過する4本の国道沿いに、ロードサイド店舗が点在し、飲食店や家電量販店、大型スーパーなどが並んでいる。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。