都城市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
都城市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の宮崎県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
・宮崎県の南西端に位置し、南は鹿児島県と接している。
・市の中央をほぼ南北に大淀川が流れ、東の鰐塚山と西の霧島連山に囲まれた都城盆地である。
・交通網は、九州縦貫自動車道の都城ICをはじめ、5本の主要国道が整備され、JR日豊本線と吉都線の乗り継ぎ駅という南九州の交差点的場所に位置している。
・都市計画において市街化調整区域と市街化区域の線引きを撤廃した唯一の都市で、ゆったりとした町並みが特徴である。
・薩摩藩領であったため鹿児島弁に極めて近い諸県弁を話すなど、薩摩の文化を色濃く残している。
基本データ
都城市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約653㎢
・可住地人口密度…約600人/㎢
人口統計
・人口総数…約16万人
・年少人口率(15歳未満)…約14%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約54%
・高齢人口率(65歳以上)…約32%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-6人
・外国人人口数…約2000人
・転入者数…約6000人
・転入率(人口1000人当たり)…約38人
・転出者数…約6000人
・転出率(人口1000人当たり)…約35人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約1250億円
・歳出額…約1220億円
・地方税…約200億円
・財政力指数…0.54
・実質公債費比率…4.8%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約91%
・地方交付税依存度…14.4%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
都城市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・宮崎県の南西部に位置する都城市は、周囲を霧島山地、鰐塚山地が囲み、市街地は盆地に形成されている。第一次産業が盛んな地として知られ、農業産出額は全国でもトップクラスである。
・畜産農家が多く、農業産出額のうち畜産分野が約8割を占めている。昭和中期頃より畜産専業農家の奨励を進め、産業育成を積極的に進めてきたのが背景にある。牛や豚、ブロイラーなどが肥育されており、肉用牛では「都城牛」が有名である。ふるさと納税の返礼品としても高い人気を誇る。
・野菜やお米の栽培が盛んで、ホウレンソウやキュウリ、サトイモなどが特産品である。焼酎の原料となるカンショの栽培も古くから行われてきた。
・果物ではイチゴが有名で、年間100t以上が生産されている。
・海に面していない都城市では、水産業はあまり見られないが、内水面漁業には意欲的である。市内には複数の養魚場がある他、アユやウナギなどの資源を守るための取り組みも行っている。
工業・産業
・都城の地は室町時代から島津家分家「北郷氏」によって治められており、地名は北郷氏が拠点としていた城郭「都城」に由来する。江戸時代になると川やため池などから用水を引き、新田開発を開始した。それにより農業が栄えるようになり、「都城茶」などの特産品が誕生した。近代においても第一次産業が市内経済をけん引しており、畜産業をはじめとして農業が盛んである。
・製造業においても食料品加工の分野が多く占めており、次に木材・木製品製造業などが続く。農家が自身で加工・販売まで担う六次産業化の流れも強く、地元の材料で多くの加工食品が製造されているのが都城市のモノづくりの特徴といえる。
・木製品では家具の他、和弓、木刀などが作られており、特に竹弓のシェアは全国でもトップレベルである。
・その他の伝統工業では「都城大島紬」や「薩摩絣」などの織物があり、こちらも市を代表する工芸品として知られてきた。
商業・サービス業
・都城の地では古く北郷氏が栄え、居城「都城」を中心に経済が発展した。その後、江戸時代になると都城は廃城となり、代わりに領主館が設けられた。ここを中心に町が形成されるようになり、都城市役所は領主館跡地の近くに立地している。その近辺が市の中心であることは昔から変わらず、商圏は都城駅から西都城駅にかけてがメインである。
・都城駅前にはホテルや商業施設が集積している。市から南へ延びる国道10号線・国道269号線は中央通りに位置付けられ、沿道には商店が点在している。かつては「寿屋百貨店」や「都城大丸百貨店」など地元百貨店もあったが、時代の移り変わりとともに惜しまれながら閉店した。近年は中心市街地のリノベーションにも取り組み、新たな街づくりに注力している。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。