霧島市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
霧島市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の鹿児島県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
・鹿児島湾の最深部に位置し、北部には霧島屋久国立公園の雄大な山々が連なっている。
・南部には、波静かな錦江湾に面する平野部が広がっている。霧島山系を源流とし、錦江湾まで流れる天降川流域は、稲作地帯となっている。
・扇状地が広がる河口部は、干拓されて農地が広がっている。
・全国に出荷されている主な特産物は、いちご、トマト、ごぼう、根深ねぎ、ソバ、肉牛、うなぎなどである。
・霧島市は、古くから薩摩地方と大隅地方、宮崎県を結ぶ交通の要衝であった。現在もJR肥薩線とJR日豊本線が合流する乗継駅で、有明海方面に繋がる国道504号線と小林市方面に繋がる223号線、そして宮崎市方面に繋がる国道10号線が合流する地区である。さらに、鹿児島空港が開港したことで、今後も交通要衝としての重要性が高くなると見込まれている。
・産業においては、国分隼人テクノポリスの指定を受け、ソニーや京セラなどのハイテク産業が進出している。
・霧島ジオパークは、九州で3番目(2010年)に日本ジオパークの認定を受けた公園である。
基本データ
霧島市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約603㎢
・可住地人口密度…約600人/㎢
人口統計
・人口総数…約12万人
・年少人口率(15歳未満)…約14%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約58%
・高齢人口率(65歳以上)…約28%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-0.6人
・外国人人口数…約1000人
・転入者数…約6000人
・転入率(人口1000人当たり)…約46人
・転出者数…約5000人
・転出率(人口1000人当たり)…約43人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約760億円
・歳出額…約720億円
・地方税…約160億円
・財政力指数…0.54
・実質公債費比率…6.6%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約83%
・地方交付税依存度…20.6%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
霧島市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・鹿児島県中央に位置する霧島市は、古くから交通の要衝として栄え、九州を代表する温泉地として有名である。
・市域の北部は霧島山地がそびえ、南側に平野部が広がっている。また、錦江湾に面しており、市内には天降川が流入している。その流域周辺には田畑が多く立地しており、農業や畜産業が営まれている。
・主な農産物は、霧島茶やあいら新ゴボウ、イチゴ、トマト、スイカ、サトイモなどである。特に霧島茶は歴史が古く、鎌倉時代から作られていることで有名である。お茶の品評会では何度も賞を獲得し、市を代表する特産品として高い知名度を誇る。
・畜産業では、黒豚や黒牛、さつま地鶏などの肥育が盛んである。畜産品の産出額は全国でも有数。
・錦江湾ではカタクチイワシ漁が活発に行われている。カタクチイワシは海面いけすでの養殖も行われ、カツオ一本釣り漁の生餌にも利用されてきた。
工業・産業
・霧島の地では江戸時代、国分城が築城され、その周辺は城下町として栄えるようになった。明治期になると道路網や鉄道網も整備され、近代化が進展した。
・1972年(昭和47年)には鹿児島空港が開港した他、同時期に九州自動車道も通るようになる。インフラが整備されると、工業も発展した。高度技術集積都市を目指すべく、1984年(昭和59年)には「国分隼人テクノポリス構想」がスタートした。
・市内には「鹿児島臨空団地」と「国分上野原テクノパーク」などの工業団地が立地している。鹿児島臨空団地は空港や高速のインターチェンジからも近く、市を代表する産業拠点になっている。周辺には工業技術センターをはじめとする、工業関連施設も集積している。
・製造品出荷額の内訳では、電子部品・デバイス製造業や電気機械器具製造業が多くを占めている。
・地場産業として、黒酢や焼酎の生産が盛んで、市内には多くの製造会社があることで有名である。
商業・サービス業
・霧島市の旧隼人町は古くから温泉の街として知られ、鹿児島神宮も置かれている。市域北部には「霧島温泉郷」があることで有名で、大小9つの温泉から成り立ち、国内外から観光客が多く訪れる。
・旧国分市は江戸時代から葉タバコの生産が盛んで、近年は大型の製造工場が多く立地し、工業化も進んでいる。
・市の中心となる駅はJR日豊本線の「国分駅」。周辺には市の中心市街地が広がり、市役所や警察署、高等教育機関などが集積し、行政・経済・文化の中心を担っている。
・隼人駅近くには大型のショッピングセンターが立地している他、市内の幹線道路沿いにはロードサイド店舗も点在するなど、大規模な商業施設も数多く存在している。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。