那覇市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、面接カード、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
那覇市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の沖縄県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
・沖縄本島南西部に位置し、1921年(大正10年)に市制施行した。
・かつての琉球王国の中心地で、市内には当時の面影を知る史跡や文化財が残されており、「首里城跡」や玉陵など9ヵ所が世界文化遺産に登録されている。
・亜熱帯気候により年間を通して温暖だが、台風の影響を受けやすく、年間降水量も2,000mmを超える程である。
・本土や県内の主要地を結ぶ交通の要所であり、沖縄の観光拠点として多くの観光客が訪れる。目抜き通りの国際通りは多くの商店が立地し、沖縄の生活や文化を伝えている。
基本データ
那覇市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約41㎢
・可住地人口密度…約7700人/㎢
人口統計
・人口総数…約32万人
・年少人口率(15歳未満)…約14%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約62%
・高齢人口率(65歳以上)…約24%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-4.1人
・外国人人口数…約6000人
・転入者数…約1万7000人
・転入率(人口1000人当たり)…約53人
・転出者数…約1万7000人
・転出率(人口1000人当たり)…約53人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約1830億円
・歳出額…約1710億円
・地方税…約510億円
・財政力指数…0.83
・実質公債費比率…8.5%
・将来負担比率…約52%
・経常収支比率…約85%
・地方交付税依存度…5.9%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
那覇市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・沖縄の農業は、琉球時代に中国からカンショ(イモ)が伝わった頃から大きく変化した。その後、サトウキビから黒砂糖を作る製糖法が中国から伝来し、沖縄の主幹産業のひとつに成長していった。
・沖縄県は1年を通して気温が暖かく、冬場でも10℃を下回ることはめったにない。年間の平均気温は23℃ほどで、最高気温が30℃を超える日が100日以上になる年もあり、平均気温が20℃を超える月が8ヵ月も続く。
・那覇市では暖かい気候を利用した特色ある農産物が豊富で、ゴーヤー、菊、ラン、マンゴーなどが生育されてきた。沖縄野菜といえばゴーヤーのイメージが強いが、それ以外にもキャベツやレタス、かぼちゃ、キュウリ、トマト、冬瓜など多くの野菜が生産されている。
・果物の生産も豊富で、暑い地方で育つ熱帯果樹は糖度が高い傾向にある。具体的にはパパイア、バナナ、グアバ、パッションフルーツ、レイシ、スターフルーツなどが栽培され、特にマンゴー、パインアップル、シークワーサーの生産量は日本有数の地として知られる。
・海に囲まれた沖縄では、サンゴ礁の特性を活かした養殖やマグロ、ソデイカなどの沖合漁業が盛んである。
・沖縄のモズクは全国の生産の大多数を占める他、車エビ、シャコガイ、ヤイトハタやマダイ、ハマフエフキの養殖も行われている。
・沖縄沿岸で捕れる魚は色鮮やかな種類が多く、県魚として指定されているグルクンやイラブチャーなどが有名である。
工業・産業
・沖縄県における産業の特徴は、商業や金融、サービス業といった第三次産業の比率が高く、その割合は85%以上にのぼる。その傾向は那覇市でも同様で、割合では90%を超える。
・市としては全国で3番目に人口密度が高く、日本でも有数の人口密集地である。いかに商業施設や店舗が密集しているかがうかがえる。
・建設業や製造業などの第二次産業の割合は10%以下と低く、農業、漁業、畜産業といった第一次産業に至っては更に1%を下回る。
・第三次産業のなかで中心なのは観光業である。那覇市では、ホテルやレストラン、おみやげ品店をはじめ、食材を提供する食品加工業、清掃やクリーニング業務など、同業に従事する人口が多く、観光業にかかわる人数が多いという特徴がある。
・第二次産業の内訳では建設業が80%を占めており、製造業は20%以下というのも大きな特徴である。建築業においてもホテルや観光施設などの建設が多い。
商業・サービス業
・那覇市は、琉球王朝時代に、「商都」として中国・明をはじめとする海外貿易の窓口となり、繁栄してきた歴史がある。19世紀に入ると、那覇には西洋諸国の船が来航するようになり、日本が開国した前年の1853年(嘉永6年)に「ペリー提督」が上陸した話は有名である。
・1879年(明治12年)の廃藩置県で沖縄県庁が置かれることによって、那覇は商業だけでなく政治や経済・文化の中心地となった。その後、太平洋戦争が勃発し、1944年(昭和19年)の大空襲と1945年(昭和20年)からの沖縄戦によって街全体が焼失したが、1946年(昭和21年)には復興を開始した。
・1972年(昭和47年)には、沖縄の県都として基盤整備が進められ、近代都市として生まれ変わった。繁華街には、沖縄の玄関口としての役割も果たす「那覇国際通り商店街」が展開した。国際通り沿いには、約600の店舗やデパート、ホテルや事業所が建ち並び、グルメやショッピング、宿泊などあらゆる顧客ニーズに対応している。観光事業が盛んな那覇を象徴するように、観光客向けの土産店や地元ならではのアクティビティが楽しめるショップが多い点も特徴である。
・那覇市内には、大規模なショッピングセンターも充実している。なかでも、食品や家電・日用品など様々な買い物や映画が楽しめる複合商業施設「那覇メインプレイス」や、専門店街が充実している「イオン那覇店」は代表例のひとつである。
・海外旅行をせずとも、沖縄県外へ出発する方なら誰でも免税ショッピングができる路面店「Tギャラリア 沖縄 by DFS」は、国内旅行客にも人気である。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接カード
那覇市の面接カードの内容を掲載しています。
これを参考に、実際に面接カードを作ってみましょう。
※過去のものとなりますので、あらかじめご了承ください。
・あなたの自己紹介(自己PR)をしてください(75文字以内)
・特技、趣味
・部活、クラブ活動、委員等経歴
・あなたの長所
・あなたの短所
・最近怒ったこと
・最近感謝したこと
・最近笑ったこと
・希望する部署(所属課)
・那覇市職員を志望する理由(55文字以内)
・あなたが仕事をして行く上で大切にしたい事や、重要だと思う事を教えてください(55文字以内)
・あなたが挫折(苦労)した経験と、その克服方法を教えてください(75文字以内)
・あなたの成功体験(頑張った事や積極的に携わったこと)を教えてください(75文字以内)
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。