浦添市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
浦添市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の沖縄県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
・沖縄本島の南部地域と中部地域の境目に位置する。
・国道58号線や国道330号線などの幹線道路が貫通している。沖縄都市モノレール線が走るため、空港からのアクセスも良好である。
・琉球王国発祥の地として、歴史と伝統のある街としても有名な浦添市は、第三次産業が活発である。
・ユネスコ無形文化遺産である「組踊」や国の重要無形文化財である「琉球舞踊」など、沖縄の伝統芸能を鑑賞できる「国立劇場おきなわ」があるのも浦添市の魅力である。
・日本で最初の漆芸専門美術館があるなど、多くの文化施設を保有している。
・ハンドボール王国都市宣言を行っており、日本でも有数のハンドボールが盛んである。
基本データ
浦添市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約20㎢
・可住地人口密度…約6200人/㎢
人口統計
・人口総数…約12万人
・年少人口率(15歳未満)…約16%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約63%
・高齢人口率(65歳以上)…約21%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-0.4人
・外国人人口数…約1000人
・転入者数…約5000人
・転入率(人口1000人当たり)…約47人
・転出者数…約6000人
・転出率(人口1000人当たり)…約50人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約610億円
・歳出額…約590億円
・地方税…約170億円
・財政力指数…0.81
・実質公債費比率…5.4%
・将来負担比率…約16%
・経常収支比率…約88%
・地方交付税依存度…8.4%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
浦添市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・沖縄本島の南西部に位置する浦添市は、市域の西側は東シナ海に面し、陸地では那覇市や宜野湾市に近接している。気候は高温多湿の亜熱帯気候で、梅雨から台風時期の6〜7月頃に降水量が多い傾向にあり、冬でも平均気温は15度以上である。
・農地に関しては、昭和期から平成期にかけて人口が増大し、市域の多くを宅地や商業地が占めていることや、沿岸部には米軍基地も置かれていることなどから、あまり広くはない。浦添市内にある経営耕地面積は約6haで、農業と漁業の就業者比率も1%以下となっている。
・農家はサトウキビを生産する兼業農家が比較的多く、野菜では白菜、カラシ菜、ホウレンソウ、バレイショなどが作られている。
・漁業は「牧港漁港」が水産業の拠点として有名である。主要な漁業はソデイカ漁やマグロ漁業、海藻養殖など。
工業・産業
・琉球王朝発祥の地として知られ、かつては王国の首都として栄えた。12世紀後半から200年以上にもわたり王政が続き、「舜天・英租・察度」は浦添三大王統として有名である。
・浦添市の産業の特徴は、第三次産業の割合が高い点にある。サービス業をはじめ小売・宿泊・飲食業などが7割以上を占めている。
・第二次産業の就業者割合は約13%で、内訳は建設業が8.3%、製造業が4.8%である。
・市内の製造品出荷額の内訳を見ると、食料品製造業と飲料・たばこ・飼料製造業が全体の8割近くを占めており、この内容からも観光業と結び付きが深いことが分かる。
・工業用地は沿岸部に集中している。大消費地である那覇とも近いことから、市内には食品工場が点在している。
・「琉球びんがた」、「琉球漆器」、「三線」などが浦添市の伝統工芸として有名であり、市内には工芸体験のできる施設も存在する。
商業・サービス業
・浦添市は1970年(昭和45年)に浦添村から市となった。その頃から人口が増えるようになり、1998年(平成10年)には10万人を突破し、その後も着実に増加を続けている。
・2019年(令和元年)には沖縄都市モノレール線が延伸した。市内には3つの停車駅が設けられて、「てだこ浦西駅」が終点駅となっている。
・市内には明確な商業集積地は存在せず、市域を横断する国道58号線沿いに比較的店舗が集中している。
・国道58号線から南東に向けて伸びる「屋富祖通り」は、古くからある商店街である。かつては繁華街として栄え、最盛期には朝から晩まで利用客でにぎわうエリアだった。近年では大型の商業施設も数多くオープンし、都市開発も盛んである。
・2019年(平成31年)には沿岸部に「サンエー浦添西海岸 PARCO CITY」がオープンし、市内商業の発展に大きく寄与している。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。