古河市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
古河市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の茨城県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
・関東平野のほぼ中央にあり、茨城県の最西に位置する。西は埼玉県、北は栃木県と隣接している。
・市の全域が平坦な地形で、温暖な気候であることから、農作物の生産が盛んである。主に、カボチャ、ニンジン、ハクサイ、ニガウリなど野菜の他、バラやホオズキなどを生産している。
・カボチャは「みやこかぼちゃ」と呼ばれる古河市を代表する特産品で、その歴史は100年以上にわたって続いている。
・交通面では、東京都千代田区から岩手県盛岡市までを結ぶJR宇都宮線(東北本線)や東武日光線、東北自動車道も近くを通っており、東京やさいたま市、宇都宮市へのアクセスが良好である。
基本データ
古河市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約124㎢
・可住地人口密度…約1200人/㎢
人口統計
・人口総数…約14万人
・年少人口率(15歳未満)…約11%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約60%
・高齢人口率(65歳以上)…約29%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-2.9人
・外国人人口数…約4000人
・転入者数…約6000人
・転入率(人口1000人当たり)…約42人
・転出者数…約5000人
・転出率(人口1000人当たり)…約37人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約610億円
・歳出額…約570億円
・地方税…約210億円
・財政力指数…0.75
・実質公債費比率…6.3%
・将来負担比率…約41%
・経常収支比率…約85%
・地方交付税依存度…12.4%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
古河市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・古河市は関東平野のほぼ中央に位置しており、南部には日本三大河川のひとつ「利根川」が流れている。市の土地面積のうち、4割以上を占めているのが農地である。温暖な気候と豊富な水資源を利用し農業が営まれている。
・野菜の栽培が盛んで、農業産出額の約8割を占めているのが特徴的である。
・磯部地区で育てられる「霜降り白菜」は、栄養分豊富で市の特産品である。他にも「さしま茶」や、通常のニンジンより糖度の高い「彩誉」、高品質な苦瓜「えらぶ」など、数多くの特産物がある。
・畜産業は一部で営まれており、豚や乳用牛などが肥育されている。特に県の名産豚「ローズポーク」が有名で、「常陸牛」・「奥久慈しゃも」に並ぶ茨城3大ブランド肉のひとつに数えられる。
・古河市は、海に面していないため水産業はほとんど見られない。
工業・産業
・古河市は「万葉集」に名前が出てくるなど、歴史が古い土地である。室町時代や江戸時代は関東の政治・文化の中心地として栄え、日光街道の宿場町、古賀城の城下町として発展した。
・明治期からは製糸業が台頭し、古河市の産業を支えた。その後、工業化が次第に進み、産業構造も多様化していった。
・製造業が市内産業全体の4割以上を占めており、古河市の製造業は、事業所数、企業数、製造品出荷額とすべてが県内の上位に入っている。茨城県の産業発展に大きく貢献してきた。
・丘里工業団地や北利根工業団地を中心に工業集積が見られる。特に金属製品、プラスチック製品、はん用、生産用、業務用機械といった加工型、そして食料品、窯業・土石、運輸・倉庫など、業種に偏りがないのが特徴である。
商業・サービス業
・古河市は、室町時代から古河公方の拠点である政治の中心地として栄え、江戸時代には城下町の宿場として栄えた。農産物の集散地でもあったため、野菜や米を利根川、江戸川を経由して江戸に運搬するようになる。
・明治期には東北本線古賀駅が開業し、近代商工業都市へと成長していく。製糸業が発達して以来人口も増加し、労働者向けの飲食街や歓楽街が形成された。
・古河市では第三次産業の就業人口割合が最も多く、古河駅を中心に商圏が広がっている。2020年(令和2年)開業の「あかやまJOY」は市内最大級のショッピングセンターで、市内商業のさらなる発展に期待が持たれている。
・古くからの商店街が残っており、新旧の商業施設の相乗効果により発展を続けているのも特徴である。
・幹線道路沿いには家電量販店やホームセンターなど大型ロードサイド店舗も点在している。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。