群馬県庁の面接対策で重要な、県の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、面接カード、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
群馬県ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の群馬県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
県の概要
・関東地方の北西部に位置し、上毛三山を始めとした山々に囲まれた内陸の県である。
・県庁所在地は前橋市。
・県の3分の2が標高500メートル以上にあり、関東平野の一部である南東部は一年を通して降雨量が少なく、からっ風と雷が多いことで有名である。
・北西部は活火山が多いことから数多くの温泉が湧いており、草津や浅間など、関東随一の温泉地として知られている。
・産業面では、18世紀頃から養蚕業が盛んとなり、養蚕製糸の一大産地に発展した。1872年(明治5年)に設立された官営の「富岡製糸場」を中心に、製糸業、繊維業が地場を支えてきた。
・富岡製糸場で作られた品質の高い生糸や養蚕技術は、世界規模で絹産業の発展に繋がったことなどから、2014年(平成26年)に「世界遺産」として登録され、全国から観光客が訪れている。
基本データ
群馬県の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
統計
・総人口…約194万人
・総面積…約6362㎢
・世帯主月収…約44万
・1世帯貯蓄高…約1330万
・男性平均寿命…約81.1歳
・女性平均寿命…約87.2歳
※最新のデータに基づいて算出
文化・教育
・総合博物館…2館
・科学博物館…2館
・歴史博物館…7館
・美術博物館…13館
・野外博物館…1館
・動物園…1園
・植物園…0園
・動植物園…0園
・水族館…0館
・体育施設…1712施設
・劇場、音楽堂等…43館
・全国学力調査正答率(小学校)…63.7%
・全国学力調査正答率(中学校)…58.0%
・学習塾数…662ヶ所
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
群馬県の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・利根川水系の水源に恵まれていることや、年間を通して日照時間が長いことから、野菜や果物の生産が盛んである。標高13m〜1400mと標高差がある地形を活かした、多様な農産物が生産できるのも特徴である。
・生産量全国1位で、シェア90%を誇るこんにゃくをはじめ、キャベツ、きゅうり、梅などの生産量も、全国的で上位に位置している。
・群馬の特産品として広く知られるこんにゃくは、サトイモ科のこんにゃくいもから作られる。群馬県の西・北部を中心に生産されており、特に下仁田町はこんにゃくの産地として有名である。
・生産量の多さだけでなく、特産品として広く知られる野菜もあり、こんにゃく産地の下仁田町で生産されるネギは「下仁田町ネギ」と呼ばれ、群馬の特産品になっている。加熱すると甘みが強くなり、非常に柔らかくなめらかな食感となる特徴があることから、すき焼きなどの料理に好んで利用される。
・生産量が全国有数の原木しいたけも、群馬県で生産方法が開発され、収穫までに1〜2年と長い時間をかけるため、香りの良さが評判である。
・畜産業においては、生乳の生産量は全国上位に入っており、「上州牛」もブランド牛として人気がある。
・ヤマメやイワナなど川魚が豊富で、特にニジマスの最高級品種である「ギンヒカリ」は、なめらかな食感と上品な味で、高い商品価値が認められている。
工業・産業
・群馬県の代表的な産業として、古くから知られているのが養蚕業である。その歴史は古く、天平時代にまでさかのぼり、朝廷に献上したとされる「あしぎぬ」が正倉院に保存されている。
・蚕を育て繭を採る養蚕業だけでなく、繭を生糸に加工する製糸業、糸を染めて織物として仕上げる織物業も発達しており、明治時代以降はヨーロッパへも生糸を輸出していた。日本の近代化や絹産業の発展に大きく貢献した富岡製糸場は、その価値が認められ、2015年(平成27年)に世界遺産に登録された。
・昭和にかけては、「桐生お召し」や「伊勢崎銘仙」といったブランドも全国的に注目を集めた。多数の繊維関連企業が発展するなど、全国有数の絹の生産地として県の経済発展をけん引。現在でも、この文化と技を受け継ぐ取り組みが進められている。
・戦前から戦中にかけては、戦闘機を製造していた中島飛行機製作所の流れを汲んで、自動車や電気電子を中心としたものづくり産業も盛んであった。長い時間をかけて培われた高い技術力を持つ企業が、基盤技術産業を支えている。
・本州のほぼ中央に位置し、東京からの距離が約100kmという立地や、高速道路、新幹線などの恵まれたアクセスも、生産や物流の拠点として有利な条件と言える。
商業・サービス業
・群馬県は総面積の60%以上を山や丘陵地が占めているため、人口は平野部に集中している。前橋市や伊勢崎市、高崎市などが群馬県の経済の中心である。小売り大手「ベイシア」(本社は前橋市)、家電量販店「ヤマダ電機」(本社は高崎市)、工場・土木現場向け専門店「ワークマン」(関東甲信越本部は伊勢崎市)などの企業があるのもこのエリアである
・群馬県は自動車保有率が高く、自動車1台あたりの人口は全国2位である。その影響もあり、郊外型の商業施設が多いのが特徴となっている。前橋市中心部では2007年(平成19年)にオープンした「けやきウォーク前橋」や、2009年(平成21年)に開業した「ガーデン前橋」などがその例で、どちらも県道沿いにあり、大型駐車場を備える郊外型施設である。
・県北部は「北毛」と呼ばれ、自然や温泉などの資源を生かした観光業が盛んである。県の北側にある赤城山には「ぐんまフラワーパーク」や「赤城温泉郷」などの観光施設があり、さらには「たんばらスキーパーク」「川場スキー場」といったスキー場も多くある。都心から近く、日帰りでもウィンタースポーツを楽しめることから、冬の時期には多くのスキー客でにぎわう。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接カード
群馬県庁の面接カードの内容を掲載しています。
これを参考に、実際に面接カードを作ってみましょう。
※過去のものとなりますので、あらかじめご了承ください。
・学歴
・学生生活、社会的活動、職務経験などにおいて、最も力を入れたこと及び達成感を感じたことについて、どのような状況、場面で、どのようなことをしたのか、具体的に書いてください
・最近関心をもった事柄(社会生活、時事問題、世界情勢など)について、あなたの考えを書いてください
・群馬県職員を目指す理由を書いてください
・職歴等(アルバイトを含めて、主なものを直近から記入してください〈職務先、職務内容、勤務形態、所在地、在職期間〉)
・採用試験等の受験状況(予定及び本試験を含む)
・これまで最も困難だった出来事及びそれにどのように対応したか、具体的に書いてください
・群馬県が行っている施策、事業であなたが最も関心があるもの、またはあなたが県職員として取り組んでみたいことを書いてください
・資格、免許等(自動車運転免許及びアピールしたい資格、免許等を記入してください)
・得意な科目(分野)
・不得意な科目(分野)
・卒業研究または演習テーマ(該当者のみ記入)
・学校内外でのサークル活動等(役職等があればあわせて記載)
・自分で長所だと思う点
・自分で短所だと思う点
・得意なこと、特技
・苦手なこと
・趣味
・仕事の他にこれからやってみたいこと
・体力、健康面で施設、人事配置等の配慮が必要な事項
隣接する都道府県
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する都道府県については理解を深めておきましょう。
福島県
栃木県
埼玉県
新潟県
長野県
県内の市
県庁を受験するのであれば、管轄する県内の市についても理解を深めておくことが必要です。
下記のとおりまとめているので、しっかり押えておきましょう。