下野市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、面接カード、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、下野市の概要について整理しておきましょう。
・栃木県の中南部に位置し、東京都心までは約80km圏にある。
・市の北側は、県都宇都宮市、南は小山市、東は真岡市、西は栃木市と隣接している。
・東部には鬼怒川と田川、また西部には思川と姿川が流れる平坦で安定した地勢である。
・近年、JR宇都宮線の「自治医大駅」を中心にニュータウン化が進み、新市街地も拡がっている。
・内陸性を帯びた温暖な気候のため農業が盛んな地域で、穀類をはじめ、ホウレンソウやタマネギなどの露地野菜や、キュウリ、トマト、イチゴなどのハウス栽培が盛んである。
・その他の産業では、建築用木材加工や電気機械製造、プラスチック製造、食品加工といった製造業があるが、将来的には首都圏にある立地条件を活かした物流拠点として発展が見込まれている。
・交通面では、国道4号線、新4号国道の他に、JR宇都宮線(東北本線)が市内を南北に走り、快速であれば、都心まで約70分で行くことが可能である。
基本データ
下野市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約75㎢
・可住地人口密度…約800人/㎢
人口統計
・人口総数…約6万人
・年少人口率(15歳未満)…約12%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約62%
・高齢人口率(65歳以上)…約26%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-1人
・外国人人口数…約1000人
・転入者数…約3000人
・転入率(人口1000人当たり)…約46人
・転出者数…約3000人
・転出率(人口1000人当たり)…約42人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約330億円
・歳出額…約300億円
・地方税…約100億円
・財政力指数…0.72
・実質公債費比率…2.1%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約85%
・地方交付税依存度…13.5%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴

下野市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・下野市は、市域の東側に鬼怒川と田川、西に思川が流れている。夏は高温多湿、冬は低温乾燥の比較的温暖な気候が特徴である。市域は中央部から東部にかけて関東平野の平坦な地が続き、自然災害も少ないため古くから農業が営まれてきた。
・農業は、大都市に近い立地条件を活かした都市近郊型農業が営まれている。米や麦を主に、キュウリやトマトといった施設園芸、ホウレンソウなどの露地野菜の生産が盛んである。
・下野市は、かんぴょうの産地として有名である。江戸時代に、壬生藩主「鳥居忠英」がこの地にかんぴょうの種を取り寄せて栽培するようになったのが起源とされており、生産量は全国でもトップクラスを誇る。
・海に面していない下野市では、水産業はほとんど見られない。
工業・産業
・下野市の地は、江戸時代には五街道のひとつである日光街道の宿場町が置かれ、交通の要衝として栄えた。明治に入ると鉄道が敷かれ、物流の要衝として発展するようになる。
・市内の工業に関しては、食料品やプラスチック製品、窯業・土石製品、金属製品などの製造業が営まれている。「石橋第二工業団地」をはじめとする工業団地が市内に複数点在し、多くの事業所が立地している。
・下野市には、国道4号線や北関東自動車道路、JR宇都宮線が横断するなど、交通の利便性が高く、各企業の物流拠点も置かれている。
・伝統産業では「結城紬」が有名である。奈良時代から続く高級織物で、細かい縞模様や絣が織り込まれているのが特徴である。2010年(平成22年)にはユネスコ無形文化遺産にも登録された。
商業・サービス業
・下野市の地は、1万2千年前から人々が住んでいたといわれている。8世紀には行政や文化の中心地として、「下野薬師寺」に代表される寺が次々と建てられた。その後、江戸時代には宿場町として栄えるようになり、人や物の行き来が盛んに。自然災害が少なく、都心へのアクセスも良いことから都市近郊農業や製造業など、バランスが取れた産業が構築されている。
・市域中央をJR宇都宮線が通過し、市内にある駅は「小金井駅」「自治医大駅」「石橋駅」の3つである。いずれの駅周辺にも商業施設が集積している。なかでも自治医大駅は、核となる地域として機能しており、商業だけでなく行政施設も多く立地している。
・郊外ではJR宇都宮線の西を走る国道4号線や、東側を通過する新国道4号線沿いにロードサイド店舗が点在している。2011年(平成23年)には「道の駅しもつけ」が新4号国道沿いにオープンし、新鮮な地場農産物やオリジナルグッズなどが購入できる。
総合計画・基本構想等

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接カード

下野市役所の面接カードの内容を掲載しているので、これを参考に実際に面接カードを作ってみましょう。
※過去のものとなりますので、あらかじめご了承ください。
・志望の動機
・自身の強み、弱み
・下野市職員として仕事をする上で必要な能力は
・採用されたらどんな仕事をしたいですか
・これまでに最も頑張ったことは、その経験から学んだことは
・良好な人間関係を築くうえで重要なことは
・自己PR
・下野市以外に志望している就職先について
面接質問リスト
下野市役所の面接において、過去の受験生が実際に質問された内容をリストとして提供しています(下記のリンクからご確認いただけます)。
下野市役所で定番の質問をはじめ、一部の受験生しか聞かれていないものの、「いざ聞かれると答えに窮する」「準備しておかなければ答えられない」ような難易度の高い質問も収録しました。
質問されることをあらかじめ把握しておけば、面接試験は決して怖いものではありません。
このリストへの回答を事前に準備することで、下野市役所の面接試験を突破することができるでしょう。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
栃木県



所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。