小樽市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
小樽市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の北海道内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
まずは小樽市の概要について整理しておきましょう。
・北海道の西河岸のほぼ中央、後志地方の東側に位置しており、地形は海、山、坂など多様である。
・古くから港湾都市として栄え、市内には天然の良港である小樽港があり、周辺は商業機能が発達している。
・100店舗以上を構える「寿司の街」としても全国的に有名になった。
・市域西部一帯は、ニセコ積丹小樽海岸国定公園に指定されており、自然が豊かである。
・小樽運河や旧国鉄手宮線など、北海道産業の近代化に貢献した多くの歴史的建造物が多数残っているのも特徴である。
・春はハイキング、夏はゴルフや海水浴、秋は紅葉、冬にはスキーなど、季節ごとのレジャーや観光スポットも充実している、北海道を代表する観光都市のひとつである。
基本データ
小樽市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約244㎢
・可住地人口密度…約1300人／㎢
人口統計
・人口総数…約11万人
・年少人口率（15歳未満）…約8％
・生産年齢人口率（15～64歳）…約50％
・高齢人口率（65歳以上）…約42％
・人口1000人当たりの人口増減数…約-17人
・外国人人口数…約1000人
・転入者数…約3000人
・転入率（人口1000人当たり）…約30人
・転出者数…約4000人
・転出率（人口1000人当たり）…約32人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約680億円
・歳出額…約660億円
・地方税…約140億円
・財政力指数…0.46
・実質公債費比率…5.7％
・将来負担比率…約30％
・経常収支比率…約92％
・地方交付税依存度…23.7%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
小樽市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・小樽市は平地面積が比較的少なく、市内の多くが丘陵地で成り立っている。そのため、農業では1戸当たりの耕作面積が狭い小規模営農が中心となっている。就農者の高齢化によって離農や後継者不足が進み、耕作面積・農家戸数・農家人口がいずれも減少傾向にある。
・農業では、野菜を中心に、果実、花き、水稲など都市近郊型農業が形成されており、市としても新規農業従事者を増やすための取り組みを続けている。
・水産業では江戸時代からニシン漁が盛んになったことから漁業が栄え、近年はホッケ、カレイ、ホタテなどが主な水産物となった。
・水産資源の管理に力を入れており、稚魚の放流やナマコの種苗生産などにも積極的である。
・市内には「小樽市公設水産地方卸売市場」と「小樽市漁業協同組合地方卸売市場」の2つの市場があり、北海道内外に小樽市の海産物が届けられている。
工業・産業
・製造業で大きなウェイトを占めるのが「食料品製造業」である。豊富に獲れる水産物と卓越した加工技術をベースとして生産される、かまぼこや飯寿司、数の子、たらこ、甘露煮などの水産加工品が有名。その規模は、市の製造品出荷額の約半分を食品関連が占めるほどである。
・次いで多いのが「プラスチック製品」や「金属製品」、「パルプ・紙加工品」などである。小樽市内にある「銭函工業団地」には、食品、機械、プラスチックなど、様々な業態の工場が置かれている。
・「石狩湾新港工業流通団地」では、食品関連企業を中心に約40社が集積しており、冷凍冷蔵倉庫も充実している。
・酒造りが盛んでで、日本酒、ワイン、地ビールなど、数多くの種類のお酒が造られている。なかでも1899年（明治32年）創業の「田中酒造」は古い歴史を持つ酒蔵として有名で、小樽市の酒造りをけん引してきた。
商業・サービス業
・北海道の西海岸に面する小樽市は、小樽港を中心として工業や商業が栄えてきた。大正から昭和初期にかけては小樽運河が最盛期を迎え、海運や陸運も盛んになった。経済の中心が札幌に移るとその役目を終えるが、近年では運河をはじめとした歴史的建造物が観光資源として再活用されるようになっている。
・レトロでノスタルジックな街並みが人気となり、小樽市には年間700万人を超える観光客が訪れる。
・港周辺には数多くの商業施設が点在している。例えば、2005年（平成17年）にオープンした「小樽出抜小路」は、小樽の名店が集まる屋台村として地域の発展に寄与してきた。その他にも、市内には大型商業施設が見られ、週末には様々なイベントが行われている。
・小樽駅周辺には市場が数多くあり、旬の海産物を楽しめる。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。