恵庭市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、恵庭市の概要について整理しておきましょう。
・北海道の西南部に位置する。
・豊かな自然が特長である。草生地を含めた林野面積は市域の約6割以上を占め、北海道の市区町村の中でも高い割合となっている。
・札幌市と新千歳空港のほぼ中間に位置する地理的条件から、恵庭市は早い段階から住宅整備が進められてきた。市内各所には大型商業施設が立地し、文化施設も充実している。市立図書館は道内でも高い利用率を誇る。
・大学や企業の誘致、工業団地の整備が積極的に行われ、ビール工場も札幌市から移転した。
・市民主導のもと花づくりが盛んで、「ガーデニングのまち」としても全国に知られている他、「支笏洞爺国立公園」を後背地とした恵庭渓谷は、憩いの場として市民から愛されている。
・鉄道ではJR北海道千歳線が走り、バスは2路線が運行している。道路では道央自動車道、道東自動車道の他、国道36、453号が通っている。
基本データ
恵庭市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約295㎢
・可住地人口密度…約720人/㎢
人口統計
・人口総数…約7万人
・年少人口率(15歳未満)…約12%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約60%
・高齢人口率(65歳以上)…約28%
・人口1000人当たりの人口増減数…約2.5人
・外国人人口数…約780人
・転入者数…約3700人
・転入率(人口1000人当たり)…約53人
・転出者数…約3000人
・転出率(人口1000人当たり)…約43人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約370億円
・歳出額…約360億円
・地方税…約90億円
・財政力指数…0.59
・実質公債費比率…7.1%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約93%
・地方交付税依存度…16.3%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴

恵庭市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・市域の大部分が丘陵地で、市内には複数の河川が流入している。東から流れる「漁川」上流には漁川ダムが設けられており、水資源に恵まれた地域となっている。
・農業は明治時代初期から本格的に始まり、畜産と畑作を中心に営まれてきた。その後、1873年(明治6年)に農業指導者「中山久蔵」が北海道初の米作りを成功させると、恵庭市でも稲作が盛んに行われるようになった。耕作面積も徐々に広がり、道内屈指の米どころとして高く評価されている。
・市を代表する特産品は、「えびすかぼちゃ」や「トマト」、地元産小麦の「ゆめちから」などである。
・酪農も盛んで、優良牛生産地帯として知られている。家畜の糞尿から堆肥を作り、それを畑作に転用する循環型農業の取り組みにも積極的である。
・水産業ではサケやマスの内水面養殖が行われており、市内には増養殖技術の開発・研究拠点「さけます・内水面水産試験場」が立地している。
工業・産業
・恵庭市の開拓は、1870年(明治3年)に高知藩の移住をきっかけとして始まった。その後1886年(明治19年)に本格的に開拓が始まり、道路や鉄道が整備されるようになる。
・1970年(昭和45年)の市制施行以降は、札幌市や千歳市に近いことからベッドタウンとして発展した。同時に工業化も進み、市内には「恵庭市工業団地」を含む複数の工業団地が存在している。
・豊富な水資源を活かした食品加工企業をはじめ、大規模製造工場が立地している。
・事業所数では「食料品・飲料品等製造業」が多くを占め、次いで「金属製品製造業」と「窯業・土石製品製造業」などが続く。
・市内には研究開発拠点の「恵庭リサーチ・ビジネスパーク」があり、起業家創造や異業種交流などの取り組みにも積極的である。1988年(昭和63年)の発足以来、市内産業に大きく寄与している。
商業・サービス業
・恵庭市は明治時代に畑や水田の開拓が盛んに行われ、農村地帯として栄えるようになった。
・昭和初期からは徐々に工場が増え、戦後の工場誘致によって工業都市へと発展した。昭和後期ごろからは自動車道や都市基盤の整備が進められ、商業地や宅地も拡大していくこととなった。
・市街地は市域を南北に通過するJR千歳線沿線に広がり、「恵庭駅」や「恵み野駅」など4つの駅が立地している。各駅を核として、周辺にはスーパーマーケットや飲食店などが集積している。恵み野駅前には地元密着型の商店街もあり、雑貨店やファッション関連など個性豊かなお店が集まっている。
・郊外では国道36号線「恵庭バイパス」沿いに、大型のロードサイド店舗も点在している。
総合計画・基本構想等

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接質問リスト
恵庭市役所の面接において、過去の受験生が実際に質問された内容をリストとして提供しています(下記のリンクからご確認いただけます)。
恵庭市役所で定番の質問をはじめ、一部の受験生しか聞かれていないものの、「いざ聞かれると答えに窮する」「準備しておかなければ答えられない」ような難易度の高い質問も収録しました。
質問されることをあらかじめ把握しておけば、面接試験は決して怖いものではありません。
このリストへの回答を事前に準備することで、恵庭市役所の面接試験を突破することができるでしょう。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
北海道
所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。