碧南市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、碧南市の概要について整理しておきましょう。
・愛知県の中南部に位置し、北は安城市と高浜市、西と南は衣浦港、東は矢作川に面している。標高は高い市域でも10メートル程度と高低差が少ない低地である。
・名鉄三河線が市の中心部にある「碧南駅」まで通っており、市民の貴重な交通手段として利用されている。
・「中部国際空港(セントレア)」から衣浦トンネルを通って、三河湾沿岸を結ぶ「名浜道路」の一角を成す、重要な中継地になっている。
・産業面では、窯業・鋳物産業・醸造業などの伝統産業が受け継がれているとともに、豊かな自然環境を活かした農業や漁業も盛ん。輸送用機器など近代産業も進出しており、バランスのとれた産業構造である。
・市内にはいくつもの商店街が形成され、各地域の特色を盛り込んだイベントが実施されるなど、活気あるショッピングタウンを構築している。
基本データ
碧南市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約37㎢
・可住地人口密度…約2000人/㎢
人口統計
・人口総数…約7万3000人
・年少人口率(15歳未満)…約13%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約63%
・高齢人口率(65歳以上)…約24%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-1.5人
・外国人人口数…約6000人
・転入者数…約4000人
・転入率(人口1000人当たり)…約49人
・転出者数…約3000人
・転出率(人口1000人当たり)…約44人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約370億円
・歳出額…約340億円
・地方税…約180億円
・財政力指数…1.16
・実質公債費比率…3.1%
・将来負担比率…約3%
・経常収支比率…約98%
・地方交付税依存度…0.1%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴

碧南市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・碧南市は西に「矢作川」が流れ、北部には愛知県唯一の天然湖沼「油ケ淵」が立地している。さらに南部は三河湾に面しており、周囲が水に囲まれた街である。市域の4分の1が田や畑となっており、市内では農業が盛んに行われている。
・主な農産物はニンジン、タマネギ、サツマイモなどである。野菜指定産地にもなっており、県内でも有数の農業地区となっている。
・北部では水稲、小麦、大豆などの土地利用型作物や、イチジクなどの果樹が生産されている。
・畜産業では、南部の養豚団地を中心に盛んに行われている。
・水産業では、三河湾を中心とした海面漁業と、天然の湖沼である油ケ淵の内水面漁業の双方が見られるのが特徴である。三河湾は栄養も豊富で、マイワシやシラス、トリ貝などが漁獲されている。
工業・産業
・1960年代後半に衣浦港の埋め立て工事が行われたと同時に、工業地域が造成され、碧南市の工業は大きく発展した。さらに1991年(平成3年)には火力発電所が完成したことで安定したエネルギー供給の環境が整い、多くの企業が市内に進出した。
・市内工業は、窯業、醸造業、鋳物業などの伝統的産業と、自動車関連産業や衣浦臨海工業地帯の近代的産業に大きく二分される。中でも石州瓦、淡路瓦と並ぶ「日本三大瓦」のひとつである「三洲瓦」は、全国トップクラスのシェアを誇っている他、味醂と白醤油醸造の生産も盛んである。
・市内には、現存する醸造元として日本最古といわれている「九重味淋大蔵」が立地している。これは味醂を貯蔵熟成させるための蔵で、2005年(平成17年)には国の有形文化財にも指定された。
・全国的に知名度の高い企業が数多く事業を営んでおり、臨海工業地帯には大手自動車メーカーなどの工場や事業所が置かれている。
商業・サービス業
・碧南市は、西側に工業団地、南と東に優良農地が広がり、その真ん中に中心市街地が形成されている。そこを名鉄三河線が走り、「碧南駅」や「碧南中央駅」などが主要駅となっている。
・碧南中央駅は市役所の最寄駅で、駅前は飲食店や金融機関、食品スーパーなどが集まっている。また、碧南駅前には大型の食品スーパーのほか、「碧南海浜水族館」や臨海公園も立地するなど、観光資源を多く有している。
・市内には「碧南駅前通商店街」をはじめ複数の商店街が立地しており、碧南市商店街連盟では地域活性化のイベントも数多く開催している。
・知多半島につながる海底トンネル「衣浦トンネル」が設けられているのが特徴で、周辺自治体とのアクセスも良好である。
総合計画・基本構想等

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
愛知県


所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。