小牧市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、小牧市の概要について整理しておきましょう。
・愛知県の北部に位置する。
・国道41号線・名鉄小牧線によって名古屋市へのアクセスが良好である。また、東西交通の大動脈である名神高速道路・東名高速道路の分岐点である他、長野県に延びる中央自動車道の分岐点にもなっており、日本交通・物流の重要な要衝となっている。
・名古屋高速道路や国道41号線、155号線とも接続していることから、物流拠点として大規模工場や物流センターが多く立地し内陸工業都市として発展している。
・小牧市のシンボルといえば、かつて「織田信長」の居城だった「小牧山」である。山全体が公園となっており、市民の憩いの場となっている。
・北東部の丘陵地には、名古屋市のベッドタウンの一つとして造成された「桃花台ニュータウン」がある一方、丘陵を利用して果樹栽培が盛んである。なしやももなどが生産され、市の産業のひとつとなっている。
基本データ
小牧市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約63㎢
・可住地人口密度…約2700人/㎢
人口統計
・人口総数…約15万人
・年少人口率(15歳未満)…約12%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約62%
・高齢人口率(65歳以上)…約26%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-4.8人
・外国人人口数…約1万1000人
・転入者数…約8000人
・転入率(人口1000人当たり)…約52人
・転出者数…約8000人
・転出率(人口1000人当たり)…約51人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約640億円
・歳出額…約610億円
・地方税…約340億円
・財政力指数…1.18
・実質公債費比率…0.8%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約93%
・地方交付税依存度…0.1%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴

小牧市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・小牧市の産業構造は第二次産業と第三次産業が多くを占め、農業をはじめとする第一次産業の割合は1%未満である。数字だけを見ると決して盛んではないものの、市内では果樹や野菜栽培が行われている。
・野菜ではトマト、ネギ、キャベツ、エビイモなどが作られている。
・果樹ではモモの生産が有名である。市内の丘陵地は日当たりや水はけが良く、明治時代から環境条件に適したモモが栽培されてきた。その他にはイチジクも名産で、カリウムやペクチンなど栄養素が豊富なことから美容食材として知られている。
・畜産業が活発で、代表的なものは名古屋コーチンである。明治期に小牧で地鶏の肥育が始まったのが発祥で、今では愛知県を代表する地鶏となった。弾力ある肉質と豊富なコクが人気で、地元では名古屋コーチンを使った「ひきずり鍋」が郷土料理として有名。
・海がない地域かつ工業・商業の街であるゆえに水産業はほとんど見られない。
工業・産業
・小牧市では昭和中期頃から工業誘致や大規模工業団地が造成され、工業が盛んになった。
・高度経済成長期には名古屋空港や名神高速道路、東名高速道路が整備され、内陸工業都市に発展した。
・市内生産高における第二次産業の割合は4割と高くなっている。愛知県内の近隣の自治体と比較しても、1万人当たりの事業所数・従業員数・製造品出荷額は頭ひとつ抜けて高くなっているのが特徴的である。
・昭和から平成にかけて整備された「横内工業団地」や「下末工業団地」、「テクノジャンクション工業団地」などが市内工業の中心である。多くの企業が籍を置き、工場集積が見られる。
・製造出荷額の内訳では、「業務用機械」や「電子部品」、「ゴム製品」、「プラスチック」などの割合が高いのが特徴である。
・良好なアクセス環境を活かしての物流業も盛んで、市内には数多くの倉庫がある。
商業・サービス業
・小牧市は戦国時代、織田信長の居城である「小牧山城」が築城された。城周辺には城下町が形成され、今日の小牧の礎となっている。
・豊臣秀吉と徳川家康が戦った「小牧・長久手の戦い」の舞台である小牧山は市のシンボルである。江戸時代に入ると宿場や代官所が置かれ、宿場町として発展していった。
・昭和後期からは市の東部に「桃花台ニュータウン」の建設が開始され、300haを超える新住宅市街地開発が行われた。これにより名古屋のベッドタウンとして人口が増え、同時に商業面でも発展していく。近代に入ると空港や高速道路などが整備され、同時に宅地化が進んだ。
・小牧市の商業の中心は名鉄小牧線沿線である。小牧駅周辺には大型商業施設も多く、中心地にある「ラピオ通り商店街」は市民の買い物の場となっている。地域活性化のためのイベントも数多く開催されている。
総合計画・基本構想等

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
愛知県





所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。