島田市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、面接カード、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、島田市の概要について整理しておきましょう。
・静岡県中部、大井川の両岸に位置し、東海道五十三次の23番目の宿場町「島田宿」として発展した。
・市内には大井川鉄道のSLや「蓬莱橋」など、レトロで懐かしいロケーションが残っていることから、鉄道ファンやファミリーなど、多くの観光客が訪れている他、江戸時代から戦後の高度成長期のドラマや映画のロケ地としてよく使用されている。
・江戸時代における未婚女性の代表的な髪型「文金高島田」や「島田髷」(まげ)発祥の地としても知られ、毎年9月に「島田髷祭」が開催されている。島田出身の大磯の遊女であった「虎御前」が考案して結ったのが始まりとされている。
・市内の至るところに茶畑が点在し、全国最大の茶の生産高を誇る。
・交通面では、市内を東西に走る国道1号線とJR東海道本線が走行している。さらに、「静岡空港」も建設され、北海道や沖縄、鹿児島、福岡までの国内線だけでなく、ソウル、上海行きの国際線の玄関口としても利用されている。
基本データ
島田市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約316㎢
・可住地人口密度…約900人/㎢
人口統計
・人口総数…約9万6000人
・年少人口率(15歳未満)…約12%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約56%
・高齢人口率(65歳以上)…約32%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-8.3人
・外国人人口数…約2000人
・転入者数…約3000人
・転入率(人口1000人当たり)…約27人
・転出者数…約3000人
・転出率(人口1000人当たり)…約27人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約470億円
・歳出額…約460億円
・地方税…約150億円
・財政力指数…0.69
・実質公債費比率…5.7%
・将来負担比率…約9%
・経常収支比率…約93%
・地方交付税依存度…15.7%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴

島田市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・静岡県中部にある島田市は、大井川中下流部の両岸に位置し、地形は南側が牧之原台地、北側は山間部になっている。
・第一次産業就労人口比率は6.5%と全国平均を上回っており、中でもお茶は特産品として全国的な知名度である。
・島田市が全国でも有数の茶の一大産地になったきっかけは、明治期までさかのぼる。倒幕後、失職した徳川家家臣や大井川の川越人足らによって牧之原台地の開墾が行われたが、そこは農業用水の確保が難しく、稲作に不向きな土地であった。そのため、水田ほど水を必要としない茶作りが開始。それ以降、灌漑などの環境整備、品種改良や栽培・茶葉加工方法の改善が進められ、今日の発展に至った。
・お茶以外にもミカンやレタス、イチゴ、トマトなど様々な農産物が作られている。
・水産業においては就労者は少ないものの、大井川沿いで川魚の養殖が行われている。
工業・産業
・島田市は日本有数の茶の産地であるため、煎茶工場や茶摘機など茶業向け機械器具製造が地場産業として発展した。
・第二次産業就労人口比率は36.3%と、全国平均を大きく上回っている。
・上質な工業用水に利用できる大井川があるのも島田市の工業が発展した理由のひとつである。また、基幹産業の食品・飲料水製造業やパルプ・製紙業の原料となる農産物、大井川上流の山岳地域から調達される林産物など、工業に有利な背景を持つ。
・2012年(平成24年)に新東名高速道路が開通し、それに伴い島田金谷インターチェンジも開設した。周辺には工業用地が造成され、新規進出企業の誘致にも積極的に取り組んできた。
・島田金谷インターチェンジは市が設定した地域振興のための「賑わい拠点」としても機能している。商業・観光の面での開発も進められ、市内産業に大きく寄与している。
商業・サービス業
・島田市は江戸時代、江戸防衛上の理由で橋がなかった大井川を渡る旅人の宿場町として繁栄した。大井川の東側には島田宿、西側には金谷宿が置かれ、大井川越えは東海道の難所のひとつとして有名であった。島田市の特産であるお茶も、旅人によって東西に広まったという歴史がある。島田宿は山間部からの材木の集積地としても機能し、焼津港方面に運河が掘られると江戸への海路も整備されるようになった。
・島田宿から近いJR東海道線「島田駅」は市の中心駅である。駅前北口から市役所周辺に中心市街地が広がり、「島田商店街」には大小100を超えるお店が集積している。3年ごとに開催される「島田大祭(帯まつり)」は県外からも多くの観光客が訪れ、商店街周辺は大名行列や鹿島踊りなどのイベントが行われ、市の商業に貢献してきた。
・市域の西部に走る「大井川鉄道」は観光地として有名で、日本で唯一年間300日以上、SLが運行されることでも知られる。
総合計画・基本構想等

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接カード

島田市役所の面接カード(自己紹介シート)の内容を掲載してているので、これを参考に実際に面接カードを作ってみましょう。
※過去のものとなりますので、あらかじめご了承ください。
・あなたの性格(長所、短所等)をわかりやすく記入してください。
・あなたが人に自慢できることやPRしたいことを記入してください。
・学生時代(社会人時代)に一番感動したこと及びその理由を記入してください。
・あなたの休日の過ごし方を記入してください。
・島田市の印象(他の自治体と比較しての強み・弱み)を記入してください。
・(他の自治体や民間企業ではなく)島田市への就職を希望した理由を記載してください。
・島田市に就職したら、どういう部署でどういう仕事をしたいかを記載してください。
・他の自治体、民間企業などの併願状況を記載してください。(例:○○県 2次試験受験予定、○○㈱ 内定 など)
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
静岡県





所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。