【藤枝市役所】面接対策・基本情報まとめ

藤枝市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。

公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。

そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。

なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。

自治体別面接情報

全国の県庁・市役所ごとに面接対策に役立つ情報を掲載しています。志望先のエリア・自治体をお選びください。

市の概要
基本データ
各種産業の特徴
総合計画・基本構想等
隣接する市
所属する都道府県

市の概要

市の全体像を把握するため、藤枝市の概要について整理しておきましょう。

・静岡県中部の志太平野にあり、静岡市のベッドタウンとして発展した市である。

・JR東海道本線が交通の要となっており、「藤枝駅」の乗降客数は静岡〜浜松間の中で最多を誇る。藤枝駅周辺には、商業施設・映画館・図書館の複合施設「BiVi藤枝」を始め、南口直結の場所に、飲食店やスポーツクラブが入った「オーレ藤枝」、またホテルやタワーマンションなど、様々な大型施設が建ち並ぶ。

・サッカーが盛んな一面もあり、市内にある「県立藤枝東高校」は名門として有名である。2010年（平成22年）に開催されたFIFAワールドカップで日本代表のキャプテンとしても活躍した長谷部誠の他、山田暢久、中山雅史、赤星貴文など多くの有名選手を輩出してきた。

基本データ

藤枝市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。

面積

・総面積…約194㎢
・可住地人口密度…約1400人／㎢

人口統計

・人口総数…約14万1000人
・年少人口率（15歳未満）…約12％
・生産年齢人口率（15～64歳）…約57％
・高齢人口率（65歳以上）…約31％
・人口1000人当たりの人口増減数…約-9.9人
・外国人人口数…約2000人
・転入者数…約4000人
・転入率（人口1000人当たり）…約29人
・転出者数…約5000人
・転出率（人口1000人当たり）…約32人

※最新のデータに基づいて算出

財政状況

・歳入額…約630億円
・歳出額…約600億円
・地方税…約220億円
・財政力指数…0.82
・実質公債費比率…5.0％
・将来負担比率…0％
・経常収支比率…約89％
・地方交付税依存度…9.0%

※最新のデータに基づいて算出

各種産業の特徴

藤枝市の各種産業についても整理しておきましょう。

農業・水産業

・藤枝市の第一次産業の人口割合は約3.5％でその多くを農業が占めており、中でも特に生産量が多いのが「お茶」である。市の農業産出額の約4割近くを占めており、特産品「藤枝茶」として知られてきた。特に市の北部の瀬戸川周辺では水はけと日照条件に優れており、生産が盛んである。

・お茶栽培の農閑期には、野菜や花卉栽培が行われるのも藤枝市の農業の特徴である。その他の農産物には、米やミカン、ダイコン、レタス、白菜などがあり、なかでもミカンは静岡有数の産地。県の温州ミカン発祥の地としても有名で、観光農園としてのミカン畑も市内各所に見られる。

・森林資源が豊富な山間ではシイタケ栽培が盛んな他、林業も営まれている。加工用木材やバイオマスの燃料などが主な利用目的である。

・海に面していない藤枝市では水産業はほとんど見られないが、隣接する焼津市からの海産物を加工する工場や鮮魚店、飲食店等が多数見られる。

工業・産業

・藤枝市では昭和中期頃より工業化が進み、昭和40年代には市内に鉄鋼・機械金属関連の企業が進出した。一時、公害が社会問題になるものの、1969年（昭和44年）に「藤枝工業団地協同組合」が組織され、「無公害団地」への歩みが始まった。市内には複数の工業団地があり、製造業を中心に集積が見られる。

・第二次産業の人口割合は約30％で、製造品出荷額の内訳では、化学工業や食料品、輸送用機械、プラスチック、飲料などの割合が高いのが特徴である。特にお茶の加工業は藤枝市の地場産業といえる。

・1902年（明治35年）には「藤枝製茶貿易株式会社」が設立され、製茶や仕上げをして直接海外市場へ輸出されるようになった。現代でも市内には製造業者や卸売り業者などお茶関連の事業所が数多くあり、市内の産業に大きく寄与している。

商業・サービス業

・江戸時代になると藤枝の地には東海道の「藤枝宿」が置かれ、宿場町として発展した。さらに1601年（慶長6年）には酒井忠利が田中城の城主となり、城域が拡張した。これにより城下町として商業面が繁栄していくこととなる。

・市内商業の中心はJR藤枝駅周辺で、大型ホテルやそれに併設された結婚式場、大手デパートなどがあり、多くの人でにぎわうエリアである。また、旧東海道沿いには複数の商店街があり、古くから地元客に利用されている。さらに、「焼津街道」と呼ばれる県道222号線には、家電量販店やホームセンターなど大型のロードサイド店舗が並んでいる。

・藤枝市独自の文化として「朝ラーメン」があり、市内では早朝から開店するラーメン店が多くある。