安城市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、安城市の概要について整理しておきましょう。
・愛知県のほぼ中央に位置する。
・県を代表する農業先進都市で、日本のデンマークと呼ばれる程、牧歌的な風景が広がっている。
・県内随一の生産を誇る小麦をはじめ、イチジク、キュウリなどの栽培が盛んで、市内各地でビニールハウスが存在している。
・近年は工業の発展が著しく、自動車関連企業も多く進出し、各地に大型工業団地が建設されている。
・JR東海道新幹線・「三河安城駅」やJR東海道本線の「安城駅」、名鉄名古屋本線の「新安城駅」周辺などでは商業施設の開発が進み、繁華街が形成されている。
・道路網は国道1号線、23号線と主要幹線が市域を走り、物流面でも好立地であることから、バランスの良い産業構造となっている。
・毎年8月には日本三大七夕祭りに数えられる「安城七夕まつり」が市街地で開催され、期間中はのべ100万人を超える観光客が訪れている。
基本データ
安城市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約86㎢
・可住地人口密度…約2200人/㎢
人口統計
・人口総数…約18万8000人
・年少人口率(15歳未満)…約14%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約64%
・高齢人口率(65歳以上)…約22%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-2.3人
・外国人人口数…約8000人
・転入者数…約1万人
・転入率(人口1000人当たり)…約53人
・転出者数…約1万人
・転出率(人口1000人当たり)…約54人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約770億円
・歳出額…約720億円
・地方税…約410億円
・財政力指数…1.25
・実質公債費比率…0.6%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約85%
・地方交付税依存度…0.1%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴

安城市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・安城市の大部分は、過去に安城ケ原、五箇野ケ原、猿町ケ原などと呼ばれた原野であった。それを先人達が開拓し、1880年(明治13年)には明治用水が完成したことで水路の整備や開墾が進み、水田へと生まれ変わった。近年でもそれらの土地を活用し農業が続けられている。
・主な農産物としては、米や小麦、大豆、キュウリ、イチゴ、ナシ、イチジクなどである。特にお米や小麦、大豆は作付面積が県内でもトップクラスを誇る。野菜はキュウリが地域ブランド「三河みどり」として販売されている。
・果樹栽培ではイチジクが有名で、国内指折りの産地となっている。ナシは明治時代から作られているほど歴史が深く、「安城なし」として市民権を得ている存在である。それに加え、「あきづき」、「甘ひびき」といった新品種も多く登場している。
・海に面していない安城市では水産業はほとんど見られないが、代わりに畜産分野は盛んである。市内で肥育される肉用牛は「安城和牛」としてブランド化されてきた。
工業・産業
・古くは原野が広がっていた安城市では、用水路が整備されたことで農村が発展した。1920年頃には農業先進地域として「日本デンマーク」とも呼ばれた。その頃、同時に工業も興り、1910年代に製糸工場が建てられ、繊維業が成長していった。
・繊維業が下火になると、紡績業、続いて軍需産業へと転換を図る。戦後は繊維業・紡績業に加えて、機械工業が台頭し、国道1号線や鉄道沿線に大型の工場が建設された。
・豊田市と隣接している位置関係から、市内には自動車部品関連の企業や工場が多く存在し、「中京工業地帯」を構成する都市のひとつに数えられている。
・大手電動工具メーカーや自動車部品メーカー大手も安城市に工場を構えてきた。第二次産業就業者割合は40%を超え、愛知県を代表する工業都市となっている。
商業・サービス業
・かつての安城市には東海道と大浜街道が走り、それらが交わるところには「大浜茶屋」が設けられ、旧東海道を旅する人の休憩の場として発展した。江戸時代になると市の東部が岡崎藩領、西部が刈谷藩領となり、新田開発も進められた。
・明治期に安城駅が設置されたことを機に、宅地化が大きく進展した。駅周辺には商店街が形成され、人口増大もあいまって商圏が広がっていった。
・安城市は中部経済圏の中心地、名古屋市の30㎞圏内に位置し、JR東海道新幹線、JR東海道本線、名鉄名古屋本線や名鉄西尾線が市内を走っている。また、道路は国道1号や国道23号が市域を横断していることもあり、それらの恵まれた交通体系が地域の発展に大きく寄与してきた。
・昭和後期から平成にかけては、大手食品スーパーや大規模商業施設の進出も見られ、幹線道路沿いにはロードサイド店舗も点在している。
総合計画・基本構想等

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
愛知県






所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。