ふじみ野市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
ふじみ野市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の埼玉県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
・埼玉県の南東部に位置する。
・2005年(平成17年)に市制が敷かれ、ふじみ野市が誕生した。
・東京都心部と近距離にあるため、昭和30年代半ばから宅地開発が始まり、東京のベッドタウンとなっている。
・北部には工業団地があり、ふじみ野市の経済を支えている。
・市域の中央を東武東上線が南北に縦断し、市民の貴重な交通手段として東京都心部や埼玉県北部地域を結んでいる。
・市の中心部である上福岡駅周辺は、かつて東洋一と言われた霞ヶ丘団地の高層住宅をはじめ、多くの住宅や商業施設が集まり、大勢の人が行き交う。
・西部に国道254号線、東部にそのバイパスである富士見川越バイパスが並行して走り、交通・物流で重要な役割を果たしている。
基本データ
ふじみ野市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約15㎢
・可住地人口密度…約8000人/㎢
人口統計
・人口総数…約11万人
・年少人口率(15歳未満)…約13%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約62%
・高齢人口率(65歳以上)…約25%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-2.4人
・外国人人口数…約3000人
・転入者数…約5000人
・転入率(人口1000人当たり)…約48人
・転出者数…約5000人
・転出率(人口1000人当たり)…約45人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約510億円
・歳出額…約480億円
・地方税…約170億円
・財政力指数…0.79
・実質公債費比率…1.8%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約90%
・地方交付税依存度…9.6%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
ふじみ野市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・ふじみ野市の地形は武蔵野台地と荒川低地からなり、水源が豊富で古くは農業が盛んに行われていた。
・第一次産業の従業者割合は1%未満と少ない。
・「和紅茶」という特産品を有している。
・野菜の栽培では、ネギやホウレンソウ、ブロッコリー、ニンジン、キャベツなどが作られている。特に、ホウレンソウの出荷量は埼玉県が全国トップクラスで、ふじみ野市は県内自治体の中でも上位の出荷を誇る。
・市内には農業を身近に楽しむ市民農園や、地元農家による直売所が複数存在している。地産地消の取り組みにも積極的で、多くの市民が足を運ぶ。
・海に面していないふじみ野市では、水産業はほとんど見られない。
工業・産業
・江戸時代、ふじみ野市は幕府旗本や川越藩の領地となっていた。「松平信綱」が川越藩主になると、原野の開発が積極的に進められ、舟運も整備されるようになった。これにより川越周辺と江戸を結ぶ水路が通じ、産業にも大きく貢献した。ふじみ野の地にあった福岡河岸は、農産物や薪、炭などを江戸へ送る拠点へと発展していった。
・明治期になると箒づくりが地場産業へと成長した。昭和初期頃まで様々な箒が作られ、近代・工業化が進むが、昭和30年代を境に衰退した。
・製造品出荷額は約1兆円を優に超えるほどで、その半数近くを電子部品・デバイス・電子回路製造業が占めている。その後には、印刷業や鉄鋼業が続く。
・高速道路網が充実しており、良好なアクセス環境を活かした製造業が営まれている。
商業・サービス業
・昭和30年代頃から宅地化が進展し、市内には多くの団地が整備され、東京のベッドタウンとして成長していった。1959年(昭和34年)には「霞ヶ丘団地」、その翌年には「上野台団地」の入居がスタートしている。これらはいずれも1,000戸を超える大規模団地である。
・商業の中心は東武東上線上福岡駅で、駅前には大型商業施設や商店街も複数点在している。商店街の数は10あまり。「西口商店会」や「上福岡駅前名店街」、「八雲通り商店会」など、個性豊かな商店が軒を連ねる。
・東武東上線に並走する国道254号線沿いには、多くのロードサイド店舗が点在している。ショッピングモールや飲食店、ホームセンターなど、ジャンルも多岐にわたる。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。