東久留米市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
東久留米市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の東京都内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
まずは東久留米市の概要について整理しておきましょう。
・東京都の北部に位置し、北東部は埼玉県と隣接している。武蔵野台地のほぼ中央にあり、西から東に向けて緩やかな傾斜となっている。
・市域の多くは住宅地で大規模団地が多く建てられ、都心近郊のベッドタウンである。
・北東部には西武池袋線が南北に走り、市民の重要な交通手段となっている。特に西部池袋線東久留米駅周辺は市の中心街を形成しており、多くの商業施設や住宅が並んでいる。
・市の中央を黒目川と落合川が流れており、水資源が非常に豊かで、市内には湧き水が出るスポットが多く存在している。中でも南沢湧水群は「平成の名水百選」に都内で唯一選定されている。
基本データ
東久留米市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約13㎢
・可住地人口密度…約9000人／㎢
人口統計
・人口総数…約12万人
・年少人口率（15歳未満）…約12％
・生産年齢人口率（15～64歳）…約59％
・高齢人口率（65歳以上）…約29％
・人口1000人当たりの人口増減数…約0.7人
・外国人人口数…約2000人
・転入者数…約5000人
・転入率（人口1000人当たり）…約46人
・転出者数…約5000人
・転出率（人口1000人当たり）…約41人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約590億円
・歳出額…約570億円
・地方税…約170億円
・財政力指数…0.82
・実質公債費比率…-0.1％
・将来負担比率…0％
・経常収支比率…約89％
・地方交付税依存度…5.0%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
東久留米市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・市の中央を黒目川や落合川が流れ、地下水が豊富にある。市内には数ヵ所に湧き水があり、毎日約10万tの水が湧き出ている。
・東京都内の中では比較的農業が盛んである。農業産出額は約8億5,000万円。そのうち7割以上を野菜が占めているのが特徴で、ホウレンソウ、トマト、コマツナ、エダマメなどが主な農産物。
・果樹栽培も見られ、日本なしやキウイフルーツ、ブルーベリーなどが生産され、花卉栽培も営まれている。
・市内には直売所が多く存在しており、地産地消の取り組みにも積極的である。体験型農園も提供されており、そこでは農業のプロによる指導の下、野菜栽培を楽しむことができる。
・東久留米市は海に面していないため、水産業はほとんど見られない。
工業・産業
・東久留米市では江戸時代、大規模な開墾が進められ、それにより水田や農村が形成された。その後、近代になると軍事施設が市内に設けられ、軍需産業が発展することとなる。
・昭和30年代初頭の高度経済成長期に相まって、近郊住宅地が相次いで建設されるようになる。それにより人口が急増し、ベッドタウン化が進んでいった。
・製造品出荷額は約1,500億円で、内訳を見ると食料品製造が最も多く、次に印刷関連業、金属製品製造業などが続く。
・市内の北西部には工業用地が広がり、野火止地区や柳窪地区には大型の飲料工場やパン工場が立地している。
・近年では「東久留米ブランド」の認定制度を設置している。市内の優れた食品や技術、工芸など数十品が「きらりと輝く東久留米ブランド」に選ばれている。
商業・サービス業
・1956年（昭和31年）に町制が施行され、久留米町が誕生した。その後、1970年（昭和45年）には市制が敷かれ東久留米市が生まれた。都市化が進む中でも豊かな自然を守って、湧き水と清流の保全に市民と行政が一体となって取り組んでいるのが特徴である。
・市の北東部を西武池袋線が走るが、市内にある鉄道駅は東久留米駅のみである。
・駅周辺には商業施設があり、中規模のショッピングモールが存在する。
・商店街が複数あり、様々な個人商店が軒を連ねてきた。郊外の幹線道路沿いにもロードサイド店舗が点在している。特に埼玉県道4号線沿いは店舗が多く、商業集積が見られる。県道南側には長さ約300mの「まえさわ小町商店会」という商店街があり、近隣住民に愛用されている。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。