平塚市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
平塚市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の神奈川県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
まずは平塚市の概要について整理しておきましょう。
・神奈川県のほぼ中央に位置し、西部の丘陵地を除いてほぼ全域が相模平野に属しており、なだらかな地形となっている。
・南部は相模湾の海岸線が続き、比較的温暖な気候に恵まれている。
・交通網では、南部をJR東海道本線の平塚駅をはじめ、南部を東西に走る国道1号線と134号線、東部を南北に走る国道129号線の幹線道路により、東京や横浜、小田原方面へのアクセスに役立っている。
・東海道の平塚宿が置かれたため、歴史マニアに人気がある他、自然を活かした景勝地などの観光資源が豊富である。
・夏季には関東最大の七夕まつりをはじめ、ビーチカーニバルなどのイベントで盛り上がる。
基本データ
平塚市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約68㎢
・可住地人口密度…約4100人／㎢
人口統計
・人口総数…約26万人
・年少人口率（15歳未満）…約11％
・生産年齢人口率（15～64歳）…約60％
・高齢人口率（65歳以上）…約29％
・人口1000人当たりの人口増減数…約-3人
・外国人人口数…約5000人
・転入者数…約9000人
・転入率（人口1000人当たり）…約34人
・転出者数…約8000人
・転出率（人口1000人当たり）…約31人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約1200億円
・歳出額…約1150億円
・地方税…約440億円
・財政力指数…0.98
・実質公債費比率…2.5％
・将来負担比率…約20％
・経常収支比率…約96％
・地方交付税依存度…1％
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
平塚市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・平塚市内には、相模川と金目川が流入しており、古くから豊かな水資源を活かすことのできる第一次産業が盛んな土地であった。
・農業では稲作や野菜の生産が多く見られ、特にお米の生産量は神奈川県でもトップクラスである。水稲生産量は約2,780tで、「はるみ」や「キヌヒカリ」といった品種が多く栽培されている。
・野菜ではキュウリ、トマト、コマツナ、ホウレンソウなどを主に、都市近郊農業を展開している。近年ではイチゴの栽培が増えており、イチゴ狩りは観光資源として成長した。
・畜産業では乳用牛や豚を肥育する農家が多く、市内には日本で初めてビン入りの珈琲牛乳を販売した牛乳メーカーがあることでも知られている。
・相模湾に面する平塚市は水産業が盛んである。沿岸では、アジやイワシ、シラス、ヒラメなどの新鮮な海産物が水揚げされている。
工業・産業
・平塚市では1905年（明治38年）に旧海軍の火薬工場が設置されたことを契機に工業が発展した。大正期には食料品、紡績、化学工業など、様々な分野の製造業が見られるようになる。
・昭和期には火薬工場に加えて、飛行機工場などの軍需工場が相次いで立地された。第二次世界大戦の空襲により大規模な被害が出たが、その後復興が進んだ。
・高度経済成長期にかけては軍需工場の跡地が、平和産業の礎として生まれ変わる。
・昭和中期から後期にかけては工業団地が相次いで造成。「馬入工業団地」や「大神第一工業団地」など市内には6つの工業団地がある。
・製造品出荷額は約1兆3,200億円。分野別には輸送機製造や化学工業などが多くを占めている。特に自動車関連製造業は平塚市の基幹産業として発展し、製造品出荷額に占める割合は5割を超えるまでになった。
商業・サービス業
・平塚市は江戸時代に東海道の平塚宿が置かれ、宿場町として発展した。当時の宿泊施設である旅籠屋も多く立ち並び、人の往来が盛んであった。
・その後、太平洋戦争により市内の大部分が焼け野原になるものの、戦災復興により区画整理が進み、都市化が進展した。復興の象徴として1951年（昭和26年）に第1回平塚七夕まつりが開催され、その後飛躍的な発展を遂げていく。
・1963年（昭和38年）には地元百貨店「梅屋」、1973年（昭和48年）には国鉄出資の駅ビル第1号の「ラスカ」がオープンし、平塚市の商業の発展に大きく寄与した。
・近年は平塚駅を核として中心市街地が広がり、大型のショッピングモールや商業ビルが多く集積している。市を縦断する国道129号線沿いにはロードサイド店舗が点在し、家電量販店や大型飲食店などが並んでいる。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。