【広島市役所】面接対策・基本情報まとめ

広島市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、面接カード、近隣自治体について掲載しています。

公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。

そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。

なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。

市の概要

overview市の全体像を把握するため、広島市の概要について整理しておきましょう。

・広島県の西部に位置し、北部は中国山地によって約7割を山地や丘陵地が占めている。

・1889年に市制施行し、1980年に政令指定都市に移行した。

・第二次世界大戦の被爆都市として世界的にもその名が知られ、世界文化遺産の「原爆ドーム」は平和の象徴として市のシンボルになっている。毎年8月の原爆投下の日には「平和記念公園」で平和式典を挙行し、原爆で亡くなられた方への冥福と世界の恒久平和を祈念している。

・かつては軍需工場が多くあり軍都のイメージがあったが、現在は多くの製造業が集まる近代工業都市に発展し、瀬戸内海周辺の政治・経済を牽引している。

基本データ

fundamental-data広島市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。

面積

・総面積…約907㎢
・可住地人口密度…約4100人/㎢

人口統計

・人口総数…約117万9000人
・年少人口率(15歳未満)…約13%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約61%
・高齢人口率(65歳以上)…約26%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-5.0人
・外国人人口数…約2万2000人
・転入者数…約6万1000人
・転入率(人口1000人当たり)…約52人
・転出者数…約6万2000人
・転出率(人口1000人当たり)…約53人

※最新のデータに基づいて算出

財政状況

・歳入額…約7100億円
・歳出額…約7050億円
・地方税…約2420億円
・財政力指数…0.78
・実質公債費比率…9.6%
・将来負担比率…約165%
・経常収支比率…約99%
・地方交付税依存度…8.2%

※最新のデータに基づいて算出

各種産業の特徴

industry

広島市の各種産業についても整理しておきましょう。

農業・水産業

・広島市は太田川の三角州に作られた街で、市の中心部には太田川本流や支流が流れる広島平野にある。その他の部分、つまり市の約8割は丘陵部であり、広い耕作地に恵まれているわけではない。

・広島市では市内で生産された農林水産物に「ひろしまそだち」のブランド名を与え、安全で安心な生産物として生産者・小売店・飲食店・消費者へと流通させていく試みを始めている。これは地産地消の輪を広げることによって市内の農林水産業を活性化していこうとする取組みである。この取組みは1994年(平成6年)から始められており、広島市内のあちこちで、「ひろしまそだち」のロゴマークが入った商品を見ることができる。

・中国地方最大の都市という大規模消費地がある「生産者メリット」と新鮮な旬の食材をすぐに食卓へ届けることができる「消費者メリット」を活かすため、近郊農業による地域活性化を目指している。

工業・産業

・広島市は広島県のみならず、中国地方の経済活動にとっても中心地であり、様々な産業が盛んである。市内各地には商業地が広がり、年間商品販売額(卸売業・小売業)は、県全体の約3分の2、中国地方5県の中では約3分の1を占め、第三次産業の従事者数は、県全体の70%以上が広島市となっている。

・広島市は太田川下流の三角州地帯であるため、地下鉄工事には適さないことから、路面電車が市民の足として利用されているのが特徴である。

・工業においては安佐北区が最も事業所数が多く、市内の産業別事業所数では食料品製造を筆頭に、金属製品、生産用機械器具、印刷・印刷関連、プラスチック製品の順になっている。これらの上位5業種だけで広島市全体の6割近くを占める。

・食品製造業の中には赤じそのふりかけで知られる「ゆかり」を製造販売している三島食品や、広島風お好み焼きには欠かすことのできない「オタフクソース」などがある。

商業・サービス業

・銀山城の築城後に市(いち)が立つなど、広島市が賑わい始めたのは鎌倉時代の終盤である。戦国時代には「毛利輝元」が広島城を築き、城下町として栄えていた京都や大阪をモデルに町の建設を始めた。

・江戸時代前期に大坂と江戸を結ぶ西廻り航路が整備されると、広島は内海航路沿い最大の都市として繁栄した。特に中島(現在の中区中島町)界隈は、商業の中心として発展した。

・明治時代以降は、軍事都市としての色が濃くなる。昔から栄えていた中島本町(現在の中区中島町)などを凌ぐ繁華街として、八丁堀や紙屋町(ともに現在の中区)が栄えたのは大正時代以降である。1912年(大正元年)に市内電車が開通し、軍需工場で働く人の交通網として発展したのがきっかけであった。

・原子爆弾投下によって焼け野原と化した広島市は、1949年(昭和24年)の「広島平和記念都市建設法」施行で復興が本格化した。

・2001年(平成13年)に大型地下街「紙屋町シャレオ」がオープンするなど、八丁堀や紙屋町は復興後も商業圏の中核である。これらの町がある中区以外にも、JR広島駅を擁する南区では、駅の南口再開発の一環として「エールエールA館」が開業した。また、広島駅ビル内には商業施設「ekie」があり、市の商業を支えている。

総合計画・基本構想等

general-plan

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。

まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。

面接カード

resume

広島市役所の面接カードの内容を掲載してているので、これを参考に実際に面接カードを作ってみましょう。
※過去のものとなりますので、あらかじめご了承ください。

・卒業論文、ゼミナールのテーマ、得意科目
・趣味、特技
・資格、免許(取得、取得見込年月日)※受験資格として必要なものを除く
・クラブ、サークル、ボランティア活動、アルバイト等
・学校生活や社会人生活などで力を入れて取り組んできたこと一つ挙げ、どのような状況でどのように行動したか具体的に書いてください。また、その経験からどのようなことを感じ、どのようなことを学びましたか。具体的に書いてください。(15行)
・なぜ広島市を志望したのか。広島市職員として「どのような仕事」に「どのように取り組んでいきたい」と考えているのか。具体的に書いてください。(6行)
・あなたが考える公務員に求められる倫理観について書いてください。(3行)

面接質問リスト

広島市役所の面接において、過去の受験生が実際に質問された内容をリストとして提供しています(下記のリンクからご確認いただけます)。

広島市役所で定番の質問をはじめ、一部の受験生しか聞かれていないものの、「いざ聞かれると答えに窮する」「準備しておかなければ答えられない」ような難易度の高い質問も収録しました。

質問されることをあらかじめ把握しておけば、面接試験は決して怖いものではありません。
このリストへの回答を事前に準備することで、広島市役所の面接試験を突破することができるでしょう。

会社概要
公務員試験面接カレッジ

公務員試験面接カレッジです。過去の公務員試験の面接で実際に聞かれている質問を自治体ごとにリスト化し、それぞれに模範解答を作成しています。「面接試験を制するものは、公務員試験を制す」あなたの合格に、面接カレッジ。

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