ひたちなか市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、面接カード、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、ひたちなか市の概要について整理しておきましょう。
・茨城県の中央部からやや北東に位置する。
・1994年(平成6年)に勝田市と那珂湊市が合併したことで誕生した。
・市の西部は常磐自動車道の通る那珂市に、北部は東海村に、南部は那珂川を挟んで水戸市に、東部は太平洋に面している。
・市域は海抜7m前後の低地地区(太平洋と那珂川流域)と、那珂大地とも呼ばれる海抜30m程の平坦な台地地区に区分されている。
・低地地区には漁港を中心とした市街地が形成されており、那珂川流域は水田地帯にもなっている。台地地区は駅を中心に市街地が形成されており、都市化が進行している、周辺には畑地や緑も多く残っている。
・産業では水産加工業を主体とする食品製造関係水産業が地場産業として根付いている。これに加え、ひたちなか地区にある常陸那珂工業団地や、その隣接地区にある第2期山崎工業団地にも多くの企業が立地し、多様な産業が展開されている。
・鉄道ではJR常磐線を主軸に、水戸線・水都線が接続している。道路では国道6・245号が通り、都市間を結ぶ幹線道路となっている。
基本データ
ひたちなか市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約100㎢
・可住地人口密度…約1700人/㎢
人口統計
・人口総数…約16万人
・年少人口率(15歳未満)…約12%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約61%
・高齢人口率(65歳以上)…約27%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-4.5人
・外国人人口数…約2000人
・転入者数…約6000人
・転入率(人口1000人当たり)…約36人
・転出者数…約6000人
・転出率(人口1000人当たり)…約36人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約630億円
・歳出額…約590億円
・地方税…約240億円
・財政力指数…0.95
・実質公債費比率…9.8%
・将来負担比率…約81%
・経常収支比率…約92%
・地方交付税依存度…5.5%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴

ひたちなか市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・ひたちなか市は、1994年(平成6年)に勝田市と那珂湊市が合併したことで誕生した。第一次産業就業者割合は約3%弱である。旧那珂湊市は漁業を主な産業としていたため、今日のひたちなか市でも水産業が盛んである。
・昭和期には大型船漁業がメインに行われていたが、近年は地元小型船による漁業が中心となり、マグロ類やイワシ類、ヒラメ類などが水揚げされている。
・典型的な東日本の太平洋型の気候を持ち、台風などの自然被害が少なく1年を通して温暖である。その農業に適した気候を利用し、サツマイモなどの野菜と、稲作の複合経営による農業が盛んに営まれてきた。特にひたちなか市の特産品である「ほしいも」は、日本トップクラスの生産量を誇る。
・他にもイチゴ、メロン、花卉などが生産されている。
工業・産業
・江戸時代のひたちなか市の地は水戸藩領として栄えた。特に沿岸部は水戸藩の外港として発展に大きく寄与し、港町として繁栄した。
・明治期になるとタバコ製造が基幹産業に成長し、工業化が進むようになる。その後、昭和初期から中期にかけては、日立製作所水戸工場が進出し、兵器や電気機関車などが製造され、軍事産業都市へと発展した。
・戦後、軍需の低下により一時工業が衰退するものの、高度経済成長期には民需製品の需要が増加した。電気や機械、精密機器、紙製品などをメインに近代工業化が進んでいった。
・日立製作所の企業城下町として有名で、国道6号沿いを中心に日立グループ関連企業が立地している。
・年間製造品出荷額は1兆円を超え、茨城県を代表する工業都市のひとつになっている。
商業・サービス業
・ひたちなか市は、海水浴場やマリンプールなどの観光施設や国際航路が数多く開設され、多くの観光業が盛んな都市である。
・都内へのアクセスの良さから水戸市のベッドタウンとしても発展している。
・近年は郊外型の大型商業施設が増えており、2006年(平成18年)には、日本有数の巨大複合ショッピングモール「ファッションクルーズニューポートひたちなか」がオープンした。ファッションやインテリア、レストラン、大型生活雑貨などの店舗が導入され、市内商業を盛り上げてきた。
・那珂湊駅前にある「那珂湊本町通り商店街」は、歴史の古い商店街である。起源は江戸時代までさかのぼり、市内東部の商業の中心として多くの専門店が軒を連ねている。
・市内西部の勝田駅中心市街地では、「勝田TA・MA・RI・BA横丁」が開催され、クラフトや飲食、農産物の販売などのイベントが行われている。
総合計画・基本構想等

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接カード

ひたちなか市役所の面接カードの内容を掲載しているので、これを参考に実際に面接カードを作ってみましょう。
※過去のものとなりますので、あらかじめご了承ください。
・ひたちなか市職員を志望する理由
・ひたちなか市職員として取り組みたい仕事
・これまでに取り組んだ活動、体験、職務経験等(・学業や職務について(民間企業等での職務経験における実績,成果等)・社会的活動や学生生活について(アルバイトを含む。))
・クラブ活動、趣味、特技
・これからのひたちなか市をより良くするための提案
面接質問リスト
ひたちなか市役所の面接において、過去の受験生が実際に質問された内容をリストとして提供しています(下記のリンクからご確認いただけます)。
ひたちなか市役所で定番の質問をはじめ、一部の受験生しか聞かれていないものの、「いざ聞かれると答えに窮する」「準備しておかなければ答えられない」ような難易度の高い質問も収録しました。
質問されることをあらかじめ把握しておけば、面接試験は決して怖いものではありません。
このリストへの回答を事前に準備することで、ひたちなか市役所の面接試験を突破することができるでしょう。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
茨城県
所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。