一宮市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、面接カード、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、一宮市の概要について整理しておきましょう。
・愛知県の北西部に位置し、木曽川を境に岐阜県と接している。
・市域には名神高速道路、東海北陸自動車道が通り、4つのICとジャンクションが国道22号線など主要幹線道路と接続している。鉄道もJR東海道本線、名鉄名古屋本線・尾西線で計19の駅があり、交通の要衝となっている。
・日本の毛織物生産額の4割を占める程繊維産業が盛んで、毛織物王国と呼ばれることもある。
・市域の3割を田畑が占めるほど田園風景が広がっており、県内生産第1位を誇る花苗の他、野菜なども栽培されている。
・JR「尾張一宮駅」・「名鉄一宮駅」周辺が中心部にあたり、市内最大の商店街や市のシンボルである「真清田神社」があり、放射線状に道路が延びて市街地を形成している。
・商店街で開催される七夕祭りは日本三大七夕祭りのひとつに数えられ、夏の風物詩として大勢の人でにぎわう。
基本データ
一宮市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約114㎢
・可住地人口密度…約3300人/㎢
人口統計
・人口総数…約37万8000人
・年少人口率(15歳未満)…約12%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約61%
・高齢人口率(65歳以上)…約27%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-4.5人
・外国人人口数…約8000人
・転入者数…約1万3000人
・転入率(人口1000人当たり)…約33人
・転出者数…約1万2000人
・転出率(人口1000人当たり)…約31人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約1460億円
・歳出額…約1390億円
・地方税…約520億円
・財政力指数…0.77
・実質公債費比率…3.5%
・将来負担比率…約11%
・経常収支比率…約91%
・地方交付税依存度…10.3%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴

一宮市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・濃尾平野のほぼ中央に位置している一宮市は、豊かな水と土壌に恵まれた地理条件を持つ。この環境を活かし、古くから野菜園芸や稲作が盛ん。
・水稲では、大粒で甘みが強いのが特徴のブランド米「あいちのかおり」が栽培され、市内の水稲作付けの約4割を占める。お米の転作作物として麦や大豆の栽培も行われてきた。
・畑作ではナス、ネギ、ダイコン、ハクサイなどの栽培が盛ん。近年では情報通信技術を用いた次世代型農業も見られ、温度管理や作業の効率化を図ることにより、効率の良い農業を営むことが可能になった。
・愛知県の花卉栽培は全国的に高い知名度を誇るが、一宮市もそれに大きく貢献している。デンファレ、ヒマワリ、バラなどの切り花や植木が生産されており、県内外へ出荷されている。
・海に面していない一宮市では水産業はあまり見られないが、市内を流れる木曽川流域では鮎の養殖が行われており、今後の発展が期待されている。
工業・産業
・愛知県北西部の尾張地方では、古くより繊維産業で栄えた。綿織物や絹織物が作られ、明治期以降はウールの生産も最盛期に。愛知県の羊毛工業は全国に先がけた事例となり、毛織物の「尾州」として全国に知れ渡った。ガチャンと織機を動かせばお金(万)が儲かることから「ガチャ万景気」と呼ばれ、一宮市の経済に大きく寄与した。
・市内には紡績・繊維工場が集積し、女性の労働者も多いことから「女工の街」とも呼ばれた。
・現代でも市内製造業に占める繊維業の割合は高く、製造業事業所数では30%を超える。
・製造品出荷額では食料品やプラスチック、生産用機械などが高いのも特徴で、特に食品製造の分野では他の産業と連携した六次産業化にも積極的である。木曽川の鮎一夜干しや市内で収穫されたイチジクやイチゴの加工品などが作られている。
商業・サービス業
・繊維工業都市として栄えた一宮市は、昭和後期頃になると外国の安い原料が入ってきたことで低迷期を迎え、並行して商業も停滞した。一方で交通網が充実し、名古屋市から15分程度でアクセスできることから名古屋市のベッドタウンとして大きく成長することとなる。
・市内にはJR東海の東海道本線、名古屋鉄道の名古屋本線と尾西線が次々に開通し、交通の便は良好である。さらには、名神高速道路、東海北陸自動車道などの高速道路も市内を走っている。
・繊維関連大規模工場跡地には、再開発が進んだ。1975年(昭和50年)に国道22号線沿いの東海レーヨン本社工場が、2004年(平成16年)には旧倉敷紡績木曽川工場が大型ショッピングモールへと置き換る。
・商業の中心は尾張一宮駅周辺で、商店街や百貨店などが並び、人でにぎわうエリアとなっている。
・幹線道路沿いには家電量販店などのロードサイド店舗が多く出店している。
総合計画・基本構想等

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接カード

一宮市役所の面接カードの内容を掲載してているので、これを参考に実際に面接カードを作ってみましょう。
※過去のものとなりますので、あらかじめご了承ください。
・一宮市を志望した動機
・最近関心をもったこと
・採用されたら取り組んでみたい業務(3つ)
・一宮市について最近関心をもったこと、または知っていること
・今までに打ち込んできたこと、また経験から得たこと
面接質問リスト
一宮市役所の面接において、過去の受験生が実際に質問された内容をリストとして提供しています(下記のリンクからご確認いただけます)。
一宮市役所で定番の質問をはじめ、一部の受験生しか聞かれていないものの、「いざ聞かれると答えに窮する」「準備しておかなければ答えられない」ような難易度の高い質問も収録しました。
質問されることをあらかじめ把握しておけば、面接試験は決して怖いものではありません。
このリストへの回答を事前に準備することで、一宮市役所の面接試験を突破することができるでしょう。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
岐阜県


愛知県





所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。