【伊那市役所】面接対策・基本情報まとめ

伊那市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、面接カード、近隣自治体について掲載しています。

公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。

そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。

なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。

市の概要

overview市の全体像を把握するため、伊那市の概要について整理しておきましょう。

・2006年(平成18年)に伊那市・高遠市・長谷村が合併し誕生した。

・長野県の総面積の5%を占め、県内の市町村では松本市、長野市に次いで3番目に広い面積を誇る。

・県内の南部に位置し、南アルプスと中央アルプスの間を流れる天竜川や三峰川沿いは平地である。肥沃な土地と良質な水を活かした米作り、野菜、果樹などの農業が盛んに行われている。

・東京・名古屋のほぼ中間に位置し、商工業にとって優良な立地であることから、電気、精密機械、食品などの製造業が発展している。

・日本さくら名所100選に選定されている高遠城址公園の桜は、全国から花見客が訪れるほど人気を博している。

・遠方までの交通は中央自動車道伊那IC、そしてJR飯田線「伊那北駅」「伊那市駅」が拠点となっている。また市内の移動には、伊那市を循環して運行している「イーナちゃんバス」が利用されている。

基本データ

fundamental-data伊那市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。

面積

・総面積…約668㎢
・可住地人口密度…約500人/㎢

人口統計

・人口総数…約6万5000人
・年少人口率(15歳未満)…約12%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約56%
・高齢人口率(65歳以上)…約32%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-10人
・外国人人口数…約2000人
・転入者数…約2000人
・転入率(人口1000人当たり)…約35人
・転出者数…約2000人
・転出率(人口1000人当たり)…約36人

※最新のデータに基づいて算出

財政状況

・歳入額…約400億円
・歳出額…約390億円
・地方税…約100億円
・財政力指数…0.47
・実質公債費比率…6.8%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約88%
・地方交付税依存度…27.6%

※最新のデータに基づいて算出

各種産業の特徴

industry

伊那市の各種産業についても整理しておきましょう。

農業・水産業

・市域の約80%を山林が占めており、東に南アルプス、西に中央アルプスがそびる。その間を流れる天竜川や三峰川沿いに平地が広がり、周辺は古くから「伊那平」と呼ばれ、「信州四平」のひとつとして数えられている。市域全体として標高が高いことから、気候は通年冷涼ながら寒暖差の大きい盆地型気候である。

・伊那市は農業環境に恵まれており、古くから県内有数の米どころとして知られている。製糸工場の多い諏訪地域も近いことから、明治から戦前までは養蚕が盛んに行われ、山間部では林業も営まれていた。

・花き栽培が盛んで、アルストロメリアやトルコギキョウの生産量は全国でも指折りである。特にアルストロメリアは年間1,200万本もの生産量を誇る。

・アスパラガスやブロッコリーなどが全国上位の生産高であり、山間部では乳用牛を中心に畜産が行われている。

・馬肉の産地としても有名で、市を代表する郷土料理として観光客にも人気である。

・海に面していない伊那市では水産業はほとんど見られない。

工業・産業

養蚕が盛んであった伊那では、明治期になると中小の製糸工場が操業した。ただ、供給先としては数が少なく、養蚕農家は資本力のある諏訪地域の工場に繭を買い叩かれることも少なくなかった。その打開策に、養蚕農家が共同で製糸工場を興したのがこの地の製糸業の起源である。

・第二次世界大戦が始まると製糸業は衰退し、休業した製糸工場跡地には都市部から疎開してくる企業が進出した。それらの企業が戦後も操業を続ける中、諏訪地域で興った精密機械製造業が伊那にも波及するようになった。その後、地場農産物を活かした食品製造業と共に基幹産業へと成長した。

・昭和40年代には伊那ICが設置されたことに伴い工業団地が造成され、東京や名古屋へのアクセスも良いことから様々な企業が市内に進出した。工業製造品出荷額が長野県内上位グループに入るほどの工業都市へと発展し、高度加工技術産業、健康長寿関連産業、情報関連産業など新産業の育成にも注力している。

商業・サービス業

・江戸時代、伊那市は高遠藩によって統治されていた。伊那街道の宿場も置かれ、周辺の山々で伐採された木材を筏にして運ぶ天竜川の水運も栄えるようになる。江戸時代中期には西側の峠を越える「権兵衛街道」が整備され、伊那の地は物資輸送の物流拠点となり、商家や旅籠が軒を連ねていた。

・明治から昭和期にかけてはJR飯田鉄道が開通し、商圏はその沿線に広がり、中心駅は「伊那市駅」となった。駅前には商店街もあり、駅南部にはアパレルショップやフードコートが入る大型の商業施設も立地している。

・市域東部の高遠町地区は、かつて城下町として栄えた地域である。江戸時代には石仏製品の製造が盛んで、熟練の石工と呼ばれた「高遠石工」が多く住む街で知られていた。また、高遠城址公園は桜の名所としても人気が高く、春には多くの観光客が訪れる。

総合計画・基本構想等

general-plan

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。

まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。

面接カード

resume

伊那市役所の面接カードの内容を掲載しているので、これを参考に実際に面接カードを作ってみましょう。
※過去のものとなりますので、あらかじめご了承ください。

・地域貢献活動について(ボランティア活動や消防団活動などの地域貢献活動の経験がある方は 150 字以内で入力)
・自己紹介を記載してください。(300 字以内で入力)
・志望動機を記載してください。(300 字以内で入力)
・自己 PR を記載してください。(趣味・特技・打ち込んだこと等について 300 字以内で入力)
・苦労した経験を記載してください。(300 字以内で入力)
・これからの時代に求められる公務員のあり方について、あなたの考えを記載してください。(300 字以内で入力)
・伊那市以外の併願先(併願の有無や併願先について)

隣接する市

公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。

長野県

静岡県

所属する都道府県

市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。

会社概要
公務員試験面接カレッジ

公務員試験面接カレッジです。過去の公務員試験の面接で実際に聞かれている質問を自治体ごとにリスト化し、それぞれに模範解答を作成しています。「面接試験を制するものは、公務員試験を制す」あなたの合格に、面接カレッジ。

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