伊勢原市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接においては、志望自治体や近隣自治体の基本的な情報を押さえることが何よりも大切です。
伊勢原市ならではの特色を理解し、面接対策に活かしてください。
なお、その他の神奈川県内の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
・神奈川県のほぼ中央に位置し、厚木市・秦野市・平塚市に接する、総面積約55平方キロメートルの都市である。
・北西部の緑豊かな大山山系から南東部にかけて平野が形成されている。
・概ね丘陵部は畑作を中心とした農地、平地は市街地、低地は水田に利用されている。
・市街地区域には東西に東名高速道路、国道246号線、小田急小田原線が横断しており、首都圏の近郊都市として優れた交通網を誇る。
・山間部の山林原野は市域の約3分の1にあたり、恵まれた自然環境を活かした市民の憩いのエリアとなっている。
・大山は古くから信仰を集めている霊峰で、観光客や登山客の人気のスポットとなっている。
基本データ
伊勢原市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押えておきましょう。
面積
・総面積…約56㎢
・可住地人口密度…約2900人/㎢
人口統計
・人口総数…約10万人
・年少人口率(15歳未満)…約11%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約62%
・高齢人口率(65歳以上)…約27%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-4人
・外国人人口数…約2000人
・転入者数…約4000人
・転入率(人口1000人当たり)…約44人
・転出者数…約4000人
・転出率(人口1000人当たり)…約44人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約450億円
・歳出額…約440億円
・地方税…約170億円
・財政力指数…0.98
・実質公債費比率…7.3%
・将来負担比率…約59%
・経常収支比率…約98%
・地方交付税依存度…1.4%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
伊勢原市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・神奈川県のほぼ中央に位置する伊勢原市は、市総面積の約3分の1を山林原野が占有している。市内には歌川や鈴川、渋田川などが流れ、自然に恵まれた環境が広がっている。
・気候は比較的温暖で、県内でも有数の水田地帯があることで有名である。
・農地面積の広さは神奈川県でもトップクラスで、県を代表する農業都市として認知されてきた。
・水稲、野菜、果物の収穫が活発に行われており、直売所などを利用し地産地消の取り組みにも積極的である。
・市内農産物を使用したフルーツワインが生産されており、土産物や贈答品として人気を博している。
・大山山麓の清涼な気候と質の良い土壌で栽培されている大山菜や、生きくらげなどが市の特産物として知られている。
・伊勢原市内には市民農園が3ヵ所あり、市民が農業に触れられる環境が整備されている。
・海に面していない伊勢原市では、水産業はほとんど見られない。渓流で釣りを楽しめるスポット等はあるが、観光施設としての意味合いが大きい。
工業・産業
・農業を中心に発展してきた伊勢原市は、高度経済成長期に入ると首都圏に近接した立地条件から、住宅団地や工業団地の建設が進んだ。
・1972年(昭和47年)には「鈴川工業団地」が完成した。製造業をはじめとする事業所が立地する一方で、お祭りなどが開催される市民の交流の場にもなった。
・首都圏に近いだけでなく、東京国際空港や、物流の拠点である横浜港などの港にも近く、交通の便を活かした工業が展開されている。
・製造品出荷額は年間2,900億円超。分野別では「電気機器」や「非鉄金属」、「金属」などの製造業が高い割合を占めている。
・伊勢原市は、神奈川県のプロジェクトである「さがみロボット産業特区」に指定されており、ロボットの実用化・普及推進に取り組んでいる。
商業・サービス業
・伊勢原市にある大山寺は江戸時代、参拝者が多く訪れていた。大山参りは庶民に大流行し、伊勢原の地は門前町として発展。
・近代になると都市化が進展し、昭和30年代の高度経済成長期には国道246号線や東名高速道路などが整備された。その後、1971年(昭和46年)に市制が敷かれ、伊勢原市が誕生した。
・市の中心駅は小田急小田原線伊勢原駅である。周辺には商業施設が多く見られ、春や秋には大山への登山客やハイキング客でにぎわう。
・市内には10の商店会があり、それぞれグルメからファッションまで小規模店舗が集積している。
・商店会では夏祭りやイルミネーション点灯など、様々なイベントを実施して地元活性化に取り組んでいる。
・郊外の幹線道路沿いには、ホームセンターや家電量販店など大規模ロードサイド店舗が点在しており、家族で生活する人々のニーズを満たしている。
総合計画・基本構想等
総合計画や基本構想とは、自治体の指針となるものです。
全体に目を通し、目指している方向性などの全容を掴むことが大切です。
さらに、あなたの興味・関心に合わせて、個別の計画や取組についても調べてみてください。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
最低限、隣接する市については理解を深めておきましょう。