石狩市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、石狩市の概要について整理しておきましょう。
・道央圏の日本海側、石狩川の最下流部に位置する。
・市域の多くが山林で、暑寒別天売焼尻国定公園を有するなど、豊かな自然が特長である。一年を通して気温較差が少なく、北海道日本海地域の中でも比較的温暖な地域となっている。
・石狩市は農業と漁業を主産業としていたが、石狩湾新港が完成してからは道央圏の物流拠点として発展を遂げた。湾岸地域には600社を越える企業が立地し、国際物流基地、エネルギー基地としての役割を担っている。近年は、豊かな自然を活かした道央圏の環境拠点としても注目されている。
・交通では、市域を南北に縦走する国道231号を軸に、小樽市と千歳市を結ぶ国道337号が基幹道路となっている。他には国道451号や道道11、527号が市域を東西に横断している。バスでは北海道中央バスが運行する路線バスの他、市営バスも市民の交通手段である。
・市内に鉄道はなく、直下の課題として対策が進められている。
基本データ
石狩市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約722㎢
・可住地人口密度…約290人/㎢
人口統計
・人口総数…約5万8000人
・年少人口率(15歳未満)…約12%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約54%
・高齢人口率(65歳以上)…約34%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-5.3人
・外国人人口数…約720人
・転入者数…約2200人
・転入率(人口1000人当たり)…約38人
・転出者数…約2000人
・転出率(人口1000人当たり)…約35人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約360億円
・歳出額…約340億円
・地方税…約90億円
・財政力指数…0.54
・実質公債費比率…6.4%
・将来負担比率…約42%
・経常収支比率…約94%
・地方交付税依存度…22.6%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴

石狩市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・市域の西側は石狩湾に面し、市内南部には石狩川が流入している。気候は北海道の中では比較的温暖な海洋性気候に属し、1年を通して気温較差が小さいのが特徴である。
・明治前半ごろに開拓が始まり、農業と漁業が営まれてきた。水稲が見られる他、大消費地に隣接する優位性を活かし、野菜の生産も盛んである。
・代表的な特産品は「厚田メロン」や「さやえんどう」、「スイートコーン」などである。施設園芸の普及拡大とともに生産復興を図ったミニトマトも、石狩のブランド農産物として出荷され、市場から高い評価を受けている。
・水産業では、サケやニシンなどが主な海産物である。サケは江戸時代、幕府への献上品としても重宝され、サケを寒風にさらす「寒塩引」は高級品として知られている。
工業・産業
・明治時代に入ると本格的に開拓が始まり、稲作や漁業など第一次産業を基幹産業として発展してきた。
・1955年(昭和30年)になると、札幌市と隣接することから、大型住宅団地の造成が盛んに。人口が急増し、ベッドタウンとしての特徴も見られるようになった。
・1973年(昭和48年)には石狩湾新港の建設が開始され、のちに国際貿易拠点港として重要な役割を果たすようになる。
・工業においては石狩湾新港の完成以降、徐々に工場が進出した。市内工業の中核となる「石狩湾新港企業団地」には、650社を超える企業が拠点を構えている。
・製造業の分野別には、「金属製品製造業」や「食料品製造業」、「プラスチック製造業」の割合が高いのが特徴である。
・北海道内で唯一となる天然ガス(LNG)の受入基地が市内に立地している。LNG火力発電所も稼働しており、エネルギーの供給拠点として注目を集めている。
商業・サービス業
・石狩市は江戸時代初期に、石狩川河口部流域を中心に交通の要所として発展した。明治期ごろまでは純農村地帯として栄え、石狩湾新港が建設されると工業や商業も盛んになっていった。
・中心市街地は札幌市と接する市域南部に広がり、鉄道が走っていないため郊外型の都市形成がなされている。市街地には国道337号線や国道231号線などの幹線道路が通過し、沿道には食品スーパーや量販店などが点在している。
・花川地区には「花川中央商店街」が立地している。個人商店をはじめ、様々なお店が並び、商店街活性化のためのイベントやプロジェクトも数多く行われている。
総合計画・基本構想等

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接質問リスト
石狩市役所の面接において、過去の受験生が実際に質問された内容をリストとして提供しています(下記のリンクからご確認いただけます)。
石狩市役所で定番の質問をはじめ、一部の受験生しか聞かれていないものの、「いざ聞かれると答えに窮する」「準備しておかなければ答えられない」ような難易度の高い質問も収録しました。
質問されることをあらかじめ把握しておけば、面接試験は決して怖いものではありません。
このリストへの回答を事前に準備することで、石狩市役所の面接試験を突破することができるでしょう。
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
北海道


所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。