【伊豆の国市役所】面接対策・基本情報まとめ

伊豆の国市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。

公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。

そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。

なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。

市の概要

overview市の全体像を把握するため、伊豆の国市の概要について整理しておきましょう。

・静岡県の伊豆半島北部に位置し、2005年(平成17年)に田方郡伊豆長岡町、大仁町、韮山町が新設合併して誕生した。

・鉄道は新幹線の「三島駅」に接続する伊豆箱根鉄道駿豆線、道路では東名・新東名に接続する国道136号線(伊豆中央道)が通り、周辺に市街地を形成している。

・東京からは100km圏域にあり、東海道新幹線、東名高速道路を利用すれば2時間弱で首都圏へのアクセスも可能である。沼津市や三島市の静岡県東部の中心地にも近く、交通の利便性に恵まれている。

・市内には数多くの源泉が存在し、「奈古谷温泉」「伊豆長岡温泉」など静岡県を代表する温泉地があることで有名である。

・世界遺産指定されている「韮山反射炉」、国宝に指定される運慶作の仏像が安置される「願成就院」なども立地しており、観光業が基幹産業に位置付けられている。

・一年を通して温暖な気候であることから農業も盛んである。

基本データ

fundamental-data伊豆の国市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。

面積

・総面積…約95㎢
・可住地人口密度…約1100人/㎢

人口統計

・人口総数…約4万7000人
・年少人口率(15歳未満)…約10%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約56%
・高齢人口率(65歳以上)…約34%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-12.6人
・外国人人口数…約700人
・転入者数…約2000人
・転入率(人口1000人当たり)…約35人
・転出者数…約2000人
・転出率(人口1000人当たり)…約36人

※最新のデータに基づいて算出

財政状況

・歳入額…約230億円
・歳出額…約220億円
・地方税…約70億円
・財政力指数…0.63
・実質公債費比率…7.2%
・将来負担比率…約28%
・経常収支比率…約91%
・地方交付税依存度…19.3%

※最新のデータに基づいて算出

各種産業の特徴

industry

伊豆の国市の各種産業についても整理しておきましょう。

農業・水産業

・伊豆の国市は東に箱根山系の連山が広がり、西は城山、葛城山などの山々に囲まれているのが特徴である。また中央部には田方平野が広がり、市街地や農地が存在している。

・イチゴの生産量は全国トップクラスで主力品種は「紅ほっぺ」である。市内にはイチゴ狩りを楽しめる観光農園や直売所も立地している。

・乳用牛をはじめとする畜産業の他、稲作も見られる。

・海に面していないため水産業はあまり盛んではないが、市内を流れる狩野川は鮎の友釣り発祥の地として有名で、鮎や鱒などの川魚の養殖が行われている。

工業・産業

・伊豆の国市では江戸時代末期、「江川太郎左衛門」が韮山代官として多くの業績を残したことで知られる。太郎左衛門は蘭学や西洋の砲術を積極的に用いて、市を代表する史跡「韮山反射炉」の建造にも注力。韮山反射炉は国防のための大砲製造が行われていた施設で、世界遺産にも指定された。実際に稼働した反射炉としては唯一現存するもので、以後、日本の製鉄技術の礎となっている。

・明治期になると、のちの伊豆箱根鉄道である駿豆鉄道が開通した。大正に入ると工業化も進み、1919年(大正8年)には金庫やレジの前身となる加減算機などを製造する「間宮堂」が創業し、市内の工業をけん引した。その他にも酒造業や医薬品製造なども見られるようになり、多角的工業都市として栄えていった。

・近年に入ると、市内西部には工業団地「伊豆中央テクノタウン」が立地した。静岡県の基幹産業である輸送用機械器具製造業が工業製造品出荷額の割合で多くを占めるようになっている。

商業・サービス業

・伊豆の国市は江戸時代に東海道と下田を結ぶ下田街道が通り、宿場町として発展した。また、幕末にペリーが来航すると下田港が開港されて下田街道の重要性が増していき、商業も大きく成長した。

・明治期になると長岡温泉をはじめとする温泉が有名になり、伊豆を代表する温泉地として発展した。長岡温泉は源頼朝が入浴したという逸話もあり、湯量も豊富なことでも知られる。

・商圏は市内を南北に走る伊豆箱根鉄道沿線に広がっており、その中心となるのは「伊豆長岡駅」周辺である。駅の西部には数多くの宿泊施設が立地し、お土産店や観光スポットが数多く存在している。郊外では国道136号線沿いにロードサイド店舗が点在し、市内南部には大型のショッピングモールも立地している。

総合計画・基本構想等

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自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。

まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。

隣接する市

公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。

静岡県

所属する都道府県

市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。

会社概要
公務員試験面接カレッジ

公務員試験面接カレッジです。過去の公務員試験の面接で実際に聞かれている質問を自治体ごとにリスト化し、それぞれに模範解答を作成しています。「面接試験を制するものは、公務員試験を制す」あなたの合格に、面接カレッジ。

静岡県