刈谷市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、面接カード、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、刈谷市の概要について整理しておきましょう。
・愛知県の中西部に位置し、南北13.2km、東西が5.8kmと縦長の地形である。
・伊勢湾岸自動車道をはじめ、国道1号線、23号線と主要道路が北部を通り、円滑な陸上輸送を実現している。こうした交通網によって、工業都市としての側面が強く、特に自動車関連企業が多く集まり、地域経済を支えている。
・国の天然記念物に指定されたカキツバタ群落が見られる小堤西池や、16ヘクタールの大自然を体感できる「洲原公園」など貴重な自然環境が残され、市民の憩いのスポットとなっている。
・伊勢湾岸道の刈谷パーキングエリアと岩ヶ池公園の一帯は、「刈谷ハイウェイオアシス」という一大テーマパークとして整備され、連日大きなにぎわいを見せている。
基本データ
刈谷市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約50㎢
・可住地人口密度…約3100人/㎢
人口統計
・人口総数…約15万3000人
・年少人口率(15歳未満)…約14%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約66%
・高齢人口率(65歳以上)…約20%
・人口1000人当たりの人口増減数…約3.8人
・外国人人口数…約6000人
・転入者数…約9000人
・転入率(人口1000人当たり)…約61人
・転出者数…約9000人
・転出率(人口1000人当たり)…約57人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約690億円
・歳出額…約630億円
・地方税…約370億円
・財政力指数…1.24
・実質公債費比率…-1.5%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約84%
・地方交付税依存度…0.1%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴

刈谷市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・刈谷市は温暖な気候と三河川による豊富な水資源に恵まれ、古くから農業が営まれてきた。市全体の4分の1が農地といわれ、ブドウや梨、柿などの果物から、大根や白菜などの露地野菜などを中心に栽培が行われている。
・南部では水田地帯が広がり、稲作を中心に麦や大豆の栽培も盛んである。
・毎年減少傾向ではあるものの、市内には100戸を超える専業農家があり、大規模農業、生産性の高い農業、農産物の品質の向上に努めている。
・刈谷市は、川釣りを楽しめるスポットは複数存在するものの、ほとんど海に面していないため水産業の従事者数は少ない。しかし、かつては海苔養殖が盛んな時代もあった。大正期から昭和中期にかけて、豊川河口では海苔の養殖が盛んで、当時の刈谷町(現・刈谷市)で生産・加工が行われてきた。現在では刈谷市での養殖はなくなってしまったが、県全体の産業として当時の伝統は受け継がれている。
工業・産業
・地方商業都市としての特徴が強かった刈谷市は、明治時代に質の良い粘土がとれたことや豊富な水源があったことを背景に、窯業や酒造業などが栄え、市の産業を支えていた。
・1926年(大正15年)、「株式会社豊田自動織機」が創業したことをきっかけに、新興工業都市へと進化していく。明治から昭和へと順調に成長し、高度経済成長期におけるモータリゼーションの広がりとともに、自動車関連産業の集積地として中部地方有数の工業都市に発展してきた。
・近代における市内製造品出荷額は1兆円を大きく超え、中でも「輸送機械」、「はん用機械」、「生産用機械」などが多くを占める。
・市内にはトヨタ系大手企業の他に、下請け部品メーカーも多数存在しており、効率的な生産を行うための環境が整っているのが強みである。
商業・サービス業
・刈谷市は江戸時代に城下町として栄え、有力な御用商人がいる商業の中心地であった。近代になると東海道本線が開通し、「刈谷駅」が設置されたことをきっかけに、さらに商業都市へと発展を遂げた。
・昭和50年代頃からは、刈谷駅から刈谷市駅にかけて広大な商店街やアーケード街が広がり、活気あふれるエリアとなった。昭和から平成にかけては、第三次産業の割合が高まり、市内就業者の半数近くを占めるほどである。
・商店街などは減少傾向にあるが、刈谷駅を中心として様々な商業施設が見られる。2008年(平成20年)オープンの「みなくる刈谷」は、駅前のシンボル的存在として市内商業を支えてきた。また、刈谷駅前に立地する「桜町通り商店街」は周辺に大規模工場があることから、歓楽街が広がっているのも特徴である。
総合計画・基本構想等

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接カード

刈谷市役所の面接カードの内容を掲載してているので、これを参考に実際に面接カードを作ってみましょう。
※過去のものとなりますので、あらかじめご了承ください。
・志望動機
・卒業研究、ゼミナール等
・クラブ活動、スポーツ、文化活動、バイト経験
・趣味、特技
・長所、特徴(自覚する性格)
・学校の授業、学生生活または仕事でとくに学んできたこと
・これまでの経験で、市役所で活かせると考えていること、市職員としてやってみたい仕事、活躍したい分野などについて
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
愛知県






所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。