北見市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、北見市の概要について整理しておきましょう。
・北海道東部に位置し、オホーツク圏で最大規模の都市である。オホーツク沿岸から東西に110kmの長さを有し、市域面積は北海道でもトップクラスとなっている。
・JR石北本線の「北見駅」周辺に市街地が広がり、オホーツク地域の商工業・サービス業の中心地となっている。
・大学などの高等教育機関との産学官連携による取り組みが活発に行われている。
・市域北部の旧常呂町周辺は自然に恵まれたエリアで、農業と漁業が盛んに行われており、ホタテ養殖発祥の地としても知られる歴史のある街である。
・日本最大級のカーリングホールがあり、ここを拠点とするチームが国際大会で活躍したことから、カーリングの街としても有名になった。
・市域南西部の旧留辺蘂町は山間部が広がり、林業が盛ん。
・展示水槽が魅力の「山の水族館」があることでも知られ、その他にも「おんねゆ温泉」や「北きつね牧場」などの観光スポットが点在している。
基本データ
北見市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約1427㎢
・可住地人口密度…約270人／㎢
人口統計
・人口総数…約11万2000人
・年少人口率（15歳未満）…約10％
・生産年齢人口率（15～64歳）…約55％
・高齢人口率（65歳以上）…約35％
・人口1000人当たりの人口増減数…約-11.5人
・外国人人口数…約650人
・転入者数…約3900人
・転入率（人口1000人当たり）…約35人
・転出者数…約4000人
・転出率（人口1000人当たり）…約36人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約790億円
・歳出額…約770億円
・地方税…約150億円
・財政力指数…0.43
・実質公債費比率…11.8％
・将来負担比率…約148％
・経常収支比率…約99％
・地方交付税依存度…25.9%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴
北見市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・北海道の北東部に位置する北見市は、「北見」、「端野」、「常呂」、「留辺蘂」の4つの地域で構成されており、いずれの地域も小麦、馬鈴しょ、てん菜の生産地となっている。
・北見地域のタマネギは「北見たまねぎ」という特産品として有名で、端野地域では二条大麦やペコロスなどが作られている他、留辺蘂地域では高級品といわれる「白花豆」が栽培されており、その生産量は全国トップクラスである。
・水産業が特に盛んなのは常呂地域で、サロマ湖やオホーツク海に面しており、特にホタテが多く水揚げされる「ホタテ王国」として有名である。ホタテの貝殻は土壌改良や肥料などに再利用され、農業と漁業の連携も積極的に行われてきた。
・サケやマス、カキ、ホッカイシマエビ、ウニなど、水揚げされる海産物の種類は実に様々である。
工業・産業
・明治期に開拓された北見市は古くから第一次産業が盛んで、近代になると食品加工を中心とした製造業が行われるようになった。
・北見市は横に長い形をしていることから、製造業においてもそれぞれの地域によって違った特色が見られる。海に面した常呂地域では、豊富な海産物を活かす水産加工業が盛んで臨海部に工場集積が見られ、ホタテの貝柱やホタテの燻油漬けなどが作られている。山間の留辺蘂地域では森林資源を活用した木材加工が基幹産業であり、伐採された木々は地域内で加工されて全国に届けられている。
・北見地域、端野地域では、農産物加工関連の工場が見られるのが特徴である。特に北見では地域の主力産品「北見たまねぎ」を加工し、高付加価値化にも取り組んでいる。また、タマネギをペーストやスープなどに加工することで、地場産品としての活用にも積極的である。
商業・サービス業
・北見市に鉄道や道路網が整備されたのは昭和初期で、1932年（昭和7年）に石北線が開通したことを機に、商業化が徐々に進んでいくようになった。
・戦後には企業の誘致活動が行われ、各機関が集積し都市基盤が整備された。平成に入ると周辺の町と合併し、現在の形になった。
・市内の経済の中心は「北見駅」から「西北見駅」にかけてであり、1992年（平成4年）には大型商業施設「ショッピングセンターメッセ」がオープンした。食品スーパーやドラッグストア、衣料品など多くのお店が入る市内を代表する買い物スポットであり、同店の開業をきっかけに複数の大型商業施設が並ぶこととなった。また、ショッピングだけでなく人材育成機関や企業のオフィスなども設けられている。
・観光面では、「山の水族館」や「北きつね牧場」、「ワッカ原生花園」など、自然や生き物に触れられるスポットが多数あり、観光客の支持を集めている。
総合計画・基本構想等
自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接質問リスト
北見市役所の面接において、過去の受験生が実際に質問された内容をリストとして提供しています（下記のリンクからご確認いただけます）。
北見市役所で定番の質問をはじめ、一部の受験生しか聞かれていないものの、「いざ聞かれると答えに窮する」「準備しておかなければ答えられない」ような難易度の高い質問も収録しました。
質問されることをあらかじめ把握しておけば、面接試験は決して怖いものではありません。
このリストへの回答を事前に準備することで、北見市役所の面接試験を突破することができるでしょう。
近隣の市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あるため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
北海道
所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。
