駒ヶ根市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、面接カード、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、駒ヶ根市の概要について整理しておきましょう。
・長野県伊那谷の中央部にあり、諏訪湖から流れる天竜川の河岸段丘上に位置する。
・街の中心にはJR飯田線の駒ヶ根駅があり、市内にはコミュニティバス「こまちゃんバス」が整備されている。
・西に中央アルプス、東に南アルプスを眺めることができ、「アルプスがふたつ映えるまち」をキャッチフレーズとしている。
・最も名高い観光スポットが「千畳敷カール」である。2万年前の氷河期の氷によって削られてできたお椀型の「圏谷」を見下ろすようにロープウェイが通り、8分程度で標高日本一の駅「千畳敷」へ到着する。
・夏は高山植物、秋は綿の布をまとい、冬から春までは一面の銀世界が堪能できる。
・2010年(平成22年)には日経新聞の「紅葉が楽しめるロープウェイ」という企画で、駒ヶ岳ロープウェイが全国1位に選ばれた。
基本データ
駒ヶ根市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約166㎢
・可住地人口密度…約700人/㎢
人口統計
・人口総数…約3万2000人
・年少人口率(15歳未満)…約11%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約57%
・高齢人口率(65歳以上)…約32%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-7.2人
・外国人人口数…約800人
・転入者数…約1000人
・転入率(人口1000人当たり)…約38人
・転出者数…約1000人
・転出率(人口1000人当たり)…約37人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約170億円
・歳出額…約160億円
・地方税…約50億円
・財政力指数…0.56
・実質公債費比率…11.7%
・将来負担比率…約71%
・経常収支比率…約92%
・地方交付税依存度…22.8%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴

駒ヶ根市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・長野県南部、伊那谷のほぼ中央に位置する駒ヶ根市は、降雪が少なく晴天の日が多いことが特徴である。豊富な水資源に加えて、市域東部の竜東地域は全国有数の日照時間を誇っており、米や野菜、ブドウ、リンゴなど様々な農産物が生産されている。
・駒ヶ根市はマツタケの一大産地で、地元では新鮮で香り高いマツタケを味わうことができる。
・市内には2ヵ所の市民農園が開設されている他、農産物販売所や農業イベント、新規就農支援などが盛んに行われている。
・市内を流れる天竜川には様々な川魚が生息しており、アユやイワナ、コイ、ニジマスなどは市の特産品である。この他にも、水田を利用したブナの養殖も行われている。
工業・産業
・駒ヶ根市は、第二次世界大戦前から伊那盆地における製糸業の中心地として栄えていた。
・戦後になると金属や機械、木材などの工業が進出し、1946年(昭和21年)には「有限会社春日無線電機商会」が創業する。これがのちの「株式会社JVCケンウッド」となり、家庭用オーディオ機器や無線通信機器が作られるようになった。
・「養命酒製造株式会社」とのゆかりも深く、1972年(昭和47年)には駒ヶ根工場を操業した。養命酒は市を代表する特産品のひとつで、工場には「養命酒記念館」も併設され、工場見学も楽しめる。
・他の酒造メーカーも多く、日本酒や地ビール、ワインなどの酒造業が盛んである。なかでも、日本酒を作る「株式会社長生社」は日本で5番目に純米酒のみを作る「純米蔵」になった酒造として知られている。
・関東と中京の中間地点にあり、中央アルプスの豊富で良質な地下水にも恵まれていることから、企業誘致も積極的である。市内には「下平工業団地」や「駒ヶ根高原研究開発用地」などに工業集積が見られる。
商業・サービス業
・駒ヶ根市はかつて三洲街道の宿場町として発展していた。近代になると工業化も進展し、1914年(大正3年)には駒ヶ根駅が設置され、街の中心市街地が形成されるようになる。
・2017年(平成29年)には地域活性化のためのプロジェクト「こまがねテラス」という取り組みがスタートした。駅西側の商店街を盛り上げるべく、イベントやワークショップ、新規店舗の誘致が行われている。
・駒ヶ根駅からは駒ヶ岳へのロープウェイ乗車駅や、駒ヶ根高原へ向かうバスが数多く発着している。ロープウェイの山頂駅にある「中央アルプス千畳敷カール」は市を代表する観光スポットで、ホテルが立地し、春にはスキー場が設けられるなど市内の商業に大きく寄与している。
総合計画・基本構想等

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接カード

駒ヶ根市役所の面接カードの内容を掲載しているので、これを参考に実際に面接カードを作ってみましょう。
※過去のものとなりますので、あらかじめご了承ください。
・志望の動機(この試験を受験した動機、市職員として取り組みたいことについて記入してください。)
・学生時代又は社会人としての経験、実績、現在取り組んでいること(これまでの経験や取り組んだことの中で特徴的な出来事などを記入してください。)
・地域貢献、環境保全、ボランティア活動、留学等の自己研さん活動(これまでに取り組んだボランティア活動、地域貢献、環境保全への取り組み、留学等の自己研さん活動について、記入してください。)
・駒ヶ根市職員として、活かすことができる最もアピールしたいこと(成功、失敗、困難をどのように克服したか、そこから培われた能力など、これまでの経験をもとに具体的に記入してください。)
・趣味、特技、スポーツなど
・学生、社会人時代等のクラブ、サークル活動
・健康状態
・得意な科目、専門分野(大学等での専攻や研究テーマ)
隣接する市
公務員試験の面接では、近隣自治体との比較について聞かれることが多々あります。
特に隣接する市は比較対象として挙げられやすいため、下記の自治体についても目を通しておくようにしましょう。
長野県
所属する都道府県
市役所を受験する場合でも、その自治体が所属する都道府県について聞かれることがあります。
志望先の関連情報として押さえておきましょう。