岡山市役所の面接対策で重要な、市の概要、基本データ、各種産業の特徴、総合計画・基本構想等、面接カード、近隣自治体について掲載しています。
公務員試験の面接対策においては、まずは志望自治体に関連する基本的な情報を押さえることが大切です。
面接で聞かれ得るというのはもちろんですが、志望自治体や業務への理解を深めるために大いに役立つからです。
そして、そうした情報を面接での回答に活用することができれば、面接官に対してより説得力のある説明ができることでしょう。
この記事を通して志望自治体ならではの特色を理解し、ぜひ面接対策に活かしてください。
なお、その他の自治体については下記の記事からご確認いただけます。
市の概要
市の全体像を把握するため、岡山市の概要について整理しておきましょう。
・岡山県の県庁所在地であり、政令指定都市である。
・岡山平野の中央に位置する。南部は瀬戸内海に面し、北部は吉備高原につながる山並みが広がっている。
・瀬戸内海特有の温暖の気候で快晴が多く、台風や地震など自然災害が少ないのが特徴である。
・「岡山城」を中心に「岡山藩」の城下町として発展し、山陽地方の中核都市へ成長した。岡山城には、「日本三名園」のひとつである「後楽園」がある。
・市内には中国山地などを源とする水路網、ため池、児島湖など、豊かな水と自然に恵まれていることから、農産物、海産物が豊富である。特に瀬戸内の温暖な気候により育まれた、シャインマスカットやニューピオーネ、桃太郎ぶどうなどの果物の栽培が盛んな地域としても知られている。
・児島半島周辺は「瀬戸内海国立公園」に属し、マリンスポーツなどアウトドアライフが楽しめるスポットとして人気を博している。
基本データ
岡山市の基本データを算出しました。
面接で具体的な数値を聞かれることもあるので、しっかり押さえておきましょう。
面積
・総面積…約790㎢
・可住地人口密度…約1600人/㎢
人口統計
・人口総数…約69万9000人
・年少人口率(15歳未満)…約13%
・生産年齢人口率(15~64歳)…約60%
・高齢人口率(65歳以上)…約27%
・人口1000人当たりの人口増減数…約-4.8人
・外国人人口数…約1万6000人
・転入者数…約3万6000人
・転入率(人口1000人当たり)…約51人
・転出者数…約3万5000人
・転出率(人口1000人当たり)…約51人
※最新のデータに基づいて算出
財政状況
・歳入額…約3910億円
・歳出額…約3760億円
・地方税…約1330億円
・財政力指数…0.74
・実質公債費比率…5.6%
・将来負担比率…0%
・経常収支比率…約90%
・地方交付税依存度…10.6%
※最新のデータに基づいて算出
各種産業の特徴

岡山市の各種産業についても整理しておきましょう。
農業・水産業
・岡山市の北区は吉備高原の一部を成しており、広く果物の栽培が行われている。「白桃」や「清水白桃」、「黄金桃」などのモモや、「マスカット」「ピオーネ」などのブドウなど、全国的にも知られるブランド力を持った品種が多く栽培されている。さらに、シイタケや珍しい黄ニラも特産物として知られており、乳牛などの畜産業も盛んである。
・岡山市南部の児島湾には、江戸時代から明治時代にかけて造成された広大な干拓地が広がっており、一大田園地帯となっている。そこでのコメの生産量は岡山市の農業産出額の約4割を占め、寿司米に適している「朝日」や酒造用米など広い用途が特長の「アケボノ」、全国シェア9割を誇る最高級酒造用米の「雄町」などの品種が特産品である。
・児島湾は水産業においても中心拠点となっており、旭川と吉井川からの豊富な水が流れ込む。地形的にも波が穏やかな児島湾は、この地域で随一の好漁場である。ヨシエビやイイダコ、シタビラメ、食用ガニであるガザミなどの魚介類の水揚げが多い他、ノリの養殖も盛んに行われている。
工業・産業
・岡山市の製造品出荷額は岡山県全体の約10%を占める。主な工業地域としては、岡山市北区の南東部から南区の北東部にかけての「岡南地区」や旭川東岸の「新岡南地区」、「九蟠地区」、内陸部の「久米地区」、「東岡山地区」などがある。
・臨海部の児島湾は、旭川・吉井川の二大河川からの土砂の堆積によって水深が浅いため、大規模船舶の航行や停泊には適していない。このように、重化学工業には向いていない港湾であることから、岡山市内の工業地域は比較的、軽工業に比重が置かれており、機械・化学・食品・印刷・鉄工・鋳物などが主な業種として生産されている。
・新しい産業を推進していくため、「平成の大合併」によって新しく岡山市に編入された地域に新たな工業団地を造成し、研究施設や物流の拠点を誘致している。北区の芳賀・富吉地区にある工業団地「岡山リサーチパーク」はその代表的な例で、微生物の研究開発、水処理プラントや水処理機械の設計・技術指導、コンピューターのアプリケーションソフトウェアの設計・開発などを行なっており、岡山市の新たな産業の振興が進められている。
商業・サービス業
・岡山市の商店街の起源は、岡山藩の政治・経済・文化の中心地として栄えた城下町に形成された商人街である。明治時代に鉄道が開通すると、市街地から離れたところに作られた岡山駅の周辺にも商圏が広がっていった。
・小間物商から呉服商を経て、百貨店として店舗を構えたのが「天満屋」である。戦後に開かれた闇市は新たな商店街として発展し、「表町商店街」と総称される商店街へと成長していった。
・1972年(昭和47年)の新幹線開通をきっかけに、岡山駅前には県外百貨店の「髙島屋」が進出し、西日本有数の規模を誇る地下街の「岡山一番街」がオープン、「ダイエー」や「ニチイ」も立てつづけてオープンするなど出店が相次ぎ、表町と駅前の2つの商業核ができた。
・1949年(昭和24年)、天満屋は日本初のデパートバスターミナルとなる天満屋バスステーションを整備し、岡山駅と並ぶ岡山市の交通拠点となった。
・平成に入り、岡山有数の高層ビルである「クレド岡山」、岡山駅南の林原本社工場跡地には「イオンモール岡山」がオープンした。イオンモール岡山は、アパレルや雑貨、飲食、サービスなど数多くの専門店で構成されており、中国・四国最大規模のショッピングモールである。
総合計画・基本構想等

自治体において「総合計画」や「基本構想」など呼ばれているものは、自治体の指針となるものです。
まずは簡単にでもいいので全体に目を通し、その自治体が目指している方向性などの全容を掴むことがポイントです。
その後は、あなたの興味・関心に合わせて個別の計画や取組についても調べてみてください。
面接カード

岡山市役所の面接カードの内容を掲載してているので、これを参考に実際に面接カードを作ってみましょう。
※過去のものとなりますので、あらかじめご了承ください。
・岡山市で取り組みたい業務、関心のある施策
・これまで力を入れて取り組んだこと。これを職員としてどう活かすか。(具体的に)
・長所、短所
・自己PR(長所を含む)
・趣味、娯楽、特技、リフレッシュ方法
・中学、高校、大学、地域においての活動内容
・集団の中で自分はどういう役割になることが多いか
・岡山市の職員に求められていると思うこと
・就職活動の状況
面接質問リスト
岡山市役所の面接において、過去の受験生が実際に質問された内容をリストとして提供しています(下記のリンクからご確認いただけます)。
岡山市役所で定番の質問をはじめ、一部の受験生しか聞かれていないものの、「いざ聞かれると答えに窮する」「準備しておかなければ答えられない」ような難易度の高い質問も収録しました。
質問されることをあらかじめ把握しておけば、面接試験は決して怖いものではありません。
このリストへの回答を事前に準備することで、岡山市役所の面接試験を突破することができるでしょう。